- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798132310
作品紹介・あらすじ
本書は、ハーバード・ビジネススクールの看板教授のひとり、クリステンセン教授が、「イノベーション」という言葉を世に知らしめた『イノベーションのジレンマ』、イノベーション・マネジメントの新基準を示した『イノベーションへの解』などで展開してきた理論を、さまざまな業界に応用し、イノベーションがもたらす破壊を予見するための手法を示した画期的到達地点である。
具体的には業界全体の動向を判断するための理論的枠組みを提示し、ビジネスチャンスのありか、競争相手の実力、戦略的判断、非マーケット要因の見きわめ方を詳述し、業界全体の未来を見通すレンズを提示する。
実際に第二部では、教育、航空、半導体、医療、情報通信、そして海外でのイノベーションという、六つの非常に異なるトピックを分析し、イノベーションの理論が実際に役立つことを示す。
本書は新しい概念や枠組み(市場外の要因を分析するための動機づけ/能力の枠組みなど)を紹介してはいるが、理論構築に関する本ではない。理論を活用して、将来への洞察を得るための本なのだ。
感想・レビュー・書評
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難度高め。
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「イノベーションのジレンマ」「イノベーションへの解」に続きクリステンセン教授のイノベーション3部作読了。ただ前2作よりも難解で消化するのに読解力が必要で、今の自分には難易度が高い。まとまった時間を作ってジレンマから通して精読したい。
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「イノベーションのジレンマ」「イノベーションへの解」に続く三部作の最終作だそうです。読んでいません。
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良い理論ほど実践的だ、とはよく言われるが使いこなせるだけの読解力が要求される。 使いこなすためには、自分のもつ事例で研究しなくてはならない。これらが私の率直な感想だ。幸いクリステンセン教授の扱ったメインの事例が情報通信業界なので、とても有意義だった。 新しい技術潮流で格好の事例を見つけたので、研究してみたいと思う。
経営学理論の教科書としては最高だと思う。論旨の構造が洗練されていて、変化のシグナル、競争のバトル、戦略的選択、環境要因を含めた影響分析の有機的な関係性の論じ方は、やはりハーバードがトップレベルの大学なんだなぁと感じさせる。ちょっと難解すぎたり、アメリカに偏っている感も否めないので、4つとしておこう。 -
破壊的イノベーションは、新しい価値提案を実現するものだ。破壊的イノベーションには、新しい市場を生み出すもの( 新市場型)と、既存市場を大きく変えるもの( ローエンド型)の二種類がある。ローエンド型の破壊的イノベーションが起こるのは、既存顧客が使いこなせる価値に比べて、製品・サービスが「性能過剰」になり、したがって高価になりすぎたときだ。
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東2法経図・6F指定 336.17A/C58i/Watanabe
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いろいろと勉強になります