古代ユダヤ賢人の言葉 (ディスカヴァークラシックシリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799311554

感想・レビュー・書評

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  • 自己育成、自己投資は使い古された言葉のオンパレードですね。
    結局は、自律し継続すること。

    この2つに尽きる。そしてそれが一番難しい。
    ユダヤ人という民族が、この2つを普通に出来る民族なら
    優秀と言われるのも当然なんでしょうね。

    そうは思わないし、思えないけど。


    個人的に上記の自己育成や自己投資の件ではなく
    愛と結婚についての部分に考えさせられることが多かったですねー。

    結婚してないけど。

    誰だったかは忘れましたが
    結婚とは、相手の老いを受け入れることである
    というような言葉を思い出しました。

  • チェック項目20箇所。3世代で日系人の多くが母国語の読み書きができなくなるのがほとんどにもかかわらず、ユダヤ人は1900年の間言語を保持し、民族のアイデンティティーを維持し続けた。自分には理解も納得もできなくても、今の自分にはわからないだけで、より優れた考えによれば、そこには意味があり、より優れた判断によれば「それでよかった」に違いない。大事なのは成長すること・・・学んでいるという事実に自己満足し、学ぶことの本来の目的に対してちっとも真剣にならない人がいる。あなたは、誰とも同じではない唯一無二の最高傑作として、価値あることをするためにデザインされ、生まれてきた。アスリートの勝利は一瞬・・・その一瞬のためにさえ、彼らはあらゆることを自制し訓練を積む。心のままに生きることほど愚かなことはない、心は常に移ろい、一定ではないから、賢い選択ができるものは心によらず知恵によって生きる。「自分が正しい」と信じる人の心は腐っている。つねに自分に問いかけて行動する。馬を制するためには、馬の口にくつわをかけること・・・あの小さな道具が馬の身体全体を操ることができる。わいせつなことや愚かな話、下品な冗談は健全な心を保つためにふさわしくない。社会人としての責任・・・税金を支払う。誰に対しても平等になる。アリよりもはるかに知恵のあるはずの人間の中に、アリの知恵を見習い、学ばなければならないような人がいる。よく観察する・・・その人がどのような人々とかかわり、どう振舞っているのか?成功の条件・・・何が何でも奪い取らない、必要なものは必ず与えられると信じる、良心に咎められない正しい道に進む、成功したときは自分だけの成功と傲慢にならず、成功に関与したすべてのものに感謝する。快楽と酒と贅沢を遠ざける。ものごとには順序がある・・・外での自分の仕事に身を入れてから家のことを考える。「昔はよかったな」・・・繰り返されてきた人間の歴史を知らぬ無知をさらす。関係を長続きする秘訣は何事においても同意すること。酒と女の間違いは繰り返される。

  • 旧約聖書のみかと思っていたが、新約聖書の内容も多く書かれている。

  • ■マインド
    1.試練とは、あなたに忍耐力を身につけさせ、何事も怖気づかない強い確信に満ちた成熟した人へと成長させてくれる教師であり、友なのだ

    2.学ぶことに自己満足する人ではなく、成長することを願う人になれ

    3.人は、何かをする前に、何者かでなければならない。なぜなら、人は自分で信じたとおりにしか生きられない

    4.感情をコントロールせよ。人は自分の心を守れなくなったとき、敗北するのだ。怒りを制御せよ

    5.人が体験してきた苦しみや悲しみ、また喜びでさえ、その本人以外に本当にそれを知ることができる者はいない。だから、他者が自分を理解してくれないからと言って、過度に落ち込んだり、失望したり、怒ったりするべきではない

    6.過去は水に流す

    7.信仰とは盲目的に何かの宗教にはまることを言うのではない。信仰とは、強く信じる心のことだ

    8.世界が存在しているということは、その背後に、存在を可能にしているすべてを超越した力があるのは明らかなことで、人間は自然を観察することによって、当然それに気付くべきなのだ

