世界トップ機関の研究と成功率97%の実績からついに見つかった! 頭のいい子にする最高の育て方

  • SBクリエイティブ
3.81
  • (20)
  • (35)
  • (18)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 653
感想 : 33
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797396317

作品紹介・あらすじ

本書は、ハーバード大、オックスフォード大、東大、理化学研究所など、国内外の教育機関による研究結果を1000以上集めた著者が、実際に200人以上の子どもに取り組んでいただき、
97%のお母さんから評価をいただいた方法だけを厳選して1冊にまとめているものです。
なんと、3歳にしてIQ200となった子どももいます!

つまり本書は子育て法オタク(?)である著者による決定版です!

ちなみに著者も、1人の男の子を持つお母さんですので、
ご両親に寄り添った内容になっています。
ですので、本書でご紹介しました子育て法は、
特別なものを用意せず、簡単に実行できるものばかりです。


一見すると、本書は
「たくさん話しかける」「褒めるのを欠かさない」など、
オーソドックスな子育て法が多いかもしれませんが、
本当に効果のあったものを最優先するために、
真新しくなくてもしっかり載せています。

ただ、どの子育て法も、教育機関の研究結果など科学的根拠があり、
その根拠にも触れていますから、
「そんなの知ってるよ」と軽視していた子育て法も、
本書を読んだ後は、熱心に取り組むように変わるはずです。


もちろん、類書ではなかなか見かけない子育て法もあります!
例えば、「子どものタイプ別診断テスト」。
子どものやる気のスイッチは実は、母親からかなり遺伝されます。
そこで本書では、お母さんが3分で終わる簡単な診断テストを受けることで、
お母さんのやる気のスイッチ=子どものやる気のスイッチがわかるようになっています。
「なかなか知育ドリルなどに取り組んでくれない…」というお悩みも、
かなり解決されるでしょう。


子育てで、やり直しはできません。
本当に効果のあった、賢い子どもに育てるための方法を
ぜひお試しください。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 参考になった部分もあった。

  • 買ってもよいかなと思うくらいには良かった。エビデンス等気になるタイプなので、論文をまとめた本というのは斬新で良かった。親の感情コントロールの仕方が非常に為になった。私は子供に対してはイライラあまりしないけど、大人に対してはよくイライラすることがあるのでそれが何故なのか分かった気がする。子育てのためにも自分の生き方のためにも役に立つと良いな。

  • 失礼な話、ボーク重子さんの新しい本を読むんだなー?程度の思いで読もうとしたら、ビックリ。別人じゃないですか。ほんなら、どんな内容か楽しみに読み始めたら、思いがけずに学びがあって、再度驚きました。

    特に、P260~の、本文のまとめが秀逸でした。本文を読んで考えていたものと違うニュアンスが書いてあって、復習というか確認できたのがとっても良かったです。

    P60 親に対する、関心を引きたい「ためし行動」については、言葉で「あなたがとっても大切よ」としっかり伝えて、親の愛情に対する不安を解消してあげる。★★★ためし行動をした時に怒ってしまうと逆効果。怒るのではなく、叱る。冷静な気持ちで、「ダメだよ。大好きなあなたがこんなことするなんて、悲しいな」と、伝える。

    P62 朝イチで子供を安心感で満たしてあげる方法、起きる10分前に、寝ている子を座ったまま膝の上で抱きしめて「かわいいよ」「大好きだよ」「いてくれてありがとうね」と伝えて、オキシトシンを充填させる。

    P145 知性を育む4つの遊び。1) 想像遊び…ふり遊び、ごっこ遊び、2) 受容遊び…絵本の読み聞かせ、3) 機能遊び…走る、飛ぶなどの基本的な運動や石けり、自転車。4) 創造遊び…お絵描き、積み木、砂場 

    P162 5つ、6つ…9つと、「つ」がつく年齢の間は、沢山本を読んであげる。

    P208 つぶやき音読が内容理解度が高く、国語の学習で文章を読む時には、声を出すことだけに集中させないように、小さな声で内容をゆっくりとつぶやきながら理解を深める。

    P212 指先の感覚が優れている事と、算数の能力との関連性。P246 フォニックスを身に着ける。Sounds Great 1 Student Book with Hybrid CDやAGO フォニックス アクア レベル1 第2版 英語 カードゲーム が、オススメ。

