好きなことしか本気になれない。 人生100年時代のサバイバル仕事術

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799325414

感想・レビュー・書評

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  • - 自分のストーリを持つ
    - 100年時代 = 個人の力を磨く
    複数スキル、自分の価値観、セルフリーダシップ
    - 磨くスキルは好きで、本気でできること
    - アウトプットして磨く(勉強会を主催。参加側なら刺さる質問をしよう)
    - セルフリーダシップ: 自分で目標を決め、実行して達成し、自分で評価すること

  • まとめ ⇒

    今の時代にはセルフリーダーシップが大切。自分の評価は自分で下そう。自分で決めたことを信じて本気で取り組もう。「正解の選択を探す」のではなく、「選んだ選択を正解にする」ようにする。

  • 人生100年時代と言われるこれからの世の中を、いかに自分らしく生きていくか考えるヒントになる本だと思う。
    これからの日本社会がどうなるかということについて、本書では人口が減り長く働く時代になる。そして、変化が激しく、長期のキャリアプランを考えても仕方なくなる。と述べている。重要なことは、「正解かどうかはわからないけど、自分はこうすべきだと思う」という自分の価値観に基づいた意思決定ができる事、そして、自分が選択した道を自らの行動で正解にしていく事。
    このように自ら進む道を意思決定し、自分自身をリードししていく力を、本書ではセルフリーダーシップと定義している。
    では、セルフリーダーシップを身につけるためにどうすればいいか、本書には本気で目の前のことに向き合うことだと述べられている。本気で向き合うことで好奇心、怒り、愛情などいろいろな感情が湧き、自分の本当の価値観があらわれる。
    あらわれた自分の価値観に基づき、意思決定を繰り返すことで、セルフリーダーシップが身に付く。
    そして、本気で何かに向き合うには自分が好きなことをやるのが1番いいと言う。
    この本のタイトルの通り、人は好きなことしか、本気になれないのだ。だから自分が好きなことをやった方がいいということである。
    この本の著者南さん自身は、これまでのキャリアの中で自分が本気になれる好きなことを選択してきた。最初は銀行に勤めていたが、自分のやりたいことを追い求め転職、その後、オックスフォード大学で経営について学び、NPO法人で活動し、ついには会社勤めをやめて自ら会社を創業する。

    起業してすぐの頃、収入0になってしまい、南さんは周りからはエリートサラリーマンだったのになぜ辞めてしまったのかという目で見られていた。そんなある時、自分の息子に尋ねる「おまえは、たくさん給料をもらえる人生と、たくさんの人が喜んでくれてありがとうと思ってもらえる人生どっちがかっこいいと思う」すると息子は「ありがとうって言われるほうがかっこいい」と即答した。南さんは自分の大切な人に価値観を共感してもらって満足する。
    本書では自分の価値観に従って意思決定していけば、自分のストーリーができる。それが、自分の大切な人に胸を張って語れるストーリーなら最高ではないかと述べている。
    とはいえ、この人のように、好きなことを求めて誰でもすぐに転職したり、起業して成功できるかというとそれは、難しいと思う。
    まずは目の前のことに本気で取り組み、自分の好きなことでスキルを磨いていくのがいいと思う。

    以上、この本を読んだまとめとして、これからの時代、セルフリーダーシップを発揮し、自分で意思決定して行動することが大事。そのために本気で向き合える好きなことをするのがいい。自分で意思決定して行けば自分のストーリーができる。
     
    この本の著者の南さんの素晴らしいところは、一人でも多くの人が自分のストーリーをつくっていくサポートしたいと本気で考え、ココナラという会社を作ったことだ。ココナラは簡単に言うとスキルのフリーマーケットである。自分が得意なスキルを出品し、個人対個人で取引する。実際にこのシステムを利用し、稼げるようになり、起業したという人もいる。今稼げなくても好きなことでスキルを磨き、ココナラを利用して誰かの役に立つのもいいと思う。

  • 読書合宿ぜひにしたいと思った。
    人生の岐路に立った人に道標くれそう。
    漏れなく私も。

  • 実際に読み始めて約1週間で読了。

    株式会社ココナラの代表の南氏による自伝的著書。

    難しい用語も少なく、わかりやすく都度説明してあるため、割とすんなり読み進められました。

    著者の経歴がいわゆるエリート・コースに見えたので、最初は戸惑ったのですが、人となりが分かるにつれて親しみを持って読めました。

    人生100年時代、働き続ける必要があるという前提で、では何をどのようにして働けば良いのか、という指南書。

    個人のスキル、価値観、そしてセルフリーダーシップを持つこと。

    これについて、著書の色んな経験・経歴から学べる本でした。

    (それにしても、ファンド時代、ものすごく働いてたんだなと、驚き、、。寝てない、、。)

    自分らしく生きる、とは、他の人と違うことではなく、自分がいいと思ったように生きることなんだなと、再確認。

    個人的には、セルフリーダーシップについて、大いに考えさせられました。

    たくさん、内容やフレーズをメモしましたが、結局、意思決定とその評価を自分で決めてすること、と言う内容がメインストーリーだと思いました。

    ただ、それを何度も経験し、鍛えているからこそ、ここまでのことができたのかなと思いました。

    仕事の仕方は真似はできないけど(汗)、仕事観や価値観、セルフマネージメントについて、取り入れることが出来る非常に濃い内容だと思いました。

    細かいところで、本は表紙のカバーを全て外すとか、一人読書合宿をするとか、なかなか面白い読書法も紹介されてて面白かったです。

    メモは定期的に振り返ってみたいです。

  • 人生100年時代がきている、、、

    と、言われてもピンと来ない人が多いと思います。

    僕も、そのうちの一人でした。笑


    つまり、技術が発達して、今までの寿命よりも長く

    生きることができる素晴らしい時代がくる!

