僕らはSNSでモノを買う

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 104
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799325483

作品紹介・あらすじ

2019年10月NewsPicksインタビューで注目!

< UGCとは>
ユーザーが自分の意思で投稿したコンテンツであるUser Generated Contentsのことで、
モノが売れない時代を切り開く鍵となる。

< ULSSASとは>
UGC(ユーザーが作ったコンテンツ=口コミ)

Like(いいね)

Search1(SNSで検索)

Search2(ヤフー、グーグルなどで検索)

Action(行動・購買)

Spread(拡散)
という流れを指す造語。

SNSによって、誰もがメディアになり、誰もがコンテンツの作り手になれる時代がやってきました。このことを、どのようにして商品やサービスの購入につなげていくことができるでしょうか? その鍵となるのが、「UGC」と「ULSSAS」
小手先のテクニックではなく、本当に良いものを、それを必要とする人へ届ける。その方法をご紹介いたします。

感想・レビュー・書評

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  • 『ストーリー形式でわかりやすい』

    著者の飯高さんが後輩にSNSマーケティングのテクニックを教えるというストーリー形式。質問と解説を繰り返す会話調にすることで、講義を聞いているような感覚で楽しめました。

    登場人物は、オーダ家具を販売する企業のマーケティング担当の男性で、いわゆる企業SNSの「中の人」。もう一人はフリーランスの女性。このお二人が、SNSマーケティングのプロである飯高さんに教わるという設定です。

    UGC(User Generated Contents)やULSSAS(消費者行動の流れを指す造語)といったキャッチーな言葉を用いながら、とりわけツイッターをメインにSNSをビジネスに活かす方法が学べます。

    大切なことはカスタマージャーニーを意識すること。PVやフォロワー数をKPIに定めたり、インフルエンサーへのアピールといった小手先のテクニックは必要ありません。SNSで直接マネタイズするのではなく、自分の最終的なゴールへ誘導するツールとしてSNSを使う考え方は、ブロガーとして非常に参考になりました。

  • SNSマーケティングについてやっと腹落ちできた一冊。簡単に言うと口コミが大事。本書は対話形式で進むので文量もほどほどで読みやすいです。カスタマージャーニーマップというのは予測検索で出るくらい一般的な言葉なのに、全くの素人ブロガーのわたしには初出の単語で、考え方も新しいものでした。今後意識したいと思います。一方でSNSマーケティングに関わっている方からしたら、本書は易しいかもしれません。

    ■いいフォロワーとは?
    考えたことありませんでした。インフルエンサーがリツイートしてくれたらいいというわけではありません。それはスモールストロングタイ的には間違っているのです。持続性の影響あるいいフォロワーとは?考えさせられました。

    ■PVで消耗してるの?
    はい、消耗しています(わたしのブログやSNSはPVが増えません)。そうではなく、同じユーザーが何度も来てくれること、閲覧時間が長いことのほうが大事。のときもあるそうです。SNSは購入意欲を高め、育てる場なんです。

    ■自分の商品を誰に届けたいか
    これを考えるのは人間。それは企業も、ブロガーも同じ。ここが強ければ、企業に勝てるかもしれない(難しいけど)と思わされました。

  • Webマーケティングの基本の「キ」から学べる良書。
    というか、めっちゃ分かりやすい!
    あまりに分かりやす過ぎて、その有難味が薄まってしまうほど、
    分かりやすくて感動した。

    そんなに分量もなく、人によっては1日とかで読み切れてしまいそう。
    それでも、内容が薄い訳ではなく、概要を大まかに理解するのに適しています。
    さらに学びたい人向けにお勧めの参考書籍リストなどあれば、
    もっとよかったのに!と思いますが、贅沢な悩みかもしれません。

  • 企業広報に携わっていなくても、個人SNSで本書にあるようなことを意識してもいいかも。

    以下気になった言葉。

    ・企業が情報の発信者になるだけではない
     パーソナルメディアにどう取り扱ってもらうか、拡げてもらうかが、大切

    ・ULSSAS
    →SNS時代にどのように情報が伝播するか
    →UGC(ユーザが作ったコンテンツ=口コミ)
     Like(いいね)
     Search1(SNSで検索)
     Search2(グーグルなどで検索)
     Action(行動・購買)
     Spread(拡散)
     ※単なる情報提供(Share)ではなく、承認欲求をのせた投稿の意味合いが強い