    P254 「とにかく楽しいから」よりも「やることが大事だから」の方がモチベーション高く、最も成績がいい。

    ★★★P260 本書のおさらい。

    P262 お父さんあKら褒められると、子供は積極性や主体性、責任感を強くする。お父さんは子供に、”理屈抜きで”礼節をしつける。お母さんがフォロー。親からの評価=子供の評価。親が子に、「あなたは時間を守る子ね」と言い続けると、本当にそういう子になる。

    子どもがいいことをしたら、多少不完全でも褒める。

    子どもからの質問に即答してはならない。
    質問されたら、答えを一緒に考えてみよう。
    子どもが答えて間違っていても、すぐに否定せずに一緒に楽しむ。

    親は怒れば起こるほど怒りっぽくなる。怒りは快感を覚えて癖になる。
    脳を発達させる鉄分は、青のり、ほうれん草から効率よく摂れる。
    親が一緒にいる時は、車窓からの眺めについて話したり、自作の物語を話したり、しりとりで楽しんだりする。”とり”の一部を変えて”とら”、とか文字を変える遊びをする。子どもに寄り添うことを、

    「3男1女 東大理III合格百発百中 算数 国語 絶対やるべき勉強法」の佐藤 亮子 さんから学ぶ。

  • 科学的に、文献に基づいてという点で信憑性があり、さらに最初に、まずは遺伝子、そして環境で形成されるということで、納得させられる。親の性格診断もwebから手軽に判定でき、より合ったアドバイスがもらえる。

    ・ご褒美があると発想力もなくなり、好きだったことも好きでなくなってしまう。
    ・プリント学習でご褒美をやるような、楽しくないからやりたくないことをご褒美で釣るのはもっと危険。指示待ち人間になる。→楽しくするにはどうしたらいいか

    ・夫婦ゲンカをすると子供の頭が悪くなる。
    ・母=自分、父=他人で、初めて出会う他人である。両親の関係から他人への接し方をそこで覚える。母が父を尊重すること。

    ・母=安定、安心の象徴、父=冒険、非日常の象徴。
    ・「お父さんは立派でなければならない」…子供が最初に目指す模範が父
    ・お父さんは子供とキャンプに行こう

    ・親からの評価=こどもの自己評価。つまり、「あなたは時間を守る子ね」といいつづけると、そうなる。

    ・なぜ、と聞かれたら「なぜだろうね。不思議だね。」…親の回答を丸暗記するより、考え,想像する面白さに気づく方が100倍大切。
    ・キッチンこそさいこうの科学実験室。計量によって算数好きにも。

    ・子供に暴言を浴びせると、子供の脳に障害が生まれてしまう。
    ・怒らないこと。3秒待ってみたり、深呼吸したり、コントロールすること。

    ・マズロー…人間の欲求は5段階に分かれており,さらに欲求は基本的なものから順番に生まれて,それが満たされたら次の段階の欲求が生まれてくる。
    1段階目 食事をした、眠りたい,などの生理的欲求
    2段階目 守られたい,安全に過ごしたいなどのあんぜんよっきゅう
    3段階目 友達が欲しいという社会的欲求
    (ex)新しい場所にいくと親の後ろに隠れたりする。これは2段階目の安全欲求が満たされていないから。こういうときは親は安全基地となって安全欲求を満たすこと。
    4段階目 認められたいという承認欲求
    ここをクリアするかどうかが最後の「自己実現欲求」にたどり着くかをきめるので大事になる。
    5段階目 自己実現欲求
    ここまで到達してやっと「もっと知りたい!」になる。
    よそのこと比べているうちは5段階目に到達しないので、ありのままを受け止めてあげること。

    ・眠ることの重要性
    ・推奨睡眠時間…1歳から2歳:11−14時間 3歳から5歳:10から13時間
    ・夜7時から翌朝7時までの睡眠時間が10時間程度確保できていることが大切
    ・夜寝10時間以上を守れるように、子供の睡眠時間を軸に生活をくみたてるように意識すること。
    ・昼寝で夜眠れないのは本末転倒。4歳、遅くとも5歳までにはなくすこと。
    ・理想の寝つきのために、寝る前の1時間は部屋を「ちょっと暗め」に設定しよう。(80ルクス以下でメラトニンは分泌される。)
    ・寝る直前位スマホを見せるのは絶対やめる

