中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚 エッセンシャル版
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2016年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799318454
感想・レビュー・書評
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睡眠前にも一節よむと良いです。
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シンプルだけど
どれも大切なことだよね
まっとうに
素朴で愚直に
寛容と厳格さ
無欲
辛抱強く
冷静な視点
色々とあるけれど
でもやっぱり何より
常に楽しみ喜ぶ気持ちを持って暮らすこと
この世の中
これがいまは一番大切な気がする -
簡単に読み終えることができるが一つ一つの内容を味わい理解したとは言い難い。日々の思考、行動の指針となるよう繰り返し熟読したい。
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広い心を持って、当たり前のことを当たり前にして生きる。この本を通して自分を見つめ直すことができた。
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中国明代の本というが現代の生きる指針としても十分通用する。
QOLを高めるための方法論的なところで、綺麗事だけかと思いきや、清濁合わせ飲む・最初に厳しくし次第に緩めるなど強かさも含まれる。
手元に置いて度々見返したい。 -
エッセンシャル版で読みやすい。1ページに一つの知恵が短く綴られており、それがいくつもまとめられた本。しかし、中国の古典の知恵とあって、巷のよくある啓発本と異なり、一つ一つの教えが短い文ながらもよく考えさせられる。
自分の心と対話しながら、一つ一つをじっくり噛み砕いて身体に取り込む本。 -
『菜根譚』は明の時代洪自誠によって書かれた処世訓である。本書は、原文・書き下し文の記載はなく、現代風にかなり意訳されている。一文を味わうというより、折に触れて読み現況を点検するような読み方がよいと感じた。儒教・仏教・道教の3つの考え方がバランスよく配合された本書は、日本の風土に合わせられ、違和感のない生き方の指針になっているのだと思う。今日のビジネス書のエッセンスのほとんどは、本書で網羅できるだろう。ビジネス書と宗教書に親和性があると感じることが多いが、『菜根譚』のような本が古より存在している事実でその理由を説明できよう。
『菜根譚』という書名自体は、宋の頃の「人よく菜根を咬みえば、すなわち百事なすべし」(堅い菜根をかみしめるように、苦しい境遇に耐えることができれば、人は多くのことを成し遂げることができる)という言葉に由来するとのこと。 -
著者の港自誠は、儒教.仏教、道教という、東洋全体に影響を与えた三大思想について学び、それぞれの足りない部分を補うようにして、この本を書いた。儒教は自らを厳しく律して学ぶことを説き、道教は反対に自由にのんびり生きることを薦めます。このふたつが現実的な知恵であるのに対して、仏教は宇宙の真理を語り悟り境地を教えます。(まえがきより)
なるほど、むかしの人が説いた教えなのに、
とてもすんなり読める。
繰り返し読みたい本。
装丁も、すっきりしていて、配色もきれいで素敵です。
菜根譚とは、、
硬い菜根を咬みえば、すなわち百事なすべし
という意味。 -
何度も読み返して心に沁みさせる本