- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799106518
感想・レビュー・書評
-
確かに、各ページの図解テクニックは分かりやすく、参考になる。特に、PowerPointで再現する方法の解説が良い。
しかし、全体通しての説明の構成が残念。個別の説明となる枝葉を付けるのに専念するあまり、幹が折れそうな感じ。残念ポイントは3つある。
1. 表紙が間違っている
2.章立てが分かりにくくて図解が必要
3.『はじめに』で書かれてあるべき内容が『おわりに』で書かれてある
本文ではフォーム、カラー、ポジションの順で説明されてるのに表紙だけカラー、フォーム、ポジションの順。一番間違ってはいけないところで間違っている。
章立ては0章を独立とした4部構成とし、12章までとしているのは、あまりに分かりにくい。図解で説明している時点で問題あり。3部のタイトル『図解のパターン化』に至っては順序逆で、各節を見ると『パターンを図解化』している。章立てとタイトルよく考えて、たとえば次のようなシンプルな4章構成とすると良かったのではないか。
1. 図解の効果
2.図解キューブの基本
3.実践編 データパターンを図解する
4.より感覚的な心地よさを目指して
この本でいう図解の趣旨は、評価者に文章を読ませる代わりに図解を見せて、より早く理解させて意思決定させること。論旨の通った文章や資料を作れて意思疎通できることが前提にあり。その資料作成の基本については前に本で出していて、この本はその続編だと『おわりに』で述べているが、これは『はじめに』で述べられているべき。最初に読んでおけば、この本を読むべきか、前の本を先に読むべきか判断できるので。
きちんと論旨の通った文章書けて意思疎通できる人なら、この本でレベルアップできそう。そうでなければ、この本のように大事なところが抜け落ちて怒られそう。経験の浅い人でも読めて実践できてしまうが、対象読者は文章作成の基本ができている上級者向けである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図解は伝えたいことを”分かりやすく”説明すること
# 図の見せ方
- 線の使用を控える、ベースカラーを使う、位置を整えるなどシンプルに
- その上で線や色を効果的に使う
# 図の使い方
- 四角(具体)と丸(抽象)、矢印などの適した使い分け
-
# 図解のパターン化
- チャートとグラフの使い分け
==
これまで他人の作る分かりやすいと感じる資料などを参考にしながらなんとなく図を書いていたが、分かりやすい図解のルールがよくわかった。図の線や色の使い方、図形を意味を持って使い分けるようにしたい。 -
パレート図
-
伝わりやすさ美しさがベースだが、今まで手作業でちまちまやっていた部分を時短できる有意義なtipsもいくつか新たに得られた。(グループ化など)
挙げられているサンプルでNot goodよりGoodの方が美しいのは間違いないが、普段そこまでこだわって作ってられないのが実情。パワポ職人になることが本質ではないと多くのビジネス書でも書かれているものの、ここぞのプレゼンではエグゼクティブ図解術も含めて活用したい。 -
冒頭および章はじめに出てくるガイドがイマイチ理解できず、引っかかってしまった。中身に進むと、悪い例と良い例を比較して説明してくれているので、わかりやすかった。
-
サクッと読める本。だいたいやってる気はするけど、凝ってしまいがちな資料を目的に合わせてステップアップするという考えで、説明する時間がたくさんあるならステップ1、エグゼクティブ向けなら最高ステップという形でステップごとに書かれていたので最低限と最大限が分かりやすかった。
・基本はグレースケールとすること。
・枠線は消す
・丸四角形は四角形と組み合わせて使い、より抽象的な概念、主観的な意見を丸四角形であらわす。 -
さささーっと気になる部分だけ読みました。
パワポの作り方とか分からない人はいいと思います。私がそれなので。 -
ベーシックな内容から、あまり使わなそうな内容まで。図形や色の使い分けを細かく書いてあり勉強になりました。
-
パワポでの提案書に利用出来る。枠線の活用や色の使い方など図解の基本とその応用があり、シンプルイズザベストといった印象。