達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ

著者 :
  • 翔泳社
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本棚登録 : 476
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798157825

作品紹介・あらすじ

SQLを扱うエンジニア必携のロングセラー、10年ぶりの改訂!
――SQLの正しい書き方・考え方が学べる本

開発者のためのWebマガジン「CodeZine」の人気連載を大幅加筆・修正して2008年に刊行、好評を博した『達人に学ぶSQL徹底指南書』の改訂・第2版です。

第2版では、初版構成を生かしつつ、サンプルコード・解説の見直しと最新化を行ない、CASE式、ウィンドウ関数、外部結合、HAVING句、EXISTS述語など、SQLを扱うエンジニアに必要な「正しい書き方・考え方」「ビッグデータ時代に対応したモダンなSQL機能を駆使した書き方」を徹底解説します。

標準SQL準拠のため、Oracle/SQL Server/DB2/PostgreSQL/MySQL等々の幅広いデータベースに対応しているほか、実際の開発現場でも活かしやすい実践的なコーディング事例も多数紹介しています。
チューニングテクニックやリレーショナルデータベースの歴史なども網羅。
SQLの原理となっている仕組みや、この言語を作った人々が何を考えて現在のような形にしたのか、というバックグラウンドも掘り起こして伝えます。

・脱初級や、より高みを目指したいDBエンジニア、プログラマ
・「SQLとは何なのか」を知りたいと思っている人

におすすめの一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • SQLの基礎本は本当に基礎(使い方程度)しか書いていないものが多くあまり理解が進まないなぁと思うこと約10年、ついにこの本と出会いました。
    多少頭は使わないといけないですが、実務経験ゼロながらも数十行規模のSQL程度なら考えられるくらいにはなれました。

  • 第一部はSQL初心者からステップアップするのにちょうど良いお題がずらりと並んでいる。EXISTS句やウィンドウ関数、クエリ速度の話など、実務で必須だが、体系的にはあまり纏まっていない部分がしっかり言語化されており参考になる。

    第二部は著者のお気持ち表明な部分も多いが、言いたいことは非常にわかるので読み物として普通に面白い。

  • 基礎の内容が基盤として勉強出来ました。

  • 技術的なところの理解はかなり難しかったが、作者さんがお茶目で、技術以外の部分も楽しめた

  • 本の前半はSQLのテクニック、後半はSQLの裏側をまとめた本

  • 難しかった。

    前半は中級者向けのSQLのテクニック。内部の処理についても言及があり、SQLをより深く理解できた。ただ、外部結合や相関サブクエリを使った例に、一部よく理解できないものがあった。また、可読性やデバッグ・テストのしやすさを考えれば、パフォーマンスの許す限りSQLで複雑な処理はしない方が良いなと思った。

    後半はSQL・RDBMSの成り立ちや仕様について。やや飛ばし読みしたが、どう考えれば手続き型言語と違う発想ができるかの7箇条は具体的で参考になった。

  • 方言が多いと言われるSQLの中で、標準から特有の構文まで広くカバーしており、信頼できる一冊。
    SQLのアドレスを排除した話や行の順序の話など、著者の造詣の深さが伺える部分がちょくちょくあるのだが、なんというか独特の癖がある節がいくつかある。
    ただ「方言」については、すべてを網羅的にカバーしているわけではないし、掘り下げているという事もなく、あくまで標準に近い範囲に絞っている。方言が多すぎるというのもあるだろうけど。
    初心者には向かないかも知れない。

  • 本書はSQLの構文の説明は一切なしに、いきなりCASE式の解説から入っています。
    (まえがきで断っているように、実務でのSQLの経験がある人を対象にしているためです)
    そして、以降でも随所でCASE式を使ったSELECT句での分岐が使われています。
    また、相関サブクエリの説明はなく、代わりにウィンドウ関数を使うことを勧めており、その解説に紙面を割いている点が第1版との大きな違いのようです。

    パフォーマンスチューニングについての解説は少なく、そちらは著者の「SQL実践入門」に譲り
    こちらの本ではピュアな言語としてのSQLに的を絞っています。
    SQL全体が体系的に書かれているわけではありませんが、順に非常に読みやすい解説になっています。
    ただ、業務で生かそうとなると、何度も読み返して初めて自分の引き出しにできそうです。

    本書は2部構成になっており、後半の排中律の拒否とSQLの関係や
    「データベースがデータを集めたものではなく、真の命題を集めたものである・・」というデイトの言葉の引用(これは1部で出てきますが)などは実に奥深く、「ラッセルの論理学」や「ファインマン物理学」などを引き合いに出すあたりに著者の博識を感じます。
    SQLのリファレンス本ではないですが、読み物として面白く、これは著者が認めるように遠山啓著「無限と連続」に負っているようです。

    最近はNonSQLの話題も豊富な中で、NonSQLはSQLほどのイノベーションではない、と断言するあたり
    著者はSQLを正しく俯瞰していると思わせ、単なるすぐに使える表層のテクニックではなく
    SQLとは何なのか、そのバックグラウンドを知るのに手軽に読める一冊だと思います。

  • 請求記号 007.64/Mi 24

  • 過去に第1版も読んだが、第2版では最新のSQL仕様に対応して全面的に見直したようだ。
    学んだことは下の3つ。

    CASE式は便利。
    「WHERE句で条件分岐させるのは素人のやること。プロはSELECT句で分岐させる」とのこと。

    WINDOW関数を使え。
    相関サブクエリは過去の技術。WINDOW関数で代用可能。
    これによりパフォーマンスは断然よくなる。

    EXISTSはパフォーマンスが高いよ。

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著者プロフィール



「2016年 『プログラマのためのSQLグラフ原論 リレーショナルデータベースで木と階層構造を扱うために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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