図解入門ビジネス 最新地域商社の基本と仕組みがよ~くわかる本

著者 :
  • 秀和システム
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798058139

作品紹介・あらすじ

◎地方創生、地方経済活性化の切り札!「地域商社」のすべてがわかる!

地方創生、地方経済活性化において重要な役割を担い、
注目を集める「地域商社」の定義や類型などを徹底解説。
また、全国10の事例から、今後の設立・運営に向けたポイントを解説します。

地域商社に留まらず、DMOや地域活性化プロジェクトの企画、
コンサルティングを数多く手掛けてきた実務者である著者が、
最新動向を踏まえて、地域の将来像も描き出します。

地域活性化に取り組みたい地方の民間企業や金融機関、
商工会議所、自治体の担当者、地域産品の開発・販売者、
マーケッター、地域にコミットした働き方を求めている人必携です。

●目次
第1章 地域商社と地方創生
第2章 地域商社の定義
第3章 地域商社が求められる環境
第4章 地域商社のビジネスモデルのポイント
第5章 地域商社の設計のポイント
第6章 地域商社の運営のポイント
第7章 地域商社のケーススタディ

感想・レビュー・書評

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  • 地域商社の定義が分からなかったので、体系的に学べました。
    地域、特に行政との関わりや、そこと自社を軸にした展開の仕方がイメージできました。

  • 地域商社の基本事項がまとめられている良本

    ざっくりと知るにはもってこいの本

  • ・地域が保有するもの(山菜、伝統工芸、伝統建築など)を活用し、外の方に売る。商品を売るのではなく、ストーリー(恵み)のおすそ分け。

  • 図解入門ビジネス 最新地域商社の基本と仕組みがよ~くわかる本
    著:中村 郁博

    本書は、地域活性化への期待が集まっているものの、多くの形態があることから、今一つ判然としないところもある地域商社について、求められる機能や、設計、運営のポイント等がわかりやすく解説されている。

    一昔前には、日本の多くの地域が、自律性を失い、東京への情景と自地域への諦念に溢れていた時代もあったものの、今は完全に潮目が変わり、地域独自の社会と経済のモデルを創り上げようとしている人たちが増加している。そして、一部地域では、すでに日本の最先端の挑戦が始まっている。

    本書の構成は以下の7章から成っている。
    ①地域商社と地方創生
    ②地域商社の定義
    ③地域商社が求められる環境
    ④地域商社のビジネスモデルのポイント
    ⑤地域商社の設計のポイント
    ⑥地域商社の運営のポイント
    ⑦地域商社のケーススタディ

    地域商社を一言で捉えることは難しい。それは、まだ形として確立しておらず、そもそも多様な機能と役割と価値を持つそれを一括りにしており、分けて考える必要がある。

    パターンにおいても本書では大きく3つのカテゴリーでそれを捉えているものの、もちろんそれが全てではなく、今後の外的要因や内的要因で生まれては消え、そして時には混ざりながらそれとなく、形作られる。

    ゴールも正解も明確ではない現状においてこれほどまでに「地域商社」という形を体系的に説明している本書は素晴らしい。概念のみならず、設計や運営にまで及ぶ言及は知識だけではなく、経験あってこそ紡がれるものである。

    知識だけを得るのではなく、自分が地域商社をデザインし、運営するとしたらという当事者意識を持った読み方をした時に本書はその機能を存分に発揮する。一読で「地域商社」を理解できることは出来ない。

    アンテナを立たせてくれるきっかけの一冊。何がわからなかったのか、何が必要なのかを再認識できた。本書が「地域商社」の全てではないものの、確実に読者をスタートラインに立たせてくれる優れもの。

  • 地域商社という地域活性化のための切り札についてのシンプルでベーシックな教科書です。見開き2Pに一個一個のテーマをまとめてあります。非常に整理されて頭に入ります。with corona時代に入って、地方にとってはインバウンドの減少という目の前の大きなマイナスと地方分散というまだ見えないテーマのプラスがあると思いますが、マイナスをプラスにするのはとにかく人材だと思います。星野リゾートの社長が海外からのインバウンドが戻り始めるのは1年半は掛かるとの予想によって、ここしばらくはマイクロツーリズムによって地元資産の発見をして、コンテンツを磨く時期、と言っていたと思います。地方の付加価値化はさらに求められてくるはず。そんな時、立ち戻るべき本だと思いました。さらに最終章の事例に触れると前向きな気持ちが生まれます。

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著者プロフィール

株式会社価値総合研究所 執行役員経営企画部長
早稲田大学政治経済学部卒、ニューヨーク大学経営学修士。
日本開発銀行(現 日本政策投資銀行)入行後、東北支店東北復興支援室課長、都市開発部課長、日本経済研究所地域振興部長などを経て、現在、同行地域企画部次長も兼職。
経済同友会「地方創生に向けた実態調査ワーキンググループ」メンバー、国土交通省「国土審議会 稼げる国土専門委員会」委員、武蔵野市「第六期長期計画策定委員会」委員などを歴任し、現在、日本観光振興協会「観光立国推進協議会DMO 専門部会」委員などを務める。
著書に『錦おりなす自立する地域』(ぎょうせい)、『観光DMO 設計・運営のポイント』(ダイヤモンド社)。
地域総合計画、地域総合戦略などの行政計画のほか、DMO、地域商社、工芸イノベーションなどの地域振興プロジェクトの支援、コンサルティング、講義・講演も多数。

「2020年 『図解入門ビジネス 最新 地域商社の基本と仕組みがよ~くわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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