    ・頭のいい子に育てるために意識するべき特に大切な3つの栄養素
    1。タンパク質 2。DHA 3。鉄

    1タンパク質
    幼児期から対策が必要と言われるせいかつしゅうかんびょうのリスクを少なくする食べ物が、納豆や豆腐などの大豆。

    2DHA
    脳を作る材料。小鉢にシラス、じゃこ、桜エビをいつもちょっとふりかけてみよう。

    3鉄
    青のりは小さじ1杯でほうれん草半たばぐらいの鉄分を含んでいる。これで3歳から5歳までが1日に接種したい推奨の量の3分の1弱になる。

    ・ゲーム機やスマホで遊びすぎると、自ら勉強する子に育たない。
    なにもあそぶものがないとっきに楽しく過ごせる力があるほど、幸せな一生を送れる。
    ・幼少期に欲求をコントロールできるかで、そのごの学力や健康まで決まる。
    ・ゲーム機が子供の脳を破壊する。
    依存症になる…アルコールや薬物と同種
    ・自制心が未発達な子供にとって「ゲームは時間を決めてしよう」=覚醒剤乗用者の「覚醒剤は量を決めて使おう」ぐらい難しい。
    ・頭のいい子に育てるためには,幼少期にゲームを買ってあげることは控える。

    ・質の高い遊びに夢中になることが大事
    1。想像遊び(ごっこ遊び)
    2。受容遊び(絵本など)
    3。機能遊び(走る、跳ぶ)
    4。創造遊び(お絵描き、積み木)

    ・子供を絵本嫌いにするタイプのお母さんは、子供が絵本に集中しないと「ここに座って」「本を半分持って」と絵本に集中することを強要していた。
    「子供が集中してじっと座っていなくも,てお母さんが1人で声を出しながら,楽しそうに読んでいるだけでも十分
    ・1人読みが始まってからは、1人ではまだ読めないような、絵が少ない本をたくさん読んであげること。9歳までは一緒に本を読んであげる。

    ・外で運動すればするほど、頭は良くなる
    ・想像力を育むために、正確に書くことは教えない。

    知育ドリルに集中させる方法
    ・大人の助けがあればできるレベルと、自分1人でできるレベルの間の領域を「発達の最近説領域」…発達の際近接領域は,上手にできる大人たちが上手に働きかけることで顕在化する。
    ・知育ドリルでお絵描きや積み木で培った空間認知能力をさらに伸ばすことができる。3歳の子供にとって、一日10分の知育ドリルはまさに「発達の際近接領域」への働きかけ。
    ・生活や遊びの中で当たり前にできることをドリルでもやってみるのが効果的。
     積み重ねが小学校に入ってべんきょうが本格化するときに楽しむ土台を作る。
    ・幼児にとって説明されてもわからない問題は,遊びなどの具体的な経験が足りていない。

    知育好きにする仕掛け
    1。簡単にできる
     ①1歳年下向けの知育ドリルから始める
     ②子供がやりたい量以上はやらない
    2。自分で選べる,決められる
     ①知育ドリルを買うときは、子供に選ばせてあげる。
     ②どの問題を解くかも、子供に選ばせてあげる。
    絶対言っては行けない「集中しなさい!」
    楽しく取り組めるかどうかが大事

    解けるようにする方法
    1。絵本を読むように解くところを見せてあげる
    2。知っていることに繋げてあげる
    3。子供に問題を作ってもらう

    ・ひらがなは小学校入学までに。…ある時期からとても興味を持ち始める。

    ・子供の独り言は思考の始まり

    ・数を生活の中で教える

    ・音楽こそ,頭にとって最高の栄養素である。

    ・英語は何歳からでもバイリンガルになれる。そんなことより日本語を上達させることが必須。
    ・小学校3年生までに
     1アルファベットを覚える
     2英語の絵本を楽しむ
     3フォニックスを身につける

