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- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798701257
作品紹介・あらすじ
イエスの革命的な哲学を、その後のキリスト教会が信仰の名において覆い隠す。しかしルネサンスのユマニストたちが掲げた人間主義こそは、その教えの真骨頂であり、現代の民主主義と人権思想の土台となるものだった。人間としてのイエスと、宗教の枠をはるかに超えた叡知を論じたフランスのベストセラー。
感想・レビュー・書評
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イエス・キリストを一人の哲学者とみて、その哲学を顕わに
していく、という本ではなく、近代に始まり現代まで続く
社会的倫理とその価値観─人権・自由・平等・平和─が
いかにキリスト教から生まれ、キリスト教と対峙するように
なっていったかを著した本。現代に生きる作者がキリスト教
の中に埋もれている、そして現代にも通じるイエスの哲学を
掘り出して提示するといった内容。門外漢にとっては教会史
の部分は少し退屈だが、読みやすいし新たな発見を得られる
であろう著作だった。ただ何となく「キリスト者びいき」の
ようなものも感じてしまったな。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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