  • にゃあからの貰い物

  • まさに賢人の言葉。

  • 疲れたりしたときになら癒しになるのかも。思ったよりも理想論って感じでもなかったけど、自分は後回しってのがベースにあるのが受け入れ辛い。

  • 最近、言葉シリーズをよく手に取る気がします。この本は、言葉だけではなく、キリスト教、ユダヤ教の成り立ちについてもほんの少しだけ触れてあって、今の今まで残っている言葉や言語、考え方があるということも書かれており、さらに重みを感じました。言葉自体はとてもシンプルで、当たり前のことが一番大事なのだと、改めて確認できる本だと思います。

  • 石井 希尚 (著)
    本書は聖書のなかでも旧約聖書を中心に、主にダビデ、ソロモン、そしてパウロの言葉で構成されている。彼らは古代ユダヤ人のなかでもその知恵によるエピソードや名言で広く知られている。
    ユダヤ人といえば、芸術、科学、あるいは金融など、さまざまな分野で傑出していることはよく知られている。幾度となく、為政者たちによって絶滅の危機に追いやられながらも、滅ぶこともなく、厳然と世界にその影響力を保持する民族は、ユダヤ民族をおいてほかにはないだろう。
    そんな彼らの原動力、国を失っても失せることがなかった民族意識と団結心、そして現代社会に与える影響力、これらの源泉は、彼らが共有してきた独特の信仰と思想にある。その信仰とは、ヤーウェと呼ばれる「天地万物の創造主」なる唯一の神を信じる信仰であり、思想とは、他でもない聖書のことである。
    聖書というと、多くの日本人は、キリスト教の教典だと思っているかもしれない。
    しかし実際にはそうではない。とりわけ旧約聖書は、キリスト教徒のみならず、ユダヤ教徒、そしてイスラム教徒までもが認める聖典だ。だから、キリスト教の教典なのではなく、キリスト教も聖書を使っていると言ったほうが正しい。
    そもそもユダヤ民族にとって聖書とは「契約書」であると言っていいだろう。
    彼ら古代ユダヤ人は、モーセという指導者に導かれ神と契約を交わす。この契約とは、「生き方」の契約であり、ペナルティー条項付きの契約だ。ひらたく言えば、ユダヤ人が規範としている生き方のマニュアルに従って生きると、人生は祝福されるということを、世界中の人々が知るようになるために、神がまずユダヤ人を選び、彼らと契約を交わし、彼らに厳しくその契約条項に則って生きていくようにさせた、ということになる。
    ユダヤ人の優秀ぶりと成功ぶりを見れば、この目的を十分に果たされていると言えるのではないかと思える。ユダヤ人が「選民」と呼ばれるのはこのためだ。
    実りある人生を歩むために学びたい、2000年以上前から変わらない、奇跡の民族ユダヤの人生を強く賢く生き抜くための教え。

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著者プロフィール

◆石井希尚(いしい まれひさ)/ Marre (マレ) 牧師、カウンセラー、作家、HEAVENESE座長 株)コミティッド代表。教育問題と並行して音楽活動にも力を注ぎ、新人歌手のバックなどのキャリアを積み、91年、デビュー。93年渡米し一般カウンセリング、プリマリタル・カウンセリング、聖書学などを学び、インターンを経て牧師に。日本においてプリマリタル・カウンセリングを広めた第一人者でもある。処女作「この人と結婚していいの?」(新潮社)は20万部を超えるロングセラーに。2012年秋、日本精神を発信する音楽一座HEAVENESE(ヘヴニーズ)で米Stilettoflatsよりデビュー。外務省後援実績のあるイベントを主宰する等、国内外で活動。妻・久美子と共に夫婦二人三脚で多方面にわたり精力的に活躍中。著書多数

「2021年 『夫婦の断絶、親子の断絶、世代の断絶から蘇るための 「ドクターと牧師の対話」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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