- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797673906
作品紹介・あらすじ
漫画『キングダム』(原泰久・著)にはコミュニケーションの極意が秘められており、それこそが作品を魅力的にしている。
登場人物たちの何気ない会話などを取り上げ、そのポイントをコミュニケーションのプロである著者がわかりやすく伝授する。
原作ファンにとっては、あの名場面の「感動の理由」に納得し、
ビジネスマンにとっては、人間関係においてとても重要な「究極の視点」が学べる一冊。
・主人公・信は、なぜ強いのか。
・騰から学ぶ最強のNo.2論
・コミュニケーションの達人・蒙恬の会話から学べる人間関係を円滑にする「フレーズ」
・河了貂が羌カイに放った、自己認識力を高める究極の質問。
・信、エイ政、楊端和、蒙恬、王騎、藺相如……彼らが持つコミュニケーションに欠かせない、「究極の視点」とは?
【本文より】
『キングダム』の物語をこんなにも「美しい」と感じるのは、人間関係において大切な「信頼」や本書で紹介した「究極の視点」を登場人物たちが様々な形で見せてくれるからだと思います。
人は他人と関わることで、その人の目に映る自分を確認し、振る舞いや言葉をより良いものに変えていくことができます。
しかし、たとえ生身の人間と触れ合わなくても、美しいコミュニケーションが描かれている物語に出会えれば、そこに生きている人物から多くを学ぶことが可能です。
『キングダム』に出会った私は、そう実感しています。
【著者略歴】
馬場 啓介(ばば けいすけ)
トラストコーチングスクール/マザーズコーチングスクール代表。法政大学法学部卒。米国留学後、外資系人材サービス会社を経て株式会社コーチ・エィに入社。2009年、NPO法人トラストコーチングを設立。
これまでに全国、世界数カ国で2000名以上のコーチを育成。経済産業省や多くの企業では人材育成を担当している。近年、教育事業にも力を入れ、現在300を超える園・小中学校に研修や授業を提供。
全国20箇所以上の県や市で精力的に講演を行っている。主な著書に『目標達成の神業』(かざひの文庫)、『なぜか好かれる人の「わからせる」技術』(サンマーク出版)、絵本『鏡の中のぼく』(NPO法人トラストコーチング)などがある。
【章立て】
序章 なぜ『キングダム』はコミュニケーションの最良の教科書なのか
第一章 主人公・信から学ぶコミュニケーションの視点
第二章 高い自己認識力がもたらすワンランク上のコミュニケーション
第三章 『キングダム』に秘められた「究極の視点」
第四章 「想定外の視点」と「最強の自己認識力」
感想・レビュー・書評
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かなり多くのメモが残る、学びのある本でした。
表紙裏の色が王騎すぎて好きです、という個人的な感想から…。
王騎大好き、キングダム大好きの私がセミナーを受ける中でこの著書に出会いました。
急いで読むとかなり学びがありました。改めてキングダム、読み返したくもなりました…!
