田中角栄 100の言葉 ~日本人に贈る人生と仕事の心得

制作 : 別冊宝島編集部 
  • 宝島社
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感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800237323

感想・レビュー・書評

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  • ここまでに保守の考えの人だとは、正直思っていなかった。自分なりの政治家としてのあり方、生き方を構築し、それを体現しきった、信念の強さが、官僚や国民を魅了したのだろう。結局、人生観に正解はないのであって、寧ろ自分の信じた生き方を、いかに自信を持ってブレずに貫き通せるかが他者の評価を決める大きな要因だと、改めて感じさせる一冊。

  • 学も無く人脈も無かった新潟の男が、一国の総理まで登り詰めた。何故こんなにも人を惹きつける事が出来たのか。何故お金が集まって来たのか。一人の男の哲学がこの本には書かれている。絶版なので、一度は目を通す事をお勧めする。

  • 昭和の男という熱さと周りへの感謝、気遣いの言葉が記載されている。

    しかし、今の令和の時代にはなかなかそぐわない点がありあまり私には響来ませんでした。

  • 政策に賛否両論の声はあれど,刻苦勉励が美徳とされていた高度経済成長期の日本に田中角栄は必要不可欠な人物だったんだろうな

    学歴社会の中で,高等小学校卒(現在でいう中卒)という学歴をものともせず,圧倒的な努力と持ち前の人心掌握術で内閣総理大臣まで上り詰めた男の言葉には,リーダーたるものが持つべき姿勢が詰め込まれてる.

  • 今更ですが、潔いそして人間味のある方だと思いました。
    今時こんなに熱い政治家がいるのでしょうか?
    田中角栄さんをもっと知りたくなる一冊でした。

  • なんか、この人嫌いなんだけど、読んでると洗脳されてしまった。それだけ言霊がすごい人なんだろう。否が応でも思想に沁み込みそうな言葉の力強さと逞しい人格を感じる。

  • 日本には角栄が足りない。

    ってな事で、別冊宝島編集部の『田中角栄 100の言葉 日本人に贈る人生と仕事の心得』

    カクエイズム…

    カースー…違ったガースーこと菅さんに足りないもの。

    心のこもらないスピーチは、そりゃ読み飛ばすわな。

    お疲れ様なんじゃろうけど色々な対応に心がこもってないから誰にも響かない…。

    と、つまらない感情には角栄。

    コンピューター付きブルドーザー

    分かったの角さん

    キングメーカー

    今太閤

    闇将軍

    等々の異名を持つ漢じゃね。

    タラレバじゃけど、この時代に角さんが居たらどんな政治やるんじゃろかと考えるなぁ。

    時代は違えどカクエイズムはいつの時代でも通ずるイズムじゃないんかなぁと思います

    2021年38冊目

  • 新潟に通うようになって、改めて人となりを知る田中角栄。
    嫌いじゃない。

  • *
    「お父さん、田中角栄と言う人と仲良くしていて大丈夫なの?」
    すると、父はいつにも増して厳しい表情を作り、私を一喝したのです。
    「お前1度でも田中と会ったことがあるのか」
    もちろん、会ったことも話したこともありません。答えに詰まっていると、父はこう続けました。
    「田中は5億円もらっていないと言っているんだ。だからもらっていない。人を信じるということは、そういうことだ」

    *
    必要なのは学歴ではなく学問だよ。
    学歴は過去の栄光。
    学問は現在に生きている。

    *
    手柄は全て連中に与えてやればいい。
    ドロは当方が被る。
    名指しで批判をするな。
    叱る時はサシの時にしろ。
    褒めるときは大勢の前で褒めてやれ。

    *
    今日は今日でタイムリーにものを片付ける。
    明日には同じ問題に対して別の方法が見つかるかもしれない。そうなれば、政策転換すればいいだけの話だ。

    *
    暗記教育は古く、くだらないと言う人があるが、暗記は教育の中で1番大切なことの1つだと私は信じている。

    *
    人に金を渡す時は、頭を下げて渡せ。
    くれてやると思ったら、それは死に金だ。

    *
    義理とか人情というような言葉が非常に古いものであり、反現代的なものであるというようなことを考えること自体がおかしいと思う。

    *
    失敗は嫌と言うほどした方が良い。
    そうすると馬鹿でない限り、骨身にしみる。
    判断力、分別ができてくる。
    これが成長の正体だ。

    *
    努力と根気、勉強、こういったものが運を捉えるきっかけになる。

    *
    少年時代、新潟で現場の仕事をしていた時、あるじいさんがこの話をした。
    「土方は1番でかい芸術家だ。パナマ運河で太平洋と大西洋をつなぐのも土方。土方は地球の彫刻家だ」

    *
    政治には、勝機を掴むタイミング、かけがえのない一瞬がある。
    そのチャンスを捉えなければダメなんだ。



  • とにかく読みやすいの一言。
    単純明快で、心にスッと落ちる言葉の数々。
    こんな上司がいたら、きっと私も心酔していただろうなと考えながら読みました。

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