ついの絆 -芝蘭の交わり- (ビーボーイノベルズ) (B-BOY NOVELS)

著者 :
  • リブレ出版
4.04
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本棚登録 : 89
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799714454

作品紹介・あらすじ

幾多の事件を乗り越え固い絆で結ばれた、無愛想だが愛情深い実業家・遙と、重い過去を持つ秘書の佳人。遙に背中を押され、起ち上げた事業のために佳人は、遙の秘書を退く決意をする。ところが後任に非常識な令息が入社し、佳人は遙の真意が見えず戸惑うが…。他、若頭・東原の突然の連絡で、アラブ某国へ赴いた弁護士の貴史は、麗人の出迎えにあう。そこで好きなのに別れようとする恋人たちと出会い…。情熱シリーズ新作オール書き下ろし!!

感想・レビュー・書評

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  • 安定したカップルだね!

  • memo: コミコミ特典B5クリアファイル付

  • (感想)

    今回はいつも(?)の2組メインのお話が入ってまして
    仕事関係で新しいキャラの登場となってます。

    遥×佳人編。
    佳人が自分の仕事をもつようになって
    今まで自分がしていた遥の秘書候補が出てきます。
    (最近の子と言えばそれまでですが、私的にも超イラつく性格で
    昔の人間からしたら、仕事する気あるんかい!なキャラ…)
    これまた使い物にならなくてイライラすることも多々ですが
    最終的には遥をまかすことに。
    私的には遥の側に別の人か…と思ってしまいましたが
    彼の命令口調のセリフで、そんなことどうでもいいと思えました。
    佳人愛されてる~っvv


    東原×貴史編
    こちらも貴史の事務所に新しいキャラかな?
    東原から急な仕事依頼。
    最初は断ってましたが結局は行くんですよね~。
    なんと今回はアラブ!!
    そこで東原の仕事相手に会うのですが
    その秘書をしてるのが今回の新キャラ。
    その2人、好きなのに別れるというちょっと切ないお話でした。
    (断れないところから、花嫁を娶らなければならない)
    それを自分たちに置き換えて貴史は想像してましたが
    東原がもし妻を娶ったとしても
    力ずくでも貴史を側に置いておく的な
    彼であって欲しいと思ってしまった…(^^;)
    (今回の東原の挿絵がカッコ良かったな~っ、俺サマ的で!)

    その別れた彼が事務所に来てくれるのですが
    誰かいい人いないかなぁ。
    東原にちょっかいは駄目ですよ!!(笑)

    そして本当にちょこっと宗親と織が登場です。
    相変わらず意地悪な宗親でした。

    あと、あとがきに書かれてた表紙の感想。
    それを読んで私も帯を外し確認ました(笑)
    確かにすれ違いざまでのメモのやり取り
    意味深ですよね~っ!!

  • 情熱シリーズ、2本の書き下ろしに入手不可能になっているドラマCDのSSも収録。新しい展開になってもしっかり読ませます。遥×圭人も東原×貴史もできあがったcpだし、ラブラブだし、変わりばえしないんじゃないかと懸念していましたが、新たな登場人物のせいで面白かったです。

    固い絆で結ばれた遥と圭人は、もう夫婦のような雰囲気でラブ面では安定感があります。そんな馴れ合いを自重するかのように、圭人は仕事面だけは自立しようと決意します。
    ただ愛する人に護られて安穏と生きるという選択をしない圭人に、芯の強さを感じます。やわらかさの中に、一本鋼のような強さがあるんですよね。とても魅力的です。
    そうなると遥の秘書というポジションは後任に譲らなければならず、その後任としてやってきた潤は得意先の令息で何をやらせても非常識な軽い青年で、圭人は使えない彼にイライラしてしまいます。

    圭人の感情を細やかに描き出していて、彼の思いが手に取るように伝わってきます。側にいて愛する人の仕事も支えたいと思う未練。自分のいた場所を別の人にとられてしまう焦燥。
    遥は何も言いませんが、そんな圭人の心を見抜いていて彼が納得のいく人材として潤を選んだのだなと思わせました。これから人材を育てる立場になる圭人のためでもあったんでしょうね。潤は軽いし非常識ですが、素直で頭も良いので教育次第では良い秘書に育つ可能性がありそうです。

    「艶縁」は東原からアラブ旅行に強引に誘われた貴史の話。アラブの富豪との契約に立ち会った貴史は、そこで敦彦という富豪の秘書と出会います。
    この敦彦がものすごいツン!!プライドも高そうな超美人です。その分、デレるとかわいいです。
    東原と貴史のHより、敦彦の夜の方に俄然興味がっ!!!

    アラブの大富豪のゴージャスな生活ぶりを思い切り楽しめました。セレブな妄想に浸りきりました…ペアの時計、交換するのがいいですよね~
    敦彦の羨ましそうな気持ちが切なかったです。

    貴史と敦彦、これから仲良く仕事していけるのかも気になります。富豪日本まで取り戻しに来ないかな…と勝手に期待。

  • 甘い二人を見て楽しめたんだけれど、今回はあまり山がなかったですね。 どちらのカップルも安定感を出していて安心して読めるんだけれど、 ちょっと中弛み的な感じもしました。 でも新キャラ登場で次回は楽しくなりそうですね♪

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著者プロフィール

貴族や名家の御曹司等、きらびやかな世界観を表現した作品が数多く、読者の支持を集めている。

「2017年 『なんでも屋花曜祐介の事件譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

遠野春日の作品

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