なぜ、地形と地理がわかると幕末史がこんなに面白くなるのか (歴史新書)

  • 洋泉社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800313362

感想・レビュー・書評

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  • 偶然だけど、大川周明氏の『日本二千六百年史』と続けて読んだので、より一層楽しく読めました。
    幕末のいろいろな事件を地図を使って紹介してあり、とてもよく理解できます。

    監修の学芸大学教授大石学さんは時代考証学会の会長で、数々の幕末を扱った大河ドラマの時代考証を担当。
    でもこの本を書いたのは稲泉知、伊藤春奈、三代俊一、板谷茉莉、と巻末に小さく記載されています…。
    大川周明氏の本に「夜暗闇を飛んでいるのは光る蛍だけではない、無数の人たちが歴史の中で名をのこすことなく消えている」みたいな言葉が美しく描かれていたのを思い出しました。

    ところでこの本で「へぇー」と思ったのは、「なぜ、幕府は大坂の開港に反対したのか」「なぜ、長州は薩摩と手を結んだのか」ですね。
    そして、どうしてもこういう本を読むと「江戸幕府はダメ」みたいな印象を持ってしまいがちなので、榎本秋さんの『世界を見た幕臣たち』も合わせて読んでほしいです。

    ※p59の表の左上の、矢印と航路は間違っているのでは?

  • 歴史はただ暗記するだけでなく、その背景を知るとさらに奥深くなるもの。
    特に地形や地理などを踏まえて歴史を見ると、また違う方向から歴史を見ることができる。非常に興味深い1冊でした。

    <目次>
    第1章 激動の幕末動乱
    第2章 揺れる明治新政府
    第3章 大名・志士をめぐる謎

  • 歴史の知識ほぼゼロだったけど、最近大河ドラマの新選組!を見て、幕末に少し興味が湧いたので図書館で借りてきた。他の本も読んでもっと勉強したい。

  • 既成事実を一冊にまとめたって感じ。確かに新たに知ったこともあったが、大体はあーそれね、というように復習がてら読んだ。図はシンプルで要点が絞られていて分かりやすかった。

  • 地形、地理はあんまり書かれてなかった。教科書みたいにつまみ食いするような感じで、深く掘り下げていないのであんまりおもしろくなかった。全然知識がないわたしにとっては最低限の常識を知るためにちょうどよかったかな。

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