江戸の瓦版~庶民を熱狂させたメディアの正体 (歴史新書y)

著者 :
  • 洋泉社
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本棚登録 : 52
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800312747

作品紹介・あらすじ

心中、敵討、火事、地震-実物の瓦版を材料に、庶民の好奇心に応えた"非合法出版物"の魅力に迫る!

感想・レビュー・書評

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  • 瓦版の歴史とか人気の内容とかいろいろ載ってて面白かった。この一冊で瓦版のことかなり知れた気がする。

  • おもしろかった。心中や敵討などスキャンダラスな瓦版が人気があったことや幕府が心中を禁止した理由もわかった。鯰絵や阿女里香通人を見ると江戸っ子の強さと愛らしさを感じるし、当時から下ネタやダジャレがあったこともおもしろい。お餅や饅頭のランキングが存在したこともおもしろいなあ。

  • 「かわら版で読み解く江戸の大事件」の次に読んだ本。
    適切な画像や図版の入れ方、読みやすい文章で、
    より詳しく、かわら版について掘り下げた内容です。
    時代を経て、かわら版製作者がジャーナリストへ変容していく様子。
    抑圧された庶民とかわら版の関係。
    何故、心中は幕府の弾圧の対象になったか。
    知れば知るほど面白い、かわら版ワールド♪

  • 東2法経図・開架 070.21A/Mo66e//K

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著者プロフィール

一九七四年生まれ。京都大学経済学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。現在、大阪学院大学経済学部教授。専門は江戸時代の社会思想史。著書に、『石門心学と近代』(八千代出版)、『石田梅岩』(かもがわ出版)、『かわら版で読み解く江戸の大事件』『外国人が見た幕末・明治の日本』(以上、彩図社)、『なぜ名経営者は石田梅岩に学ぶのか?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『明治維新という幻想』『江戸の瓦版』『西郷隆盛の幻影』(以上、洋泉社・歴史新書y)、『江戸暮らしの内側』(中公新書ラクレ)、『奇妙な瓦版の世界』(青幻舎)、『明治維新 偽りの革命』(河出文庫)、『山本七平と「仕事の思想」』(PHP研究所)など、編訳書に『増補新版 現代語訳 墨夷応接録・英国策論』(作品社)などがある。

「2023年 『異国人たちの江戸時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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