【HSPチェックリスト付き】鈍感な世界に生きる 敏感な人たち (心理療法士イルセ・サンのセラピー・シリーズ)

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799319789

感想・レビュー・書評

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  • HSPとは、Highly Sensitive Personの頭文字を取ったもので、繊細な心を持った人々のことへの理解を深めるための本である。と同時に、実際にHSPと自覚した人がどう対処していけばよいかを述べた本である。100%そうだ、ぴったり自分のことだと思うことは稀だろうが、こういう繊細な要素を持っている人は多くいるのでなないだろうか。
    ①鈍感な世界に生きる「敏感な人」とは②「敏感な人」が抱えやすい心の問題③「鈍感な人たち」とうまく付きあうには④「敏感な自分」とうまく付きあうには
    以上の4章からなっていて、HSPへの理解が深まることと思う。

    • やまさん
      新年明けまして、おめでとうございます。
      今年も宜しくお願い致します。
      いつもいいね!有難う御座います。
      やま
      新年明けまして、おめでとうございます。
      今年も宜しくお願い致します。
      いつもいいね!有難う御座います。
      やま
      2020/01/01
  • 4人以上の人付き合いが苦手、大勢のいる空間が苦手、1人で過ごすのが大好き、人から言われた言葉がずっと残ってる、すぐに言い返せない、すぐ疲れる、、自分自身生きづらいなぁこんな自分やだなぁと思うことが多く、もしかしたらHSP気質あるのかな?と思うようになり、手に取った取った本。
    思い返せばずっと昔から友達と遊んだあとはめちゃくちゃ疲れてたなぁ。何時までって決めよう

    頑張れば人と同じように過ごせるけど、その頑張りはめちゃくちゃ疲れる。自分も周りの人と同じように、同窓会を心から楽しみと思いたいし、4人以上での旅行に参加してみたい。なんですぐに疲れるんだろ?とずっとモヤモヤしてたけど、こーいうことだったのかな、と理解できた。

    悪いことばっか目を向けてたけど、
    些細なことでも幸せだと思えることや、1人で楽しめること、もっと自分の良いところを見つけてみよう。


    フレーズ
    他人と一緒にいられない自分に、何年もずっといら立たしく思ってきた人もいるでしょう。きっとそのような人のなかには、心のなかで不満を抱きながらもNOと言えずに神経の負担になる付きあいを自分自身に課してきた人も多くいるはずです。 自分の限界を受け入れたくなかったり、ほかの人と同じように自分もできるはずだと。

    ほかの大半の人と同じように、タフでエネルギーに満ちあふれた人間になろうとするのはやめて、その代わりにとても敏感で感受性の強い自分を受け入れ、繊細な自分にぴったり合った人生設計をするのです。

  • 仕事柄生きづらさがあると、グレーかな?など、考えるけどHSPという言葉を知ってから少し楽になった気がする。知っている内容もあったけど、以前読んだ本よりより詳しく書いてあったように感じる。
    多分わたしはHSP度(中)だったので、そこまで生きにくいタイプではないけど、気持ちが沈んだときなどにまた読みたいなと思うし、辛い思いをしている人に寄り添える人でありたいなと思う。




    ★あなたが怒っているということは、あなたが何かを変えようと苦闘しているということです。

    ★「自分はこう思われているだろう」という想像と現実のバランスがとれていればいるほど、うまく世間を渡れます。

    ★相手が置かれている状況を理解せずに批判する人たちは、それがどれほど悪いことなのか、自分ではわかっていないことが多いのです。彼らは自分の想像がつく範囲で物事を捉え、それとは違う視点があるとは、さらさら考えていないのかも知れません。

    ★持ち前の共感力を自分自身に向けて発揮することが重要です。たとえば、「もっとうまくいけばよかったね」と自分自身に寄り添ったり、「なるようになるさ」と自分に言ってもよいでしょう。この言葉の言外の意味はこうです。「自分のことを好きでいられて、よかった」

    ★HSPへの心理セラピーの最終目標は、多くの場合、自己愛を高めることにあります。HSPの人の多くは自尊心が低く、自分自身に高度な要求をしすぎることで、自信のなさを補おうとします。しかし、要求が高度であるがゆえに、繰り返し失敗を味わい、このことが自尊心に負の影響を及ぼします。そうした悪循環を断ち切るのです。

  • こんな文字の列にすら影響を受けてしまう

  • 自分がHSPなので気になって読んでみました。
    最初のHSP自己診断で私のHSP度は188でした。
    HSPは、Highly Sensitive Person (とても敏感な人)という意味。

    読んでみて、新しい発見や驚きが多かったです。
    HSPといっても、人によってその度合いは違います。
    実際に読んで、共感できるところもあれば、ここは私とは違うなぁと思うところもありました。
    私は、匂いや人の視線にとても敏感で、更に人の感情なども敏感に感じでしまうので人という存在が苦手です。
    小・中・高と学校に行かない日はほとんどで行事などにも参加せず図書館や保健室で過ごしていました。
    この本でもよく休憩することが必要とありましたが本当にその通りで1人の時間は人一倍、大切です。
    でも、自分の内面をさらけ出し理解してもらうということは私には難しいと思いました。
    息苦しくなってしまうことが多くあります。
    なので自分にとって楽しむ機会がつくることは大切だと思いました。
    ・読書をする ・音楽を聴く ・動物と触れ合う ・空を見る
    などは私の中で大切なことです。
    自分らしくいられたらいいなと改めて思うことが出来ました。