    習い事について
    ・自己決定感…自分で決めた,と思わせる。
    ・有能感…習い事は親が得意なこと、好きなことを選ぼう(親が得意なことに幼児期から取り組むことは、その才能が開花する可能性がとても高い)
    ・受容感…習い事は家族全員で真剣に取り組もう
    ・主体的な遊びのために、習い事は週1日,多くて2日に留めることが大切。

    全体的に共感できる内容が多かったが,英語の何歳からでもバイリンガルになれる、というのはなかなか信じられない。大人になってからバイリンガルになろうと思えばなれるかもしれないが、幼少期から始めるに越したことはないと思われる。

    取捨選択しながら取り入れていきたい。

  • 著者が科学者であるからか巷で言われている子育て法に対して丁寧に根拠が示されていて納得感があった。

    よく子育て本でみる方法も多かったが、子どもからの質問になんでも即答してはいけない、将来正解を発見する喜びを奪ってはいけないというのは納得感あり。

    親からの評価が子供の評価になるので、時間を守れたら時間を守れる子ね、と声掛けをし強化する。という点も取り入れたい。

  • 色々な研究をまとめた本。
    手始めに読むのにちょうどいい。

    かなり古い研究結果や、現在では再現失敗とされた研究を根拠としている箇所もあった。

  • 親のパーソナリティによる子育て法や子どもとの関わり方、生活習慣、遊び、勉強とさまざまな角度からの育児なので、とても満足感があった。
    先回りしてもダメだし、かといって見守るという名の放置でもダメだし子育てって難しいなと思うけれど、ポイントポイントを見極めて、大事なことは実践していければいいなと思った。

  • ・ご褒美をあげるならびっくりさせよう
    →楽しいからやってることにご褒美をあげると興味がなくなる
    ・“なぜ?”に対して
    →目の前にある結果について話す
    ・一人読みを始めても放置しなき
    →絵が少ない本をたくさん読む

  • 経験ではなく研究の結果によるエビデンスを
    もとに書いてあるので参考になる。

  • コミュニケーション、生活習慣、遊びなど様々な観点から書かれていて、どれも納得で具体的にどうすればよいか書かれているので実践もしやすいです。

    今までやっていたこどもの何故?に対して知識で答えていたことがこどもの想像する意欲を潰していたと反省しました。私が知識で答えた時のこどもの薄い反応の理由もよくわかりました。お絵描きではまさしく、上手!と声かけしており、無意識に私が正確に描けることを目標にしていたのだと気づきました。こどものメタ認知の低さも勉強になり、これからはその知識を活かしていい声かけをしていきたいと思います。
    この本を読まなければ、こどもの想像、創造力を妨げ、考える意欲をなくさせたかもしれないので読んでよかったです。
    睡眠時間は昼寝させるのがいいことだと思い込んでいましたが、年齢があがるにつれ、夜の睡眠時間が短くなってきていたので昼寝をやめ、夜10時間以上は寝させてあげたいと思います。

    今までの子育て本の中で1番為になりました。再読して落とし込みたいです。

全33件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

宮崎県生まれ。一児の母。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。大手メーカーの研究員として勤務。2001年に結婚し、2007年に長男を出産。出産直後から息子の知育に積極的に励みながらも、会社では国内外含め100件以上の特許を出願するなど、息子の知育と仕事の両立に多忙な日々を送る。時間がない中でも、よりよい子育てをする方法を学ぶ中で、発達心理学会や脳科学会などでは常識であるにもかかわらず、これを一番必要としている親たちに知られてない事実が山ほどあることを知る。長男が就学後、エビデンスに基づいた頭のいい子の育て方を伝えるのは自分しかいないと思い、未就学児を育てる両親に育児のアドバイスを行うハッピーエデュを立ち上げる。ハッピーエデュの活動は口コミで人気を呼び、これまで200人以上の親御さんに幼児教育の方法を指導。97%以上の親御さんから「子どもが学習を楽しむようになった」などの喜びの声を頂戴し、3歳にしてIQ200なった男の子も輩出している。著書に『世界トップ機関の研究と成功率97%の実績からついに見つかった! 頭のいい子にする最高の育て方』がある。

「2019年 『1人でできる子になるテキトー子育て 世界トップ機関の研究と成功率97%の実績からついに見つかった!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

はせがわわかの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×