同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード(小学校1年生~小学校6年生対象)

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  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799325896

感想・レビュー・書評

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  •  「学習方法」とか、「脳の働きを高める方法」といったものが好きで、つい手にしてしまう。読んだときは「なるほどー」と思い、急に賢くなった錯覚におちいるもののすぐに忘れてしまっていることを反省。読んだことを生かしていこう、とメモを片手に読んでみた。
     特に知りたいと思うのは「国語」だ。得意な人にどうやって勉強しているのか聞いても、よくわからないけれど出来ている、という答えが多いのではないかと思う。苦手な人はどうやって勉強したらよいかわからないため、テスト前であっても漢字練習ぐらいであとは何もやらない。
     他の教科でも言えるのだろうが、特に「国語」という教科は、「日常すべてが学びになっている」と私もいつも思っていた。他で読んだもの、だれかとの会話、見たもの。いろいろなところから知ること、考えることがある。そこから語彙を豊富にしたり、考える力をつけられる。授業や、問題集で問題を解くだけでない学びも、必要になっていると思う。
     では、苦手な人はどうやって勉強すれば良いのか。
     「何を問われるかによって頭脳の働き方がかわる。」ということから、良質の問いは問題集に書かれているので、問題をたくさん解くことも良い。
     「要するに」どんな内容なのかまとめさせる。問題を解いて、そのうえで全体を見渡して理解する、ということが必要かと思った。
     与えられたものをこなしていくのでなく、自分で疑問を持って考えていこうとするように第三者からのアプローチすることが必要なのだろう。実際にどうできるのか、まだまだ難しい。

  • 考えるというのがキーワード。
    子どもたちだけじゃない。
    今の自分にもいかせる。
    ねている時以外はすべて学び。
    そう思うと人生楽しく深くなる。

  •  常々「同じ授業を受けるのになぜ成績に大差が生まれるのだろう?」と思っていたので、読んでみることにしました。
     成績が良い人と良く無い人の頭の中の違い(人間のOS )について説明し、他者を成績が良い人の頭に近づけるために周りがどんな言葉で刺激を与えると良いか書いています。
     私が大切だと思っている具体⇄抽象の考え方も入っていました。知識を問うのではなく情報の解釈を問う「なぜと思う?」「どう思う?」「どうすればいいかな?」は意識してなかったので、1日一回自分にも、周りの人にも問うてみたいと思いました。
     

  • 同じ環境・条件でも成果に差が出る3つの学びのタイプがある。
    1.学んでいるように見えるが学ぼうと思っていない人
    2.授業中・仕事中だけしか学ばない人
    3.寝ている時以外、日常すべてが学びになっている人
    これらは先天的なものではなく変わることができる。
    それには、考える力を養うこと、すなわち、気づく楽しさ、知る楽しさ、考える楽しさを知ること。そのきっかけとなる10このマジックワードを使えば、考える状態にバージョンアップすることができる。
    よし、3つ選んで気をつけてみよっと。
    35冊目読了。

  • 自分が大切だと思っていたことを整理してくれた印象。やる気を持たせるには自発的に考える力をもたせないといけない。分かってはいるけれども、子供にそれを則すのは忍耐しかない。

  • 小学生になったこどもとの会話に難しさを感じる理由がよくわかりました。簡単な問いかけを通して思考を刺激することはこどもにも親である自分にも、そしてお互いの関係のためにも有益で、コスパが抜群にいいのではないかと思います。
    自分のためにマジックワードを書いた紙を壁に貼ったら娘が興味津々でいろいろ質問してきます。

  • 10のマジックワード
    ①原因分析力  なぜだろう?
    ②自己表現力  どう思う?
    ③問題解決力  どうしたらいい?
    ④抽象化思考力 要するに?
    ⑤具体化思考力 たとえば、どういうこと?
    ⑥積極的思考力 楽しむには?
    ⑦目的意識力  何のため?
    ⑧原点回帰力  そもそも、どういうこと?
    ⑨仮説構築力  もし〜どうする(どうなる)?
    ⑩問題意識力  本当だろうか?

  • サクサクっと読めて面白かった。
    差がつくのは結局は学びの機会・総量の違い。
    これは社会人でも感じるところ。
    仕事中だけが仕事じゃないんだよ。
    学びの機会を作るための10個のワードが面白い。
    実践的な本だと思います。


    声かけにも、自分自身への問いかけにも使えます。

    私は

    なぜ?
    どうしたらいい?
    楽しむには?

    の3つを主に使っていきたい!

  • 勉強出来る人を本から違うと私もずっと思っていましたが、会社で働くようになって成果を出す人を観察して『考える力』が大事だと私は痛感しました。
    子供のときにこの事を気づけたら、違う人生観だったのかなと思う。
    自分の子には考える力が身につくように質問を投げ掛けたいと思う

  • 考える力をOS、学校で学ぶ教科などのコンテンツをアプリと見立てた際、大事なのはOSで、そのOSをアップデートさせる10の言葉を紹介した1冊。
    自分のOSはある時期からバージョンアップされていなかったとハッとするとともに、これからでもアップデートして行きたいし、子供にも語りかけていきたいと思えた。

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著者プロフィール

1968年横浜生まれ。教育家
 1989年、人生どん底のニート中の20歳で起業し、学習塾を創業。これまで4000人以上の子どもたちに対し、直接指導してきた。指導は、いわゆる詰め込み勉強をさせず、「心を高める」「生活習慣を整える」「考えさせる」の3つを柱に指導をすることで学力を引き上げることで、下がっていた子どもたちの自己肯定感を引き上げてきた。

「2023年 『OYAKO NOTE for school age 子どもの自己肯定感を高める親子の交換ノート ラベンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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