実践ドメイン駆動設計

  • 翔泳社
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本棚登録 : 352
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (616ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798131610

作品紹介・あらすじ

『エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計』は、2003年の刊行だったにもかかわらず、大型ソフトウェア構築時につきまとう不透明感を払拭するための指針として現役技術者に多大な影響を与えた。ある意味、エリック・エヴァンスの先見性によって、今日、必要とされるパタン/アンチパタンが整理されていたためだ。

とはいえ、それからすでに11年。ベースとなるオブジェクト指向はそれほど大きな変革はないものの、この10年の間にコンピューティングの対象は大きく増え、さらにドメイン駆動設計をコトバでは知っているものの、経験値のまだ低い技術者の増加もあり、理論だけではなく現状に則した形で体得する必要性が増している。

本書はDDDの考え方はもちろん、コミュニティや実際のビジネスシーンのなかから実践的な方法論を精錬し、いわば21世紀(初頭)型ドメイン駆動設計を伝授するものであり、現在のニーズに合致する内容で構成されている。

感想・レビュー・書評

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  • 二回目読了。4~5年前に一回目を読んだときは、理解が足りていなかった部分も今読むと大分理解できている。
    少し話が長いと感じるが、良い本ではあると思う。
    個人的には本編より、最後のA+ES(集約とイベントソーシング)の方が好み。

  • 請求記号 007.61/V 62

  • DDD本では掴めなかった点がサンプルなどから段々クリアになってよかった。
    サンプルは徐々に時を経て古くなってきているけどGitHubで全て公開されているので参考にしやすくてとても良い。

  • 現在精読中。
    実装にも内容が及んでおり、マイクロサービスの実装方法を考える際の良い手助けになりそうです。
    実プロジェクトでもDDDを掲げて挑んでいますが、折角抽出したドメインがORMによる制約を受けてしまっており、次にどこかでマイクロサービスの実装を行うことがあれば、ドメインクラスはとことんPOJOにこだわりたいなと思います。

  • 流し読み。
    私には実践より仕様書のようなものの方が合うみたい

  • # 書評☆2 実践ドメイン駆動設計 | Javaのサンプルを豊富に使ったDDDの実践例

    ## 概要
    Javaのサンプルを使って具体的にDDDをどのようにやるのか書いてある。

    「[エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計](https://senooken.jp/blog/2018/07/17/)」を事前に読んだが,こちらは難しすぎて意味不明だった。

    本書は,まだましだったが,そもそもDDDとは何か?どのようにやればいいのかというのが理解できなかった。

    翻訳本であり,英語を日本語に訳されている。元々,英語で小難しい内容なので,それを単に翻訳しても小難しいだけで,間にさらに翻訳というフィルターがはいったことでますますわかりにくい。

    具体的なサンプルが多くてなんとなくこんな感じなのかというのが雰囲気だけわかった。しかし,これでは何の役にも立たない。

    ## 結論
    DDD自体が,中規模から大規模な開発で使う設計手法であり,そもそもその時点で難易度が高い。

    ソフト開発中上級者で,既に中規模から大規模な開発で設計を担当している人のための本だ。

    DDDがどういうものか知るために読んでみたのだが,日本人が解説した本をあたったほうがよさそうだ。

    パーマリンク: <https://senooken.jp/blog/2018/07/19/>

  • エリックエヴァンスのドメイン駆動設計は抽象的な内容に終始していたところがあるので、その内容をより実践的に解説した本。この2冊がDDDの入門セットらしい[要出典]。入門といっても合わせると1000ページを優に超えるのだが。

    レガシーシステムとどのように結合するか、とか、どうデータベースに保存するか、など現実と理想のギャップについても書いてある素敵な本。

  • 実践というだけあって、具体的な製品(Spring等)を交えながらどうDDDを実装していくか豊富な例をもって解説がある。
    EvansのDDD本にはまだ収録されていなかったドメインイベントについても言及があり、よりDDDの理解を助けてくれる。
    DDDの意義はチームで共通の寄る辺ができることにあると思っている。複雑化するシステム開発において、何を好ましいものとして選択するか、個人の秘伝のタレにせず、メンバーの間で判断の基準ができることに魅力がある。
    よくある簡単なサンプルだけでなく、将来の変更にどう備えるかや、プロダクトレベルで考慮しなければいけない点など、その示唆は大変貴重。巻末には付録として、EventSourcingの解説もあり読み応えがある。書中のサンプルコードもウェブで公開されているので、Javaの読める人は参考になる。
    これからのシステム開発に関わる人全てにオススメできる。

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