ママ、死にたいなら死んでもいいよ (娘のひと言から私の新しい人生が始まった)

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  • 致知出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800911377

感想・レビュー・書評

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  •  言わずと知れた、岸田奈美さんのお母さんの著書。今まで奈美さんの本から色んなことを知っているつもりになっていたが、お母さん側からの話は初めて。プロフィールを読めば、ダウン症の息子、旦那さんは心筋梗塞で亡くなる、自身は大動脈解離で急死に一生を得たものの、胸から下が麻痺。一生歩くことはできなくて、車椅子生活。
     重い。
     しかし、奈美さんのパワフルさや、良太くんの明るさに助けられ、徐々に気持ちを切り替えていく過程が丁寧に書かれている。
     物事の見え方も、捉え方も、自分次第。何かのせいにしても、解決はしない。それをコツコツと一つ一つクリアしてきたのだろう。
     強さ、をもって生まれてくるわけじゃなくて、みんな自分の力で強くなるんだ。

  • 筆者は、ダウン症の長男出産、夫の急逝、自身も病気で下半身麻痺と、人生の大きな転機を迎える。

    「起きてしまった事実は変えられないけど、その事実をどう受け止めて、前を向くかが大事」と筆者は説く。

    本当にその通りだとおもう。
    ただ、自分の中の意識を変えるにはもう少し時間がかかりそう。

  • 考えられないような絶望に遭っても、その絶望を始まりと感じで行動する姿は本当に力を貰った。

  • 娘さんの本かと思ってたら母親の本だった笑

    言ってることは至極真っ当なんだけど、私の人生と結びつかなくて後半は少し置いて行かれた
    これを書くことで皆に想いを届けたいと同時に自分に言い聞かせ、納得させたい節があるんじゃないかと思ってしまった。「なんで自分ばっかり」って病む日もたくさんあると思う、そっちを知りたかった

  • 岸田奈美さんのお母さんの本。
    生きる力、勇気をいただける一冊です。思考を変えれば、結果は変わります。それが簡単にできないのが、普通です。岸田さんは凄い。
    本物、事実の重みがあります、ものすごく感動します。
    優しい社会へ、少しずつでも、変わっていかないといけないと思います。

  • 不幸をあえて転機と呼ぶ。
    悲しみを救うための方法は、自分で自分を許すこと。

    岸田奈美さんの本を読んで、お父さんや良太くんのこと、お母さんの病気のことは既に知っていたのですが、お母さん側からの文章を読んで、また泣いたり勇気づけられたりしました。

  • 娘さんの本を読んでいたので、こちらも読ませていただいた
    同じ場面を書いてある部分もある。
    娘さんの文体とは違うけれど、とても優しい雰囲気のする文章。
    頑張ろうと思える

  • 岸田ひろ実さんの凄絶な半生。娘さんの岸田奈美さんの著作本を読んでから、こちらの本を読んだ。

    最愛の夫の死や、息子のダウン症、自身の死の危機と障害、いくつもの困難と試練を乗り越えて『今が美しく思う自分』になれていると、試練を与えてくれてありがとう神様とまで言えている。

    家族や友人の存在、支えがあったしても、よくぞ耐えられたものだと思う。

    母に負けず劣らず、奈美さんもやはり素晴らしい。良太くんも素敵だ。この家族のストーリーを知れて良かったと心から感謝したい。

  • 自分がリハビリ職のためか、すごく勇気をもらったし、自分の仕事について考えさせられた。
    あの相談予約のボードを作った方、(Nsさん、またはリハビリスタッフ?)はすごく意義のある仕事をしたなぁと感じる。人生、生活において役割ってほんと大事。

    岸田さんご本人もどん底から良く、生き生きと生活、お仕事するまでになって、謎の感謝をした。
    元気になってくれて、本を書いて下さってありがとうございます。

  • 本当は岸田奈美さんの「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の前に読みたかった。

    しかし順番はともかく、読むなら両方併せて読みたい。そう思った。

    完全に呼応しているわけではないけど、奈美さんの「家族だから〜」が、ひろ実さんの本著のアンサーブックになっているように感じるから。

    ハンデを負っても明るい人の多くは、それまでの苦悩がある。
    特に中途障害の場合は苦悩もますだろう。

    本著ではひろ実さんの苦悩や逡巡、迷いや苦しみがしっかり描かれている。だからこその今!

    尊い(急に語彙力低下)。

    できることなら一度お会いして話したい。
    もちろん、良太さんもご一緒に。

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