    ①プライベートグラフ(例:LINE)
     家族やごく親しい友人との繋がり
     ※ほかの情報よりも優先度が高く、信頼度も高い
    ②ソーシャルグラフ(例:Facebook)
     学校職場、サークルなどの人間関係
    ③インタレストグラフ(例:LINE)
     趣味や興味でつながる人間関係

    ・オウンドメディアの役割
     商品を買ってくれる可能性のある人たちの購入意欲を高め、育てる場

    ・メディアを作る流れ
     ①ミッションとユーザーを明確にする
      誰の、どんな課題を、どのように解決するか
      コンテンツは「狭く、深く」
     ②ペルソナ設計
      商品やサービスを使う典型的なユーザー像
      購買の意思決定をする人が、ユーザーとは限らない
     ③カスタマージャーニーを作る
      ユーザーが、どのタイミングでどんな行動をとるか
      行動の後どんな気持ちになって、どんな態度変容を起こすか

    ・PVだけを追い求めない
     ①トラフィック数(PV数)、②読了率、③(SNSなどの) 拡散数、④遷移数、⑤コンバージョン率

    ・炎上について
     鎮火までかかる時間
     →ネガティブツイートピーク時のツイート数/日数
     対処法
     →ネガティブな投稿が落ち着いた時点で、
      自分からポジティブな投稿をして、ポジティブの波を作る

  • 最強に読みやすく、SNSマーケティングの「考え方」が端的にわかりやすい本だった。一日で読めるので、細かなノウハウ本を読む前に、これをまず一読すべし。

    内容メモ
    ・スモールストロングタイ:仲間からの情報こそ信頼度が高い。
    ・フォロワー50人以下のプライベートグラフか、300人以下のソーシャルグラフの人こそ、いいフォロワー。
    ・公式アカウントからのコミュニケーションで、ロイヤリティを上げる。

    シャトレーゼ
    ・質の高いフォロワーを集め、ユーザー投稿のインプレッション数爆上げ

    ①UGCを発生させやすい公式アカウントからの投稿:宣伝感のないおしゃれな画像、リツイートしたい気分になる写真
    ②ユーザー参加型のコンテンツ:真似したくなる投稿
    ③UGCを生み出すアカウント運用:こんな投稿したら公式アカウントでリツイートされるという空気感醸成


    ・コンテンツマーケティング
    UGCの発生するようなコンテンツマーケティングと掛け合わせる。オウンドメディアとの掛け合わせ。
    ターゲットに響く開発秘話。
    そこまでやったかストーリーや、実績。
    商品を買う最後の一押しにも。

  • コロナ禍でライブや舞台ができないアーティストたちの支援を目的としたオンライントークショーやります。詳細→ https://twitter.com/lumciningnbdurw/status/1294945713499934720?s=21

  • SNSマーケティングの基礎本。
    会話調になっていて読みやすかった。

    広告ツールとしての使い方、注意すること、コンテンツについて、炎上した時の対応等SNSマーケティングで知っておきたいことが書いている。

    特に、UGCとULSSASの考え方は重要で、読了後に自分が運営するサイトに導入したところ、アクセス数が3倍になった。

    こういった気づきを与えてくれる本なので、個人でなにか事業や副業をしている方は読んでみては?

  • 感覚的にやってきたことが、言語化されたかな。SNSをコツコツ運営している人なら、目新しい内容ではないはず

  • 広告予算がモノを言う時代は終わり、誰でもやり方次第で効果的なマーケができる時代。言い換えると、本当に良いものが購入される時代。
    SNSは受け取るだけではなく、自ら発信し、それが周りを動かすUGC(User Generated Contents)となる。商品をPRするのではなく、私たちに宣伝させる。口コミが口コミを呼び、購入が購入を呼ぶ。UGCを積み重ね、アテンションを増やし、コンバージョンをあげる。そのためには、ULSSAS(UGC Like Search1 search2 action spread)
    バズはインフルエンサーではなく、身近な人から伝わっていく。それはSNSでも同じ。

  • 最近のマーケティングの本質を分かりやすく理解出来る一冊だと思います。ITエンジニアですが、応用出来るところもあります。

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著者プロフィール

株式会社ホットリンク執行役員CMO。
自著は『僕らはSNSでモノを買う』 #ウルサス本。
2014年、株式会社ベーシックでWebマーケティングメディアferret 立ち上げにあたり、創刊編集長として参画。立ち上げ4年で37.5万会員に成長。2017年には執行役員に。2019年より株式会社ホットリンクで執行役員CMOを務め、支援企業のSNSコンサルティングを実施。

「2019年 『アスリートのためのソーシャルメディア活用術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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