知のトレッキング叢書 「マイナンバー」が日本を壊す

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  • 集英社インターナショナル
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797673166

作品紹介・あらすじ

国民総背番号制が現実のものとなった。同様の制度を導入している国々が、情報流出と不正使用に喘いでいる。目先の僅かな利益、利便性の代償は計り知れない。今後の監視社会の恐ろしさを明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 多くの先進諸国ではやりかけた国々ででも見直す方向に進んでいるこの制度、最大の問題は情報の流失危険だ。
    運用が始まったマイナンバー制度の問題点、ひいてはビッグデータの取り扱いの危険性を指摘した警世の書。

  • 大学生当時に『機械不平等』で衝撃を受けましたが、この作品は少し消化不良さが残るように感じました。「マイナンバー」というタイトルにしつつ著者が射程においているのは、経済的合理性に貫かれたビッグデータ運用や監視社会、それを国家や権力者が恣意的に運用することでした。ですので、マイナンバーそのものの批判よりは、それとビッグデータがどう組み合わされていくかに力点が置かれていますが、その論証にやや力強さが欠けたように感じます。

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著者プロフィール

ジャーナリスト。1958年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学修士(国際学MA)。新聞記者、週刊誌記者を経てフリーに。さまざまな社会問題をテーマに精力的な執筆活動を行っている。『「東京電力」研究 排除の系譜』(角川文庫)で第三回いける本大賞受賞。著書に『日本が壊れていく』(ちくま新書)、『「心」と「国策」の内幕』(ちくま文庫)、『機会不平等』(岩波現代文庫)、『『あしたのジョー』と梶原一騎の奇跡』(朝日文庫)など多数。

「2019年 『カルト資本主義 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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