    第一歩として、自分のことを「量」ではなく「質」で評価する。

    あなたは、「神経質」でも、「忍耐力がない」わけでもありません。
    敏感さは、愛すべき「能力」です。

  • 世の中の5人に1人はHSPと言われる敏感な人だといいます。疲れやすく、怒ることを嫌い、競争社会に向いていないと思っているような人たちですね、簡単にいうと。そんなHSPの人であり、牧師やセラピストなどとして活動する著者による、敏感な人の味方になる本です。HSPの人は、自分は間違っているんじゃないか、などと自身をせめてしまいがち。そうじゃないこと、そしてもっと気楽に生きる術を教えてくれます。自尊心が低いと自分に過度な要求を課して努力をするようになるという。だけどそうやっている間、満たされることはなく、延々と努力は続く。一方で、自尊心が高ければ努力なんてしない。ありのままの自分でいいからだ。どちらにせよ、人からの評価や人から愛されるか否かが基準なんだ。幸せでいたいなら、バカでいろということになりますかねえ。人生ってそういう裏腹なものの両方をいったりきたりあくせくするのがほんとうみたいなところがあるように思っています。割り切りたいし、「割り切った方がいい」と苦しみから逃れることを説いたような本書には出てくるけれど、苦しみはあって当然なんじゃないのかな。そこのところは、ちょっとまだ異を唱えたいところです。まあ、人によりけりなんでしょうけども。

  • 生活し易い環境は、周りが協力してあげなきゃならなね、、、

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    5人に1人が該当するHSP(とても敏感な人)が生きづらい世の中を“敏感さを武器”に強く生き抜くヒント。
    あなたは、「神経質」でも、「忍耐力がない」わけでもありません。敏感さは、愛すべき「能力」です。
    ■ もしかしたら、あなたもHSP?
    ・毎日、1人でいる時間が必要
    ・勘が良く、嘘を見破るのが得意
    ・テレビで暴力シーンを観ると、何日も影響されてしまう
    ・空腹や寒さを感じると、そのことが頭から離れなくなる
    ・仕事中、監視されているとストレスを感じる
    ・美しい自然や芸術作品をみると、喜びで胸がいっぱいになる

    「HSPチェックリスト」「HSPのためのアイデアリスト」付き
    http://www.d21.co.jp/shop/isbn9784799319789

  • 人より考えてしまい、夜は睡眠もままならない日々をずっとずっと悩み生きて来ました。あらゆる環境で、人に「いい人」と言われる度、自尊心を大切にできました。それでも、いつだって最後は、人にうんざりし、あるいは心身を壊して駄目になり、それでも人の温もりに励まされ、感動し、自分に鞭打って千夜一夜していきました。
    数多の自己啓発本(心理学・仏教的思考・ポジティブシンキング等)を読んでは実践、実践……実践?そんなことできた試しなどありません。
    友人や家族、職場の人に決まって言われる言葉は「気にしすぎ」「気を遣いすぎ」でした。
    それを言われる度に、余計に苦しくなりました。何故って、それを自分は最も頭では理解しているからです。それでも、他人を気にする思考で出来ているため、どうしようもないのです。

    昨今、HSPという単語は耳にしていましたが、避けていました。「そんなものに逃げるな」という他人の言ってもしていない声が聞こえて怖かったんです。

    この著者は、それを理解している。この本を手に取り読まれた方少なからず、自分と似た境遇であったり、辛い想いをしている人々は居たんだ!
    そして、それに対するありきたりな言葉での押し売りではなく、寄り添って背中を押してくれている温もりが、ここに詰まっていました。

  • なぜこんなに音・におい・相手の表情が“気になってしかたがない”のか?「交友関係は狭いけれど深い」「競争や諍いは苦手だからしない」「ゆっくりだけど深く考える」…5人に1人が該当するHSP(とても敏感な人)が生きづらい世の中を“敏感さを武器”に強く生き抜くヒント。

    HSPの人が自尊心を高めるために有効とされる方法に、「自分を認めてあげること」というのがあるが、何をすれば良いのか、ぼんやりとしていた。本書では、実際にHSPの人たちが「具体的にどうしたら、何が変わっていったのか」という体験談が随所に紹介されているので、とてもイメージしやすかった。
    最後に紹介されていた「HSPのためのアイデアリスト」(喜びや心身の健康をもたらすもの)も、ぜひメモして、憂鬱になったときに読み返したい。

  • 近頃よく耳にするHSPについて知ってみたく、一番まとまっていそうだったので読んでみた。毛頭自分が「敏感な人」であるとは思っていなかったが、まさに自分に当てはまることが沢山書いてあり驚いた。少々偏った書き方には感じたが、生きるのがしんどい理由や、幼い頃からの悩みや違和感について少し理解できた気がする。あとは自分との付き合い方を考えていくのみです。当てはまらない方にはこういう人もいるんだな、と思って頂けると幸いです。

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