    という事です。

    ただ、いい事ばかりではありません。。


    100歳まで生きれたとして、定年を迎えると、

    あと30年以上生きることができます!


    ただ、お金がやばいかも、、、足りんのでは?


    と、不安もあります。

    そこで、どうすればおじいさんおばあさんになってもお金を稼ぎ、楽しく生きていけるか、、


    本書に、書いてあります。


    ざっくり、とてもざっくり一言で言うと、

    本気になれるものを見つけ、本気で取り組む!

    これだけ!!

    当たり前と言えば、当たり前では?と思いますが、


    皆さんは、今、仕事に対して不安はありませんか?
    そしてそれは、いつまで続けれますか?

    手に職がある人は、一生それで食べて行けますか?


    そんなことが書いてあります。

    ドキッッ!っとしました僕は笑

    でも、焦らなくても大丈夫。

    その仕事は間違いじゃ無いかもしれない。

    その仕事はちょっと違うかもしれない。

    色々思うことあります。


    大切なのは、自分を見つめ直すことに本気になる事から見えてくるのでは?と、


    僕は感じることが出来た貴重な1冊でした!







  • 仕事を選ぶ理由は何かは人によって違うだろう。

    どんな仕事でも苦労や努力はある。
    たったら好きなことで苦労や努力をしたいですね。

  • 好きなことしか本気になれない 要約


    終身雇用制度が崩壊し、人生100年時代に突入していくこれからの時代に置いて、生涯のうちで仕事をする期間が長くなることはもはや必然である。
    そんな中、長く働かなければならないのであれば、フリーとなっても食っていける「個人の力」が不可欠だ、と著者は言う。その前提のもと、「個人の力」の三大要素が本書には記載されている

    ■「個人の力」の三大要素
    ①スキル
    ②自分の価値観
    ③セルフリーダーシップ
    ーーーーーーーーーーーーーーーー

    ①スキル
    要素の一番最初にスキルが挙げられていることを見て、最初は疑問に思ったが、後述する筆者の意見を見て納得した。
    大切なことは、「唯一無二のスキルを一つ持つ」という発想を捨て、「複数のスキルを持つ、新たなスキルを獲得し続ける」という考え方に切り替えることだ。
    なぜなら、激動する時代の中で「絶対」というものは存在せず、スキルにおいても、どのようなスキルにニーズがあるのかは、その時々で変わるからだ。

    ②自分の価値観
    「個人の力」はその人の過去の経験から生まれてくるものではない。価値観から生まれてくるものである、と筆者は言う。
    自分の価値観をわかっていない人は、自分の過去にしがみつき、過去を正当化しようとする。
    (例)「ずっと営業畑だったから、営業の経験を活かして転職しよう」

    ③セルフリーダーシップ
    筆者によると、セルフリーダーシップとは、自分で目標を決め、実行し、達成し、評価することをいう。
    自分のスキルや価値観を把握していない人はセルフリーダーシップを発揮することは難しいという。
    そのスキルや価値観を明確にするためにも、以下の問いに明確に答えを持つことが大切である。
    「なぜ働くのか(Why)」
    「どんな仕事をしたいのか(What)」
    「どうやったら上手くいくのか(How)」

  • 先行きが見えない人生100年時代、正解なき世界を生き延びる方法とは。

    ・人口動向といった確実に変化する外部要因を知り、押さえておく
    ・厳密に考えるまでもない、ざっくりと予想がつく「当たり前の未来図」を念頭に置いて自分の今後を考える

    それを踏まえた上で、正解かどうかわからないけど、自分はこうすべきだと思う、という意思決定ができること。

    慶大卒〜大手都銀〜企業買収ファンド〜オックスフォードMBA… 傍から見れば順風満帆でキラキラのキャリアだけど、実際は私たちと何ら変わらないごく普通のひとりの若者が、たくさん悩み、矛盾やジレンマと戦いながら少しずつ歩んできた、とても泥臭い人生だった。

    人生には選択をしなくてはならない場面がある。どの道が正解だろうか。失敗したくない。私たちは正解が欲しくて口コミや評判など片っ端からネットで検索する。運良くその道に詳しい知人や伝手がいれば直接話しを聞いてみるかもしれない。でも実はどれも正解でもなければ不正解でもない。「正解を探すのではなく、選んだ道を自分で正解にしていく」という考え方がとても新鮮だった。

    いまの自分は、自分らしく生きているだろうか?
    本気で人生を送っているだろうか?

    そんなことを考えさせてくれる一冊だった。

  • 自分なりに大事だと思ったことをまとめました!


    個人の力とは、スキル、自分の価値観を持つ、セルフリーダーシップをもつ
    これらはどんな仕事にも応用がきく

    10人に1人のスキルを3つ掛け合わせるとレア人材に

    過去を正当化するためのキャリアは意味なし

    自分の力、個人の力は過去の力じゃない
    過去の力はいつか活きる能力で、未来を限定する能力ではない

    セルフリーダーシップとは自分のことは自分で決めて"いい"
    ということ

    周りと同じでも違っていても、自分がいいと思ったことをやる。"人と違うこと"で自分らしさを見失わない

    そのときの自分に正直になることが、最良の意思決定になる。もっといい誰か・何かではなく、そのときの”自分の最高”を信じる

    好きか嫌いかは本気でやって初めてわかる

    意思決定とは、正解がわからない中で意志の力で決め、結果を受け止めること

    可能性の断捨離

    スキルでどうにもできなくなったときに意思決定力が活きる

    好きなことをやれるように自分で自分をリードする

    新しいことはすぐに始める
    段取りなんていらない。プランは偶然と自己決定力

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