- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797672824
作品紹介・あらすじ
人に騙されたり、間違ったことを信じたりしないための「懐疑主義」のすすめ。事実と虚偽を見極める「疑う=考える」技術。自らを騙そうとする脳のバイアスや、疑似科学への対処法を実践的に学ぶ。
感想・レビュー・書評
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思考停止でやってきたことを立ち止まって考え直してね、本当にそれがベスト?と唱える本かと思ってだけど違った。
懐疑主義。怪しいと疑問に思うことは間に受けずにまず質問すること、意見を言うこと。噂や伝説として語られていることに事実や科学的根拠をもとに説明。決して小説やSFを否定してるわけではないが、とのこと。
180冊目読了。
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そうそう。健全な懐疑主義ってのは、
「それは間違ってる!」
じゃなくて
「正しいかどうかわからない」
なんだよな。
で、何もかもが「わからない」なんだけど、
「わからないなかでも様々な証拠を比較衡量した結果、これが今のところは本当っぽい」
という態度で「真理」を捉えるわけ。
そこんところの機微が分かる人が増えてくれると嬉しいのだが。 -
2017/12/13
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最初と最後以外はどちらかといえば、「○○の謎」の紹介といった方がいい内容でした。
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懐疑論者(スケプティクス)入門。科学的思考の方法、思考バイアスの種類と懐疑主義で見るべきトンデモの事例。いずれも類書にもっと詳しいものがあるが、最初の一冊としてざっと読むなら時間もかからず、悪くない。
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つまんねー
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スピリチュアルや代替医療を熱心に勧めてくる人達にはこうやって言いかえそう(笑)
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やみくもに疑うのでもない、「よき懐疑主義」とはどのように可能か、という本だと期待して購入。
読みやすい。
たくさん挙げられている、私たちの非合理的考えを導くバイアスも、「おお、それあるある」といちいち思い当たる。
脳を大事にすること(栄養と運動、休養、刺激)などの大切さが書かれていて、とてもプラクティカルな本なのかな、という感じを受けた。
妄信している人には、「証拠を示せ」の一言でよく、知識も理論武装も必要ないとある。
ところが、その「証拠」が…難しいのよね。
今、私たちにはほとんどのものが「言説」を通して入ってくる。
証拠を示せと言われても、現物をそこに持ってくるというわけにはいかない。
そうすると、そこには解釈も主観も含まれた言説となってしまうわけで、なかなか泥仕合から抜け出せないのではないだろうか?
やはり知識がないと、「有効な疑い」が持てないのではないかという疑問が残った。