名医は虫歯を削らない 虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法

著者 :
  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801908871

作品紹介・あらすじ

今までの歯科常識を打ち破る1冊!!痛くない!治療時間は10分!歯の寿命まで伸ばす!TV「世界のスーパードクター」他多数のメディアで話題沸騰!カリスマ歯科医の革新的治療法が初書籍化!!

感想・レビュー・書評

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  • うーん、よかった!

    ①象牙質の液体輸送システム
    体を流れている物質はやがて歯の神経を削り、歯の表面に出てくる。

    歯が虫歯になる理由は外に食べ物のカスが付いていたから、だけではない。内側から虫歯になる場合もあるのだ。だから表面に穴が開いていないときがあるのかー。

    ②スタイマン博士は、この体内の液体が歯を抜けて口の中に流れ出る「象牙質液体移送システム」が逆流したり、停滞する原因として、次の5つを挙げています。
    (1)砂糖
    (2)ストレス
    (3)運動不足
    (4)微細栄養素不足
    (5)薬物

    シュガーカットをする、ミネラル・マグネシウムをとることで、虫歯はかなり抑えられる。特に砂糖!!を辞めたら9割の虫歯は治る。衝撃的内容だ。砂糖がどれだけ歯にとって有害かが分かる。

    ③実は食事をして歯について賛成の食べ物は、歯の表面になるエナメル質をやわらかくする性質があります。しかし唾液には口の中を中和し、エナメル質を再び修復する再石灰化の作用があるため、30分もたてば元の状態に戻ります。
    ところがすぐに歯を磨いてしまうと、まだやわらかい、エナメル質が削り取られるばかりか、再石灰化も途中で妨げられることになります。その結果、エナメル質に穴が開いてしまうのです。そのため私は、食後すぐではなく、30分以上たってからの歯磨きをおすすめしています。

    今まで、なんですぐ歯磨きしちゃいけないのかなと思っていたけど、こういう理由があったわけか。意味を知るって大事。今度からはすぐ歯磨きしないように、ルーティンの順番を変えてみよう。

    ④自然治癒力を促すドックベスト療法
    成分には、殺菌作用のある銅2%、鉄1%そして複数のミネラルが含まれており、虫歯の穴に詰めることで、虫歯菌を死滅させ、歯の再石灰化を促してくれるのです。治療時間はわずか10分、フタで密閉して新たな菌の侵入を防げれば、徐々に痛みも消え、気づかないうちに虫歯も治っているという、まさに夢のような虫歯治療法です。

    結局、本当によいものが広まらないのは、保険がきかない、点数が付かない、製薬会社がもうからない、とみんながつながっているから。

    ⑤友人から酸性体質とアルカリ性体質に関するドイツの論文を紹介されました。そこには、酸性物質の方は歯が着色傾向にあると書かれています。
    (中略)
    着色のある患者さんは酸性体質の方が多く、しかも虫歯ができやすい傾向にあったのです。
    (中略)
    以上のことを考えると、酸性体質の人は少しでもアルカリ体質になるよう食生活を見直すことで、虫歯をはじめ、さまざまな病気になるリスクを減らせる可能性があります。

    やっぱり。自分は酸性体質だと思う。着色傾向あり。
    2人の子どもも、同じように歯磨きして、同じようなもの食べているけど、上の子は虫歯になりにくく(着色傾向もない)下の子は虫歯になりやすい(着色傾向もある)。違うなあと思っていた。
    食事でも体質をある程度は変えていくことができそうなのは、救いではあるが。

    ⑥アルカリ性食品
    野菜(ほうれん草、ゴボウ、サツマイモ、ニンジン、里芋等)
    くだもの(メロン、レモン等)
    海藻(ひじき、わかめ、昆布等)
    キノコ、干しシイタケ、大豆など。

    食べてるんだけどなあ。まだまだ足りないんだろうな。

    ⑦骨の強化に欠かせないマグネシウム
    細胞内にたまったカルシウムを押し出すには、ある栄養素が必要となります。それはマグネシウムです。カルシウムは自分の力で細胞の外に出ることはできませんが、マグネシウムにはその力があるため自分が細胞から出るときにカルシウムを一緒に押し出すポンプの働きをしてくれます。するとカルシウムは体内を巡ることができるようになるため、カルシウム不足の状態を回避することができるのです。

    カルシウムとるだけではだめ。マグネシウムが必要。
    給食で牛乳飲んでる場合じゃない ( ´艸`)
    海藻類、ヒジキ、メカブ、のりなど。
    岩塩などもマグネシウム多い。

    食生活を見直すきっかけになった。

  • 元々体が弱くて、歯もほとんど治療すみな私には、もうどうする事もできない内容でしたが、子供の歯を守るためには大変参考になる本でした。
    やっぱりここでも砂糖は悪者…知ってはいるけど、子供や家族のために、これからどうやって対策していくかが、我が家の課題です。

  • 歯科医による虫歯の話かと思って読み始めてみたら、現代医療の課題についても深掘りされていて、総合病院に勤務していた元医療事務として、非常に共感できる内容でした!

