おうちで学べるデータベースのきほん: 全く新しいデータベースの入門書

  • 翔泳社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798135168

作品紹介・あらすじ

「データベースについてを学びたいけど、本を読んでもわからない」…そんなあなたは必読です。本書は、「データベースが動作する仕組み」を、実際に自宅PCで確認しながら学習を進めていきます。「データベースのアーキテクチャ」「トランザクションの仕組み」などを体感しながら学べるので、初心者でも無理なく学習できます。またデータベースのバックアップとリカバリ、パフォーマンスの向上など、現場で役立つ技術についても解説しました。データベースについてゼロから学びたい人だけでなく、現役のエンジニアやプログラマーにも幅広く読んでもらいたい1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • RDBMSを理解したくて買ってみた。
    DB以外にもサーバーとの関係やサーバーの種類などの解説もあり、それが他の解説書よりも分かりやすくて非常に助かった。(本書のおかげで併読していた他の本の説明も理解できたりした)
    後半は読んでない。

  • やりながら出ないと理解が難しいですね.
    私にはまだ早かった…

    データベースシステムにどんな種類のものがあるかがわかっただけでも良かったです.

  • <読み始めた動機>
    DB構築に必要な情報、DB蓄積に必要な情報が欲しい。
    社内のExcel管理をもう少しマシにしたい。


    【データベースの基本機能】
     ①データの検索と更新(登録・修正・削除)
      →処理速度が大事
     ②同時実行制御
     ③耐障害性(データ消失対策)
       →データの冗長化(分散保持)
       →バックアップ
     ④セキュリティ
       →データベースをユーザーに意識させない
       →データベースはユーザーに触らせない


    【トランザクションの4特性 - ACID】
     ①Atomicity(原子性)
      →成功or失敗。処理中にエラーが出たら
        最初の状態に戻す 
     ②Consisutency(一貫性)
       →連番付与やユニーク制約により一貫性を保つ
     ③Isolation(分離性 or 隔離性、独立性)
       →複数同時処理でも矛盾なく対応させる
         例:ロックをかける、等
     ④Durability(持続性)
       →操作自体をログとして記録しておき、
        エラーが発生、復旧した段階で対応させる


    【デッドロック対策】
     ①トランザクションを頻繁にコミットする
     ②テーブルや行にアクセスする順番を決める
     ③ロック読み取りは必要時のみ用いる
     ④ロックの範囲をより狭いものにする
     ⑤行ではなく、テーブル単位でロックする


    【テーブルとは】
    一意な識別子を持った共通項によってまとめられたモノの集合

     ①第一正規形(1NF)
       →セルには複合的な値は含めない
    スカラ値(単一値)のみで作成する
         例:1 けんじ
           2 ようこ
           3 (きょうこ、さとし)
    ②第二正規形(2NF)
      →部分関数従属を排除する
         例:主キーが{企業ID,注文番号}
           の場合、企業IDにしか連動しない項目
           はそれだけで別シート管理にする

     ③第三正規形(3NF)
        →推移関数従属を排除する
         例:企業ID→業界コード→業界名
           この場合、②同様別シート管理にする
           シートを別にすれば今登録していない
           業界コード→業界名も登録できる


    【SQLが求めた理想】
     「母国語(英語)を話すがごとく構築する」

  • RDBやSQLについての基本中の基本の書。
    何も知らない状態のときに読むと広く浅く知ることができると思います。

  • 雰囲気でSQLを触っていたので、一度基本に立ち返って学習しようと思い読んだ。

    DB、SQLの基本から、MySQLのセットアップまで基本的な事が学べる。パフォーマンスに関する記載があるのも良い。初学者には最適だと思う

  • 5章まではデータベースの基礎の説明、5章からはMySQLのインストールと基本的な構文の説明をしてくれている。
    データベースの冗長化など、基本的な語句説明も含めて、非常に丁寧なので、初心者にはわかりやすい。

    MySQLのインストール以降は実際に手を動かしながらやる部分。理解が早いので、実際にやりながら読む方が効率が良いと思う。
    (自分はまずデータベースの基本だけ知りたかったので、ここはスルーした)

  • 何となく読んだけどデータベースがどんなんってのご想像できるようになった。

  • データベースの基本事項を丁寧に解説してくれる本。
    エンジニアならこれで必ず理解できる。

    [more]

    リレーショナルデータベース RDB
    - 二次元表の形式でデータを管理するデータベース。
    - 関係型データベース。

    SQL
    - Structured Query Language
    - リレーショナルデータベースのデータ操作のための言語
    - 宣言型言語(普通のプログラム言語は手続き型言語)
    - 必ず、下記4つから始まる。それ以外は管理コマンド。
    - SELECT INSERT DELETE UPDATE

    DBMS
    - DataBase Management System
    - 具体的な製本を指す。Oracle, MySQL

    心臓戦略・腎臓戦略
    - 大事な1点=心臓。複数持つ=腎臓。
    - 速い1つか複数でシステムか。
    - 近年は腎臓戦略に軍配。

    可用性 (Availability) システムがどの程度利用できるか

    | 稼働率 | 停止時間(1年) |
    | 99% | 3日と15時間36分 |
    | 99.9% | 8時間46分 |
    | 99.99% | 52分34秒 |
    | 99.999% | 5分15秒 |
    | 99.9999% | 32秒 |

    シェアードナッシング
    - サーバー数を増やしても共有部分を無くすことでスケーラビリティ
    - Googleは、シャーディング(Sharding)

    コネクション
    - MySQLは同時に複数のユーザーとコネクションはれる。

    トランザクション
    - ACID特性
    - Atomicity 原子性 成功するか全部失敗とするか。
    - Consistency 一貫性
    - Isolation 独立性 複数のユーザーの手続きを独立に。 MVCCとか。
    - Durability 持続性 書き込んだデータは持続する。

    デッドロック
    - 一般的なデータベースでは起きる可能性がある。

    正規形 Normal Form
    - 第1 1NF テーブルのセルには複合的な値を含まない。スカラーならよし。
    - 第2 2NF 部分関数従属がない。主キーの一部にだけ従属する列は別テーブルへ
    - 第3 3NF 推移関数従属がない。別テーブルに分ける。

    ER図
    - Entity-Relationship Diagram
    - Entity = テーブル
    - Relationship = 関係

    オプティマイザ
    - RDBはSQLを実行する前に実行計画を自分で立てる。

    インデックス
    - 前もってB-treeでインデックスを作っておくと高速にSQLを処理できる。
    - ただしインデックス更新により普段の性能劣化が起こりうる。

    データベースの階層
    - インスタンス
    - データベース
    - スキーマ (フォルダ) MySQLではデータベース=スキーマで3層
    - テーブル

    キーワード
    - SORT順指定
    - ASC Ascend 登る = 昇順
    - DESC Descend 降りる = 降順
    - 記述する順序は必ずこの順序
    - SELECT, FROM, WHERE, GROUP BY, HAVING, ORDER BY
    - デリミタ
    - 通常 ; 縦に見せる \G

    結合
    - 内部結合 inner join
    - 2つのテーブルに共通な項目で結合する。
    - 外部結合 outer join
    - 片方を基準として他方を取り込む結合。

    eof

  • 様々なデータベース関係の本を執筆しているミック氏が送るデータベースの本当の入門本。
    データベースの勉強を始めようとおもったらまずはこの本を手にとって見るといい。

  • とてもわかりやすく書かれていたため、RDBMSの基本概念を理解することができた。

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著者プロフィール



「2016年 『プログラマのためのSQLグラフ原論 リレーショナルデータベースで木と階層構造を扱うために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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