あと1%だけ、やってみよう 私の仕事哲学

著者 :
  • 集英社インターナショナル
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797672565

作品紹介・あらすじ

ユニークな発想で新幹線から街の活性化までデザインする水戸岡鋭治氏。日本初の豪華クルーズ列車「ななつ星 in 九州」も人気沸騰。「ななつ星」製造のプロセスを中心にその仕事術を語る。

感想・レビュー・書評

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  • 水戸岡さんのお仕事によって、私はJR九州のことも、地元である九州のことももっと好きになれてる気がする。そんな素敵なことってある?

    「日本では経済重視の『米仕事』の人が圧倒的に多いんですが、私はできるだけ文化を持ち込んだ『花仕事』をしていきたいと考えているんです」

    『米仕事』企業人としての稼ぎ仕事
    『花仕事』公共的・社会的視点で行う金銭的代価を超えた仕事

  • 安藤さんは信念を持って行くと言っていた
    水戸岡さんも同様に感じた
    違うのは自分の好みやアートじゃなく
    人の事を考えての事だと
    そして自然素材と伝統工芸がお好き
    空間を美しく仕上げるより
    落ち着く所 原点のような所を目指している

    こんなおじさんが身近にいたら
    洗脳されそうだなぁ
    自分の意見を言えるように勉強せねば!

  • 九州出身の私にとっておしゃれで遊び心があるJR九州の列車は自慢です。
    日本初のクルーズトレインななつ星のデザインを初めとして、JR九州の列車をデザインされた水戸岡さんのまっすぐな仕事哲学は心にズンと響きました。

    九州では、ななつ星が通過するのを見かけると思わず手を振る方が多いそうです。
    ななつ星が地域に溶け込み、観光客を歓迎し、地元の誇りになっている証拠ではないでしょうか?

    街づくりのためのデザイン、そのために大事にされていることなどがひしひしと伝わってきます。

    公共性が高い仕事をしてる方だからこそ「稼ぎ仕事と務め仕事のバランス」を重視されていることが説得力がありました。

    「知恵を使おうとする情熱に人は動かされる。」
    期限ギリギリまで良いものを作ろうとされる姿が、具体的な事例と共に書かれていて、自分の仕事にも刺激になりました。

  • 抜き書きして読み返したい文章が、其処此処にある。デザインは考える仕事である。仕上がりや見た目を飾るためのもの、と捉えている人に読んでほしい。

  • どこかのウェブ記事から飛ばされてきて、読んだ。七つ星だけでなく、ソニックとか阿蘇ボーイとか、いろんな九州の列車のデザインをされている。鉄ちゃんでない私にも面白く、オススメです。
    デザイナーの方の考えることは、自分にとってはすごく新鮮で、いつも考えさせられる。デジタルとか計算機の及ばない領域を見せつけられるからか。
    お客様に価値を認めて頂けないと意味がない。全くその通り。計算機屋は永遠と効率化とコスト削減だけを追求してきたが、すでに世の中は変わってないか?
    あと1%余計に考える、経済は文化の下僕である、洋の文化に乗った和の居心地の悪さ、入り口がすごく大事、とかとか。色々とキーワードが散りばめられていて、時々思い返したい。

  • 以前に『幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」』を読んでとても感動したのですがその水戸岡氏が書いた本で
    今回のななつ星のデザインについて書いてあるというので読みました。
    水戸岡氏の仕事やデザインに関しての哲学というか、姿勢がとっても
    感動モノです。仕事に向かう姿勢というのはこうあるべきなのだろうと
    思います。
    ただ、この本の内容としてはもう少し具体的にななつ星のデザインに
    ついての考え方などがかかれてあることを期待していたのですが

  • パン仕事以外の地域や家庭の仕事も大切にする。

  • ふむ

  • 経験がないんだったら、みんなの力を借りなくちゃいけない

  • 九州に行って全部乗りたい

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著者プロフィール

1947年岡山県生まれ。県立岡山工業高校デザイン科卒業。サンデザイン(大阪)、STUDIO SILVIO COPPOLA(ミラノ)を経て、72年ドーンデザイン研究所設立。87年「ホテル海の中道」アートディレクション担当。88年「アクアエクスプレス」で鉄道デザインに進出。JR九州をはじめとする車両デザイン、公共デザイン、建築物・商業施設デザイン等に携わる。

「2023年 『水戸岡鋭治 デザイン&イラスト図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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