世界一やさしい 株の教科書 1年生

  • ソーテック社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800720160

作品紹介・あらすじ

銘柄選びから売買タイミング、銘柄管理まで、わかる!見つかる!

感想・レビュー・書評

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  • いい本は読むたびに学びがあるというが、ともすればこの本は間違いなくいい本である

    0時限目
    株に対するメンタリティをここでは述べている。
    株って難しそうだからやらなくていい
    に対して、難しそうだからこそやってみる。
    ってメンタルを教えてくれる。
    言語学ぶ時に、恥ずかしいからまずは家で完璧に勉強してから外に出て外人と喋ってみよう。って人ほど上達が遅いのと一緒で株式もまずは参入して実感するところから始めようって。
    あとは証券会社の選び方についても述べてる。ネオSBIかSBIか楽天証券ってことでまあどこで調べてもそう言うよねって感じだった。
    驚いたのは松井証券。なんと100万円以下の現物取引は手数料が無料だという。えまじ?

    1時限目[すべての投資の考え方]
    ファンダメンタル分析やテクニカル分析の基本的な部分についてここでは述べてる。
    また、世界の大富豪バフェットさんと同じ賭け方をしても自分たちが儲かれないことを例に、(自分にあった投資方法)を探すことを提案している。
    ※ちなみにバフェットさんは一回株買ったら20年は手放さない。

    損切り上手は一流投資家。ってこともここでは述べてる。自分の感情とは別のところで判断できないといけないって。逆指値注文があるからそれやれば感情とは全く関係なく取引することになるけどね。

    利益と損失はセットで勉強すること。
    これを強く推してる。
    ちなみに長期間での株運用はデメリットよりメリットの方が多い気がするが、、、
    勉強不足か。

    2時限目[タイミングを見極めるためのテクニカル分析入門編]
    1番実践する上でためになる章だった。
    なるほど移動平均線を箱髭が下から上に突き抜けたタイミングで買うのか。
    要は移動平均線に対して現状が下トレンドか上トレンドかを確実かつ早く把握するための手段なんだなこれが。
    これに逆指値注文をミックスすれば、、
    上昇トレンドの株を選択し
    損失は速攻で損切り、利益に少し幅を持たせて逆指値注文
    これがまず初心者が通るべき解の一つなんだなとこの章を読んで思った

    3時限目[すぐ買うすぐ売るを実践する]
    実際に逆指値注文をする場合のやり方をここでは記述している。
    初心者なんで知らなかったんだけど、買い注文と売り注文の逆指値って同時にできるもんだと思ってたわ笑
    違うんだな。逆指値の買い注文出したら速攻逆指値の売り注文出してやんないと知らんうちに大暴落なんてことになりかねないから注意。
    ※ちなみに株式市場が動いてない夜にやるのがゆっくり落ち着いて注文できるからおすすめらしい。

    あとは利益が出た時も損が出た時も、しっかり原因を自分なりに分析しメモを残すこと。
    これが大事って書いてあった。
    これは意識しなくてもやりそうだからいいけど、やっぱり勝因と敗因を分析することって大事よな。

    4時限目[買いを極めればチャンスは最大化する]
    ここでは買いのタイミングについて詳しい説明がされている。
    トレンド転換線というやつを引く方法だった。
    あるチャートの波を見た時にどこが買うタイミングかを見極める線のこと。
    ↓文字だと説明しにくいから絵だとこんな感じ。
    要は高値の実体から傾きマイナス方向にθを大きくした時、実体がぶつかったらそのまま直前を伸ばして移動平均線と交わったらそこで買うってこと。

    なるほど確かにチャート適当に開いて(ファナック)このトレンド転換線引いて見たらだいたいの場合で買いのタイミングから株価が上がってるわ。

    5時限目[売りを極めればチャンスが最大化する]
    MACDとボリンジャーについての解説だった。
    売りのタイミングを見極めるためのテクニカル指標だが、、これがちょっと難しい。
    ボリンジャーについてはある程度わかったがMACDあたりの説明がイマイチわからん。最近の株価にウェイトを置いた移動平均線ってとこまでは分かったんだけど、、、もっかい読むかここ。

    6時限目[良い銘柄を絞り込むテクニックファンダメンタル分析]
    ここではファンダメンタル分析について述べてる。
    PER、PBRの原理ではなく[見方]を教えてくれる親切な文章。
    PERは投資した額を何年で回収できるか。
    PBRは企業が倒産した時いくら帰ってくるか。
    どいらも倍率は低い方がいい。
    最後に日本航空とANAの比較をファンダメンタルで行っていてわかりやすかった。

