AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
3.57
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  • (7)
本棚登録 : 1135
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784799327760

感想・レビュー・書評

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  • 3.9
    読みやすく、ポイントが太字になっているし、難しい表現を使わずに伝えようとしてくれているので、サラサラと読めて頭に入ってきたように感じます。

  • トップ5%のリーダーがやっている行動を考察した本です。
    部下をもって仕事をする人には参考になる本だと思います。
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

  • リーダーとして目指すべき行動、マインドが書かれている。モチベーションに頼らず、仕組みで動かす術を身につけたいと思う。リモートワーク中でも行動次第で成果を出せると知れたのは管理職として励みになる。

  • 『感想』
    〇まずリーダーって、立場にふんぞり返っていてはいけない。できるから(それは仕事の能力だけでなく、人間性もあるから)その立場にあると部下に感じてもらわなければいけない。そうでなければ、チームとしてのまとまりとか実行力とかが高くならない。

    〇リーダーはやることを決めてトップダウンで指示を出し、それができたかだけを検証する立場ではない。チームをまとめることが第一で、やる概要を達成するための詳細をチームの中で練ることができる環境を整備したい。

    〇会議というのはチームで情報共有のみならず、感情共有まで行う場。それができていればよい決定や結果が生まれてきて、それをさらに上へその情熱を載せて伝えることがリーダーの役目。

    〇会議をつまらない場、時間の無駄だと参加者に思わせちゃいけない。もちろん辛い決定だってある。でもそこに参加者の意見が入った上での決定だと分かれば納得もできるし、結果を出すための行動に気持ちを切り替えることもできる。そこまでもっていくのがリーダーの力量だ。

    〇決定事項に沿った行動をしてもらうためにも、このリーダーのためにならやってみるかと思ってもらえるようになりたい。納得があれば、それが仕事を楽しむことにもつながっていく。

    〇人は変化を嫌う。でも変化する行動をしないと新しいものは生まれない。そこには苦労がつきものだが、頼れるリーダーを含む仲間がいれば、楽しくできる。もし失敗しても、それを教訓として自分の成長に変えることができる。

    〇うがった見方をすれば、結論を実証するために調査をしているようにも感じる。でもその意見はその通りだと感じる。

    『フレーズ』
    ・そもそも、リーダーはメンバーより偉いわけではありません。階層が上とか下とかいう問題ではなく、役割と責任範囲が異なるだけです。(p.56)

    ・チーム全体で成果を出し続けるためには、心理的要因も重要であることを5%リーダーは理解しています。(略)感情共有とは、相手の感情に寄り添うことです。(略)そうした本人の感情に寄り添いながら、問題発生のメカニズムを一緒に考えていこうとしました。そうすることで、不平不満・愚痴が論理思考へと転化し、ネガティブなサイクルから抜け出そうとしていたのです。(p.66)

    ・リーダーのコミュニケーションの特徴を端的に表現すると、「伝える」ではなく、「伝わる」を目指している、です。(略)話を聞いてくれたかどうかではなく、中身を理解して行動してくれたかどうかが成功指標となっているのです。(p.122)

    ・一般的な管理職に1on1ミーティングの目的を聞くと、「コミュニケーションをとるため」という回答が最も多く、「関係をよくするため」という回答が第2位でした。一方5%リーダーは、「相手の行動を促すため」という回答が最多でした。(p.171)

    ・リーダーが行っていた「1on1における5ルール」(p.210)
     ①自分が話すのではなく、メンバーに7割話させてしっかり聴く
     ②「なぜ?」の連続質問は禁止に
     ③間違いや失敗を指摘するのではなく、その発生原因を一緒に考える
     ④一緒に内省し、自分も行動実験を行う
     ⑤行動実験後は、一緒に内省する

    ・会議こそチームのエネルギー源、会議こそ一体感の醸成の場。(p.228)

    ・会議でドライな情報共有からホットな感情共有までできるようになると、会議自体の雰囲気は大きく変わりました。(p.229)

    ・行動なくして変化なし、変化なくして幸福なし。(p.253)

  • 雑誌で書評を読んで興味を持ち、購入。

    感想。参考になりました。特別なことが書いてあるわけではない気もするが、一つの参考になりました。
    気をつけたいのがサンプル。クライアント企業25社と、社員総数18,000人。その中で、トップ5%リーダー1841名と、それ以外1,715名の管理職への調査結果(と読める記載がありました)。25社で「トップ5%リーダーは」と言われても、サンプルが少ない気がするが。


    ・優れたリーダーは個人ではなくチームでどんどん課題を解決していく。

    ・トップ5%リーダーは、同情するのではなく共感し、一方的に提案するのではなくともに考え抜く。

    ・トップ5%リーダーは、メンバーにな必ずタレントがあると信じ、それを引き出すためのコーチングとティーチングの方法を考える。

    ・トップ5%リーダーは意図的に時間と気持ちの余裕を作るようにスケジュールを組んでいる。

    ・トップ5%リーダーは感情をメンバーと共有する。メンバー個人の価値観や能力に関心を持ち、メンバーのエネルギーのベクトルを一つに合わせて成果を出す。

    ・95%のリーダーはなんでも見える化しようとする。トップ5%リーダーは、テレワークで仕事や人が見えないことを前提に、自由と責任をメンバーに与える覚悟を持っている。

