現代ロシア演劇 (水声文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801006430

作品紹介・あらすじ

ポスト・ソビエトの演劇史
〈われわれの大多数にとって、近い将来は困難な試練と失望の時代、そしておそらくは幻想の終わりの時代になるだろう〉……
ソ連邦崩壊による束の間の自由を謳歌した後、市場経済への移行、そしてプーチン政権の下で再び強まる文化統制に直面したロシアの演劇人たちは、いかに演劇を続け、いかなる表現を追求したのか。
古典演劇、大衆向け演劇から前衛演劇に及ぶ気鋭の主要劇作家たちと、ロシア社会30年間の時代背景を解き明かす、唯一の現代ロシア演劇の解説書。

感想・レビュー・書評

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  • ペレストロイカの時代から2020年以降のコロナ禍、ほんの半年前のウクライナ侵攻に関するロシア演劇界の動向まで、詳細にロシアの演劇について述べられていて、短い時間によくも…と感心するばかり(←偉そうな書き方になって申し訳ない。)必携のロシア演劇紹介本ではないか。
    映画との関連やユーゴザーパドについての記述があまりないようなのが残念ではあるけれど。

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著者プロフィール

1948年、東京都に生まれる。ロシア演劇研究家、翻訳家。主な著書に、『街頭のスペクタクル――現代ロシア゠ソビエト演劇史』(未来社、1994年)、『スラヴャンスキイ・バザアル――ロシアの文学・演劇・歴史』(水声社、2021年)などが、主な訳書に、『ロシア・アヴァンギャルド Ⅰ・Ⅱ』(共編訳、国書刊行会、1988年、1989年)、『メイエルホリド・ベストセレクション』(共訳、作品社、2001年)、スタニスラフスキー『俳優の仕事』全三部(共訳、未来社、2008-2009年)などがある。

「2022年 『現代ロシア演劇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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