    7時限目[銘柄はどこで仕入れてどう管理するか]
    ここでは株取引を行う時、どうやって企業を絞って行くかが綴られた。
    ・出来高(10万以上なら可)
    ・75日移動平均線マイナス(75日移動平均線にマイナスから近づいている株をピックアップする機能)
    ・Yahoo!ファイナンスのポートフォリオ機能を使う(高値1回目、2回目、3回目、、みたいな感じ)
    ここら辺を強く言ってた。
    実戦で使える機能、特に75日移動平均線マイナスは使えそうなので良い勉強になったあとはニュースでストップ高を取る企業は気をつけるって話もあった。
    要は急に暴落するから。手出すにしても10%で利益確定とか決めといた方がいいかもね。

    総評
    初見は文字が多くて読むスピードが落ちがちでつまらんなぁって思ってたけど、後半になるほど実戦で使って見たい機能やノウハウの地盤が説明されていて結局のところ1番ためになった本だった。
    書物だけ。机上の空論で終わってしまっては本に投資した意味がないので、早速明日から株取引をはじめてみようと思う。
    1週目では理解できなかった部分もあるのぇ、またつまずいた時読み返したい本である。

    いい本は読むたびに学びがあるというが、ともすればこの本は間違いなくいい本である

  • これは面白い。
    ここまで体系立てて、株の売買を説明してくれる本はないだろう。
    何度も読み返して、自分のものにしたい。

  • 知識を蓄えたら後は実践あるのみ。文章が多くて分かりにくいと思いきや、実際のチャートや証券会社のページを掲載しながら説明してくれるので非常に分かりやすい。

  • 短期運用の本で、自分のスタイルとはちょっと違った。ということすら知らなかったのでいい勉強にはなった。

  • 75日線ベースの利益の出し方。 初めて読む本に〇
    株価が75日線を下から上に抜けるのが一番のポイント
    利益をとることと損切りすることは同じ

  • これから株式投資を始めたい人、すでに株式投資をやってるけど、自己流で何となくやってて判断の基準が無い人などにおすすめ。
    分かりやすくて読みやすいです。株式投資に関して体系的に学べます。

    【抜粋】
    短期中期投資
    テクニカル分析→ファンダメンタル分析
    長期投資
    ファンダメンタル分析→テクニカル分析

    投資におけるリスクとは不確実性が高いこと
    投資は逆指値を使う
    ローソク足の実体で勢いの強さがわかる
    ヒゲの長さと位置で投資家の気持ちがわかる

    75日移動平均線が上向いているものを選ぶ
    買いのタイミングは、75日移動平均線の下にあった株価が上に抜けるポイントで買い注文

    75日移動平均線より1円高い金額で逆指値注文
    75日移動平均線を上から下に抜けるポイントで売り注文
    75日移動平均線よりも1円やすい金額で売り注文

    利益になった要因を分析、ロスカットになった原因を分析をし改善案を考える

    グランビルの法則 株価は3段上げ、3段下げ

    75日移動平均線を下から上を抜けない場合は、トレンド変換線を引く

    MACDは、移動平均線より早くトレンドが変わるサイン
    MACDとシグナルがデッドクロスしたら利益確定

    ヤフーファイナンスのランキングから買うべき銘柄を仕入れる
    東証一部
    出来高が最低でも10万以上
    極端な値段でない
    低乖離率 75日 マイナスを見る

    ファンダメンタル分析
    PER, PBR, 増益率、配当利回りの4項目を見る

    ポートフォリオを作成する

    投資記録シートをつける

  • *なぜ8割の個人投資家は損をしてしまうのでしょうか?
    みなさんを「シンプル、分かりやすく、楽しく」の3つのキーワードで導きます。5秒で選び、5分で取引、5銘柄だけ保有。楽しみながら資産を増やす投資の入門書が日本の投資ライフを変えます! *

    まさに目からウロコなプロの技やプロの思考がぎっしり詰まっています。「高くなったら買い、安くなったら売る」「逆指値を使いこなす」など、知識としては少々ありましたが、ここまで詳しく、納得できる解説の本に出会ったのは初めて。私のように、歴だけは長いものの、いつもなんとなく売り買いしてるような人にはかなりお勧め!久しぶりにきちんと勉強&分析してみようと言う気がむくむく湧きます。

  • とても分かりやすい。ストーリーがしっかりしてて株の売買に悩まず出来そう。

  • 蝶入門

  • 株についての本を初めて読んだが、分かりやすくスラスラ読了できた。5時限目は難しく、よく分からなかったため再読する予定。

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著者プロフィール

経営学修士(MBA)。TBL投資アカデミー代表。1971年韓国生まれ。韓国の軍隊服務時に独学で習得した日本語で、1997年留学生として来日。3年で大学の単位をすべて取得し、飛び級で卒業。経営学修士(MBA)課程後、PwC、KPMGなど会計法人のコンサルティング部門で経営コンサルタントとして活躍。投資の世界に目覚めてから3年で海外移住まで実現。TBLアドバイザリーを設立、東京を中心に投資学校を運営。現在はマレーシア、ベトナムなどにもアカデミーを開設、全世界の投資家を指導している

「2023年 『世界一やさしい 空売りの練習帖 1年生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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