    ・95%のリーダーは週報の作成にエネルギーを費やす。現場からの過度な情報吸い上げは現場を疲弊させる。週報がなくてもリアルタイムでわかるようにさせるのが理想。

    ・95%のリーダーは定例会議で自分が7割話す。参加者が傍観者になる。

    ・トップ5%リーダーは、優秀な部下の弱みを把握し、そこを他のメンバーで補完しようとしている。

    ・トップ5%リーダーは、根回しを構造化する。その上で具体的に対策をする。

    ・1on1で部下が嫌がる声がけ。①最近どう?、②最近忙しい?、③否定からはいる決めつけ意見。

    ・トップ5%リーダーがやっていた、「アイデア出しの会議」と「意思決定会議」を分けるといる工夫。

  • 具体例も多く、すぐに取り入れられるものが多いのが印象的でした。
    アンサーは目次にも書いているので目次読みはありかも。

  • 「AI分析でわかった トップ5%社員の習慣」の続編。
    前作のインパクトが大きかったため、続編である本書も手に取ってみました。今回はリーダーです。
    前作と同様、クライアント企業各社27社の「トップ5%リーダー」1841名、それ以外の管理職1751名を対象、計14000時間以上にわたる行動履歴を取得し、AI分析の結果、どのような行動が見られたかを紹介しています。
    このシリーズの特徴は、何といっても行動に特化し、分析を細かくしていることです。
    「うなずきは平均12㎝。その他のリーダーより33%深くうなずいている」といった分析も紹介されていますが、本当に細かい。これは本当に意味があるのだろうかと思ってしまうような調査結果もあるわけですが、リーダーとメンバーの関係は状況によって違うものであり、何が参考になるかはわかりません。以前、コンピテンシーという言葉が流行りましたが、ここまで数字が出ていれば、ちょっとしたことでも試してみる価値はあるような気がしてきます。
    著者の言う通り、「5%リーダーが教えてくれた行動習慣を参考にすれば、少なくとも失敗確率を下げることができる」。合う合わない、成功するしないは、あるかもしれませんが、最悪の失敗を避けるためにも気にすべき内容だと感じます。
    キーワードとして、「共感と共創」をあげています。本書は、前作ほどのインパクトはなかったものの、現代だからこそ、コロナ禍を経験したからこそ、新たなリーダーのあり方について、考える一冊となりました。






    <目次>
    序章 「トップ5%リーダー」はどのようにして導き出されたのか?
    第1章 AIが突き止めた!トップ5%リーダーの意外な特徴
    第2章 よかれと思ってやってしまう「95%リーダー」の行動習慣
    第3章 トップ5%リーダーが実践する「8つの行動ルール」
    第4章 トップ5%リーダーの「自分磨き」
    第5章 トップ5%リーダーのチームを活性化する7つのアクション
    第6章 トップ5%リーダーの行動を浸透させる

  • 真新しいものは少なかったが、意外とやってしまうことがあるので、良い振り返りになった。

  • リーダーとしての心構えについて書かれた本。
    AI分析で分かったことというものの、
    そんなに真新しい視点は少なかったとは思う。

    正直なところ、
    上に上がれば上がるほど、何が正しいとかは
    分からないまま進めていきつつメンバーにも動機づけ
    する必要が出てくるので、如何に致命傷を負わないか?
    が大切になってくるというのは普通のこととは思う。
    要するにリスク回避のためにどれから策を打っているか
    に尽きるし、これが出来ないとリーダーとしては
    まだまだかなあとは思う。

    【勉強になったこと】
    ・会議では参加者の役割まで決めたほうが効果的。

    ・とにかくやらない決断をする、受けない決断をする
     ことのほうが大切。

    ・失敗例をもとに発生原因を追求し、同じミスを
     起こさないように失敗確率を下げること。
     成功例を真似しても、前提条件が色々異なるため、
     参考にはなっても、ほぼほぼ適用出来ない。

    ・1週間の稼働のうち、43%の時間が社内会議に
     費やされており、そのうちの60%が情報共有会。
     →私もただの定例会は意味が無いと思います。

    ・成果を出すメンバーの弱みを理解して、
     弱み部分を他のメンバーで補完していくような
     タスク割を心掛けるほうがチームワークも上がる。
     そのためにも、得意領域だけでなく苦手領域も
     把握することがリーダーにとっては大切。

    ・ペイオフマトリクス
     実現可能性とインパクトで整理するマトリクス。
     整理することで、
      実現可能性もインパクトも低いモノを撤廃
      実現可能性は高いがインパクトの低いものを止める
     といった決断が出来るようになる。

    ・1on1ミーティングでは小さな実験を提案し、
     かつ実践したかどうか?実践した結果、どんな
     感情を持ったか?を聞くことが大事。
     その結果、「意外とよかった」と回答が来れば、
     意識が変わったサインと見て良い。

  • Amazonオーディブルにて読了 3.2
    AIでわかったシリーズ3個目に読んだ本
    変わらず、トップ5パーセントの特徴を定量的に説明するという形で非常に興味深い。
    5%社員より、根回しとか人間関係、伝わり方とかその辺りに気を遣っているイメージ。
    覚えておきたいことは多くあったし読書メモにも買いたのでマネジメントの仕事をするようになる際には見直してもう一度聞きたい

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著者プロフィール

株式会社クロスリバー代表取締役CEO/アグリゲーター。国内通信および外資系通信会社に勤務後、ITベンチャーの起業を経て、2005年にマイクロソフトに入社。業務執行役員としてPowerPoint・Excelなどの事業責任者を歴任。2017年に働き方改革を支援する株式会社クロスリバーを起業。メンバー全員が週休3日・週30時間労働を継続。延べ800社以上に、ムダな時間を削減し、社員の働きがいを上げながら“自分の時間”を増やしていく「働き方改革」の実行を支援。『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』『AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、『仕事ができる人のパワポはなぜ2色なのか?』(アスコム)など著書は22冊。声メディアVoicy『トップ5%社員の習慣ラジオ』パーソナリティ。

「2023年 『AI分析でわかった成功法則が2時間で身につく! 仕事ができる人の時間術 見るだけノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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