日本人の知らない「クレムリン・メソッド」世界を動かす11の原理

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  • 集英社インターナショナル
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797672817

作品紹介・あらすじ

なぜわたしたちには国際情勢の真実がわからないのか。KGBと外交官を養成するモスクワ国際関係大学を卒業し、世界を読み解く独自のメソッドを培った著者による「平和ボケ」日本人驚愕の11の原理とは?

感想・レビュー・書評

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  • 『ケインズ』と『新自由主義』の違いは、『頭痛薬』と『胃薬』の違いと同じ。経済の病状によって使いわければいいだけ。巷では『頭痛薬』と『胃薬』どっちが『万能薬』か?という論争を何十年も続けているけれど

  • 名前に釣られて失敗。
    日本のマスコミだけからの情報だと世界の流れが見えないよ、英米、ロシア、中国もそれぞれ自分に都合のいいことしか言っていないよ、というお話し。それを含めた国際社会の原理で、基軸通貨が強いとか、エネルギーが大事とか、国益は金儲けのことだとか、人口と経済からの国のライフサイクルのこととかをメソッドと呼んでました。著者がロシア圏で活動しているのは分かるのですが、一言。
    クレムリン、関係ないじゃん!!

  • すごくためになる1冊でした。
    世界の見方を教わり、視野が大きく変わりました。

  • グローバルパースペクティブの捉え方として大変参考になった。

  • 偏った情報に惑わされないためのメソッド。

  • 北野氏の考え方の本。

  • 日本が生き残るために知っておくべき重要なことが書かれています。
    世界の大局を知るには「主役」「ライバル」「準主役」の動きを見よ
    経済力(GDP)と軍事力(軍事費)で見る
    現在主役はアメリカ、ライバルは中国、準主役は欧州、ロシア、日本

    世界の歴史は覇権争奪の繰り返しである
    国家にはライフサイクルがある
    移行期(混乱期)ー成長期ー成熟期ー衰退期
    成長期か成熟期かは賃金の水準と人口の増加が止まるかどうかを見ればわかる
    中国は日本より30年遅れている
    インドは日本より40年遅れている
    欧州、アメリカ、インド、ロシアとの関係をよく保てば日本の未来は安泰

    国益とは金儲けと安全の確保である
    エネルギーは平和より重要である
    基軸通貨を握るものが世界を制す
    国益のために国家はあらゆる嘘をつく
    世界のすべての情報は操作されている
    「米英」情報ピラミッド(日本はここにはいっている)
    「欧州」情報ピラミッド
    「中共」情報ピラミッド
    「クレムリン」情報ピラミッド
    「イスラム」情報ピラミッド
    人民日報日本語版、ロシア国営ラジオ「ロシアの声」
    yahooニュース
    等で情報収集

    世界の出来事は国の戦略によって仕組まれる
    戦争とは「情報戦」「経済戦」「実戦」の3つである
    「イデオロギー」は国家が大衆を支配する道具にすぎない

    一読をおすすめします。

  • 親友おすすめの1冊。
    世界に過去起きたこと、今起きてることの理由がよくわかる本。ただ私の事なんできっと直ぐに忘れてしまうだろう(かなしいことに)。
    とりあえず北野さんの他の著者を読んでまたこれに戻ってこようっと。

  • "大国の思想を学び、世界各国がどのような思惑で行動(政治)するのかを著者の視点で紐解いたもの。
    11の原理を紐解いている。
    ?世界の対局を知るには、「主役」「ライバル」「準主役」の動きを見よ
    ?世界の歴史は「覇権争奪」の繰り返しである
    ?国家にはライフサイクルがある
    ?国益とは「金儲け」と「安全の確保」である
    ?「エネルギー」は「平和」より重要である
    ?「基軸通貨」を握るものが世界を制す
    ?「国益」のために、国家はあらゆる「ウソ」をつく
    ?世界のすべての情報は「操作」されている
    ?世界の「出来事」は、国の戦略によって「仕組まれる」
    ?戦争とは、「情報戦」「経済戦」「実戦」の三つである
    ?「イデオロギー」は国家が大衆を支配する「道具」にすぎない

    これらの視点で世界を眺めてみれば、理解できることも多々ある。
    また、各国の民族性、国民性なども学び、どんな思考の癖があるのかも知っておきたい。
    さらには、世界の多くの人が信じている宗教も学びそれぞれの宗教的思想も知っておくべきなのだろう。"

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

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著者プロフィール

国際関係アナリスト。1970年生まれ。19歳でモスクワに留学。1996年、ロシアの外交官養成機関である「モスクワ国際関係大学」(MGIMO)を、日本人として初めて卒業(政治学修士)。メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」(RPE)を創刊。アメリカや日本のメディアとは全く異なる視点から発信される情報は、高く評価されている。2018年、日本に帰国。
著書に『中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日』(草思社)、『隷属国家日本の岐路』(ダイヤモンド社)、『日本人の知らないクレムリン・メソッド』(以上、集英社インターナショナル)、『日本の地政学』(小社刊)などがある。

「2022年 『黒化する世界 ――民主主義は生き残れるのか?――』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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