- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800301703
作品紹介・あらすじ
残酷と暴力、恐怖と暗黒、悪と未来…映画という科学的メディアに描かれた野蛮な人類の愚行!
感想・レビュー・書評
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デザイナー、アートディレクター、映画評論、サタニストである高橋ヨシキ氏が、主に『映画秘宝』に執筆した評論をまとめたもの。2001年~2013年の頃のものを収録。
グロい系の方なので読むか迷ったのだが、超名作『冷たい熱帯魚』の脚本を園子温監督と共同で手掛けた事を知り読んでみた。
映画(やっぱりホラーやスプラッターが多い)への芳醇な知識と愛情に溢れた文章で、とても楽しく読めた。
続編に期待したいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
"映画にまつわる、サイドストーリー集。エクソシストは読みごたえがある。
暗黒映画の博覧会。" -
「ベンジー・マデン(こずえ鈴と同棲中)」
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言い切るところが気持ちいい
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高橋ヨシキ氏が『映画秘宝』などに書いてきた「映画にまつわる文章」から選ったもの。
ポリティカル・コレクトネスから外れたもの、そこにこそ人間の真の面白さが存在しているのだ。教科書的な人生なんて何も面白くない! -
主戦場「映画秘宝」掲載の映画評が一冊にまとまった、高橋ヨシキ氏初の単独評論集。これだけキャリアのある人なのに初単行本とは意外。濃厚大ボリュームで面白かった。「エクソシスト」とそれにまつわる悪魔憑き事件の記事やコロンバイン事件の記事は調べ尽くして書いてあり、とても読み応えあり。そして「バットマン・リターンズ」のキャットウーマン考察の記事「キャットウーマンという<暗黒>」で涙。また観たくなった。
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載っている映画が全部見たくなる。もし1度その映画を見ていても、また再見したくなる程。「人類愚行の映画史」に笑い、「コロンバイン事件」について考え、「エクソシスト」に怯え、そして「キャットウーマン」で泣いた。
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主に凄惨な映画を鋭い分析でタブー無しに評論している。政治的正しさ(political correctness)が求められる世の中で、凄惨な映画をこれだけ評価するのはものすごく勇気のいることである。映画ではないが、特にコロンバイン高校の銃乱射事件への考察はすごい。(私も何となく感じていた)犯人に対する共感なんてそうそう言えないですよ。筆者が執着しているヤコペッティ関連作品はあまり知らないので何とも言えないが、アポカリプト、パッション、ランボー4等々へは同じような感覚を持っていたこともあり、個人的に感じていることを代弁してもらえたような感覚で、すごく気持ちがよかった。
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単に映画一つ一つに論評を加えた本ではない。映画を通して文化や人間と向き合う本。
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