- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797398212
作品紹介・あらすじ
人は知らず知らず、目に入った色の影響を受けていることがあります。
なぜか寄りたくなる店、ついつい手に取ってしまう商品、どうしてか感じがよいと思える人……。
色彩豊かなものに限らず、たとえば茶色いコーヒー1杯からでも、視野を広げれば、さまざまな色の効果を読み取ることができます。
本書では、興味深い多数の具体例をご紹介しながら、色の世界をご案内します。
私たちが「色」と思っているものの正体は何なのか? 人の静脈は青色ではない? 人気の商品や店舗にある仕掛けとは? 伝わるプレゼン資料の配色とは? おなじみのヒーローやアイドルにも色の法則がある……。
色を使いこなし、色にだまされない知恵にも触れられる1冊です。
感想・レビュー・書評
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色の基本知識や、生活や仕事で活かせる色のカラクリが分かる一冊。流行色は2年かけて作られる、会議の発言に合わせてネクタイの色を変えると効果的…なるほど。後半の怒涛の「ゴレンジャー学」には笑った!色をもっと知りたいと思わせてくれました
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色によって人が受ける印象が変わり、行動が変容することを様々な事例によって示している本。
評価が低いのは、本書を手に取った人が関心を持つと思われる情報が第3章と第4章に集中しており、第1章、第2章を読んで想定していた内容とのギャップを覚えたためではないかと思われます。
この本をきっかけに、配色やデザインのより詳しい本を読んでみたいと思いました。
覚えておく点
・垂直型の棚を使った陳列では、重い色(黒や紺を下に、軽い色(白やパステルカラー)を上にすると自然で落ち着いた印象になる。
また、暗い色を目立たせたいときはあえて軽い色の上に陳列すると来店客の目を引き寄せやすくなる。
・視線を誘導するカラー配列の基本。人の視線は「左から右」「上から下」「手前から奥」に動く。カラー配列はこの順序に従って明るい色から暗い色、淡い色から濃い色に配色すると自然に視線を誘導できる。
一方で自然に視線が流れると印象に残らないので、印象を残すためには視線を止める仕掛けが必要となる。例えば、同系色配列で淡い色の中に濃い色、色相を問わない配列で明るい色の中に濃い色など。
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牛乳パックの青の残像で白がミルキー色に見える。
精肉コーナーで肉が鮮やかに見えるのは、背景が緑になって、反対色で引き立てあっているから。 -
女子栄養大学図書館OPAC▼
https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000041451 -
集中力の赤、創造の青、と色を使い分けることで、仕事や勉強の効率も上がることがわかって良かった。
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流れ読み。
写真や絵についている説明が役に立った。 -
実際に活用できる内容はなく、どのように色が使われているかがメインの本。人間の色の見え方など、理科的な話も多い。
日本では1964年の東京オリンピックをきっかけにトイレの男女マークが普及、外国人より日本人は色だけでマークの男女を識別をしがちであるなど、
「へー」のひとことで終わるような話ばかり。読み物としては楽しめるが、よほど好きな人でない限り一度読めば満足かと思う。