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- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797673166
作品紹介・あらすじ
国民総背番号制が現実のものとなった。同様の制度を導入している国々が、情報流出と不正使用に喘いでいる。目先の僅かな利益、利便性の代償は計り知れない。今後の監視社会の恐ろしさを明らかにする。
感想・レビュー・書評
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多くの先進諸国ではやりかけた国々ででも見直す方向に進んでいるこの制度、最大の問題は情報の流失危険だ。
運用が始まったマイナンバー制度の問題点、ひいてはビッグデータの取り扱いの危険性を指摘した警世の書。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大学生当時に『機械不平等』で衝撃を受けましたが、この作品は少し消化不良さが残るように感じました。「マイナンバー」というタイトルにしつつ著者が射程においているのは、経済的合理性に貫かれたビッグデータ運用や監視社会、それを国家や権力者が恣意的に運用することでした。ですので、マイナンバーそのものの批判よりは、それとビッグデータがどう組み合わされていくかに力点が置かれていますが、その論証にやや力強さが欠けたように感じます。
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