これぞNo.1という落ち着きと立場の見極めができるような視点の多さがほしい…!と思いました。
視点を増やすことがコミュニケーションをうまく進めるためのコツでもあり、
生きるために必要なことだな…と思いました。
自己研鑽がんばりまーす詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
馬場くんの読書感想文。
キングダムのためになったシーンが馬場くんのチョイスでピックアップされているので、振り返りになってよかったし改めてキングダムはいい漫画だなと思った。
キングダムで学ぶコミュニケーションというタイトルにつられて購入したけど、自分で漫画読んでまとめるのも良いなと思った。
コーチングという仕事があるのを知って、どんなことをしているかというこも知れて良かったと思う。 -
組織論ではリーダーシップが取り沙汰されるが組織をモチーフに読み解くと優れたリーダーシップは優れたフォロワーシップが強靭にすると思った。
参謀が参謀たるのは代わりに戦略を考えるのでなく、コーチ役としてリーダーの少し後ろから支援するからこそ、リーダーは迷いのない決断ができるとも。
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漫画『キングダム』からコミュニケーション力を学ぶ本。
キングダムのキャラクター・場面で優れているコミュニーケーションを力を説明しているのでわかりやすく参考になった。
コミュニケーション力は人それぞれの取り方があるとおもっていたが、視点・謙虚等てコミュニケーション力を高めるためのHow to・知識を学ぶ必要性を感じた。
大量の情報を処理して生きていかなければならい、現代=乱世生き抜くために高めなければならない『コミュニケーション力:スキル』だと思う。
最後にさらに『キングダム』という漫画のすばらしさを改めて感じた。 -
気になった部分/要約/転用
『これまで私が出会ってきたコミュニケーション力が極めて高い人や、コーチとして抜群の能力を持っている人は、例外なく「人への影響力を発揮しようとしない人」です』
→ コーチングの基本は相手に自分の声を聞かせて、自分で考えさせること。下手な人はしゃべり過ぎてしまうが、上手い人はジャッジせずに話を聞く。25秒以内に話を終えるデータがある。
⇒ 部下の話はジャッジせずに聞く。壁打ちをイメージして。
『夫婦も友人も恋人も、そんな敬意の視点を互いにもち合うことで、信頼関係は大きく育っていく』
→ 人と信頼関係を築くには、相手への気遣いが大切。その気持ちが最大限に高まったのが敬意。相手が大切にしている価値観やモノに、興味関心を持ち敬意をもって接することが大切
⇒ 相手の話はジャッジせずに聞く。その上で、相手の考えを尊重する
『「半分合ってて、半分間違っている」という相手のプライドを傷つけない絶妙な言い回し』
→ 合っていることを先に言うことで、間違っている部分にも耳を傾ける
⇒ 営業時に使う -
少し大袈裟に捉えてる感もありますが、読んでいて納得しながら、理解しながら楽しみました。漫画を読んだのが1年前で、そのとき、まとめて三周したので、思い出し涙を流しました。
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キングダムを読んでいないので感動しない。
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同じ物語を読んで深め方の違いを学んだ、物語だけでなく何からでも学ぼうとする姿勢が深さを与えてくれる、素直に成長したいと願う人は何からでも成長出来る、自分も常に成長したい人間でありたい。
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キングダムは全巻読んでいて好きでしたが、コミュニケーションとどう結びつくのか興味があり、またコーチングを学び始めたこともあり読みました。
「コミュニケーション力を上げるために必要な視点とはどんなものか?」というのが本書のテーマです。
キャラのセリフや行動などにフォーカスし、その真意や意図、背景などについて深く考察されています。
漫画の重要なシーンは引用されており、漫画の内容を全部覚えていなくても、問題ありませんでした。
「敬意とは、相手を尊敬・感謝していなくても持てる視点」というところに一番、感銘を受けました。
器の大きい人やコミュニケーション力が高い人は敵味方関係なく、高い視点で物事を見れる人なんだということが理解できました。
コミュニケーション力を上げることに対して、何かテクニック的なことばかり身につけようとしていた自分に気づけました。
李牧を例にして紹介されている「視点が高い人ほど自分の存在も小さく観ている」という点もうなずけました。
私自身、思い込みが激しくジャッジする癖があると感じているので、少しずつでも俯瞰して見れる視点をみにつけたいと思いました。
また、自己認識力について、冒頭の見開きページで図示されています。
本書の中で、何度か振り返るくらい重要なポイントではあるのですが、
大将軍レベル、千人将レベルなど階級別に分けられていて、簡単なチェック指標もあり面白かったです。
ちなみに私は「自分の口癖が1つ、2つ言える」伍長レベルでした(笑)いつかは大将軍になりたいです。
コミュニケーションのテクニックだけではない、本質的な部分を学べたように思います。
漫画なので、書いてあることをそのまま実践することは難しいですが、
「自分ならどう活かせるか?」という視点で読んでいくと、何か突破口になるかもしれません。
どの章を読んでも、著者のキングダム愛が伝わる内容になっています。
そしてキングダムを、もう一度深く味わって読みたくなる、そんな本でした。
キングダムが好きで、自分や周りのコミュニケーション力をつけたいと思っている方にぜひオススメしたい本です。 -
人によって解釈が違うことがわかった。
人の意見を聞いたり、言い方によって違うこともわかった。