    ドックベスト療法が素晴らしすぎます。
    日本で広まりますように。
    巻末にドックベスト療法を行っている歯医者の全国の一覧があり、もし今後歯科医にかかるときがあれば、そちらに行きます。

  • 1
    歯の自然治癒力で虫歯は治る
    2 虫歯を削るな
    歯を削ること、歯の神経を抜くこと、歯を抜くことの恐ろしさ
    削れば削るほど脆くなる
    3 虫歯の原因
    歯の表面からだけでなく、内側から進行することがある
    体を流れている物質が歯の表面に現れる=象牙質の液体移送システム
    そして、この流れが逆流することがある!!
    象牙質の液体移送システムの逆流or停滞の原因は
    砂糖、ストレス、運動不足、微小栄養素(ビタミン、ミネラル)不足、薬物
    キースの輪(糖、細菌、歯)は正しくない?
    唾液大事
    食後すぐの歯磨きダメ、30分以上経ってから
    4 予防
    一般の予防歯科 フッ素塗ったり
    これ 体質から変えていこう
    砂糖やばい、健康美容面で
    虫歯→シュガーカット、歯周病→糖質制限
    虫歯でない歯を削られている人は10人に9人
    5 虫歯治療法
    ドックベスト
    ドックベストセメント
    無菌化で虫歯の進行止める、ミネラル成分がスムーズな再石灰化
    人間の自然治癒力を利用した治療法
    痛みを止める治療法について→神経を抜かずに、L.L.レーザー治療法
    6 虫歯、歯周病は体のSOS
    アメリカのことわざ、Priority to dentistry 大病の前に必ず歯の病気が起きる
    口と体は象牙質の輸送システムでつながっている
    歯科と医科は別ではない
    虫歯が多い人は血管が老化している
    歯周病が急激に悪化したらガン
    虫歯、歯周病、ガンの原因は同じ
    ガン患者→糖質、低体温、交感神経優位、呼吸浅い、、酸性体質
    アルカリ性食品→野菜、くだもの、海藻、キノコ、大豆
    酸性食品→肉、魚、卵、砂糖、穀類(米)
    虫歯は糖尿病の前触れ
    カルシウム適量 10〜10.7mg/dl、多すぎは歯周病、少なすぎは虫歯
    マグネシウム取れ
    7
    歯の残存数と医療費の少なさは比例

  • ドックベスト療法という虫歯を削らなくてもいい治療、やってる歯医者に行ってみようと思った。砂糖を断つのは結構大変。
    治療は治療費の報酬制度に影響を受けてるから削る治療が減らないのか。
    ほとんど読み飛ばしてしまったけど。

  • 信用できそうではあるが、様子見かな。

    虫歯が本当に自然治癒できるなら、今人生初の虫歯2本と虫歯疑い1本が今後も痛むことなく、死ぬまで生えててくれてるといいんだけど。来週の歯医者の予約キャンセルしよう。

    とりあえず、シュガーカットやってみようかな。食事ってやっぱり基本。マグネシウムをとって、アルカリ性にして、病気の時、というよりも食べたくない時は食べない、食事はゆっくり、歯磨きはすぐしない…。勉強しよ。

    それにしても保険料とか製薬会社とか、闇深い。結局は利権。それに左右される患者。本当の意味での医師、歯医者は少ないのかもしれない。気をつけよう。

  • 象牙質の液体移送システム。歯の中から外への動きがあり、中から歯が痛むことがある。
    体内注射をしたものが、歯の表面にしみでてくるとのこと。

    逆に歯が病相となり、全身疾患を、うむこともある。

    歯周病の悪化は別の病気の、進行もありうる。
    口は免疫力の指標でもある。

    砂糖、炭水化物を、たつ、へらすこと。緊急時はたつこと。

    ドックベスト療法

  • 歯科のクリーニングで、歯が削られたことがあまりにショックで、それを機に読みました。
    日本の医療は、医業であることが分かり、とても悲しい気持ちになりました。
    小峰一雄先生のような志を持つ人には、本当に心打たれます。
    一度小峰先生に見ていただきたいです。

  • 斜め読みですが、歯について気を使ういい機会にはなった。

  • 衝撃的な内容ばかりで目から鱗。

    一番驚いたのは「虫歯は自然治癒する」という事実
    そしてドックベスト療法はかなり有望だということ

    海外では20歳以下の子供の歯は削ってはいけないことになっている

    1回の保険点数の平均があがると厚労省から目をつけられるから通院回数を増やして歯医者は通わせてる

    虫歯を削った後削った部分がむき出しになった状態でうがいさせてはいけない。口に中は細菌がいっぱい

    歯科ユニットの水って実は結構汚い

    神経を抜くと歯が枯れる

    歯についた食べかすだけで虫歯になるわけじゃない

    食後30分は歯磨きしちゃだめ。食事の際についた酸性の食べ物がエナメル質を柔らかくしている。唾液で中和されるまで待つべき

    砂糖をやめれば虫歯の9割は予防できる

    象牙質の液体輸送システム。身体から歯へ。歯から身体への逆流が起きると病気になる。

    SKY-10


    ここでも医療利権・保険制度・歯科医師会・歯科医師たちの闇がある。

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著者プロフィール

1952年生まれ。歯学博士。城西歯科大学(現明海大学歯学部)卒。小峰歯科医院理事長(埼玉県比企郡)。
43年前に開業して間もなく、歯を削るとかえって歯がダメになる事実に直面し、以来「歯を削らない、抜歯しない」歯科医師に転向。独自の予防歯科プログラムを考案するとともに、食事療法、最先端医療を取り入れた治療を実践している。歯を削らずに虫歯を治療する「ドックベストセメント療法」の日本における第一人者としてメディアでの露出も多数。
現在は、ドックベストセメント療法を広めるセミナーを各地で開催するほか、東南アジアにてボランティア活動を展開。2015年、ラオス・ヘルスサイエンス大学客員教授に就任。日本全身歯科研究会会長、Kデンチャー研究会主催。
著書に『名医は虫歯を削らない 虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法(竹書房刊)』『自然治癒力が上がる食事 名医が明かす虫歯からがんまで消えていく仕組(ユサブル刊)』などがある。

「2022年 『免疫力が上がるアルカリ性体質になる食べ方 すべての病気の原因は酸性体質にあった!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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