池上彰のニュース そうだったのか!! 1 日本人なら知っておきたい「実はみんな知らない日本」

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制作 : 「池上彰のニュースそうだったのか!!」スタッフ 
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797385304

作品紹介・あらすじ

テレビ朝日の人気番組「池上彰のニュース そうだったのか!!」(毎週土曜よる7時54分~放送)、待望の書籍化!
最近大きな話題となっているニュースの数々、そして今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースの数々を池上彰さんが基礎から分かりやすく説き明かします。

シリーズ1巻目は「日本人なら知っておきたい! でも『実はみんな知らない日本』」について、池上さんが解説。
●「にほん」と「ニッポン」、どっちが正しいの? ● 日本語にひらがな・カタカナ・漢字があるのはなぜ? ●「憲法」ってなに? 憲法と法律はどっちがえらいの? ●ニュースで話題になる「靖国神社」って、どんな神社? ●暦にある「大安」「赤口」「先勝」って、なんだろう?……などなど、知らないとちょっと恥ずかしい「日本にまつわるきほんの教養」をイチからおさらいできます。

「知識がゼロで……」という方はもちろん、曖昧な知識で自信のない方もきちんと知っている方でも、「そうだったのか!」という新たな発見が生まれる1冊。
家族そろって「日本」について楽しく考えることができます。

感想・レビュー・書評

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  • 日本についてまだまだ知らないことはあるもんだなと思ったが、この本に書かれていることは本当に基本的なことだと思ったし、知らないことが多く、確認ができた。

    非常にわかりやすかった。

  • タイトル通り「いまさら聞けない基本の教養」を身に付けたい方にお勧め。サラっと読めます。恥ずかしながら知らなかったことが多かった。こういう知識は知ってるにこしたことは無いですね。

    以下、メモ。

    ・日本は「漢字」「ひらがな」「かたかな」の3つの字体を使い分ける珍しい国。なぜそうなったか?
    ⇒文字という文化が無く、漢字を中国から輸入した。漢字が文字の大元。そこに女性が恋文を書く時に漢字を崩して書た「ひらがな」が流行り定着。また、坊さんがお経にルビをふるときに漢字を崩して「かたなかな」を使ってこちらも定着した。

    ・なんで日本は多様な宗教を取り入れたの?
    ⇒他の国は神は世界を創ったという絶対的な位置付けだが、日本は世界は自然に出来たというスタンス。諸外国との入口が異なる。日本には、尊いものは尊いものとして、差別することなく受け入れる素地があった

    ・別に仏教を崇拝しているわけでもないのに、なぜ法事でお寺さんにお経を読んでもらうような関係が続いているのか?
    ⇒戸籍の代わりに檀家制度を作った。キリスト教の広がりを防ぐ為に、どこかの宗派に属させる狙いがあった。なんとなーくどこかの寺の宗派に組み入れられたため、今も先祖代々続く宗派に法事をお願いする流れが続いている。

    ・「神宮」天皇関係をまつった神社。
    ・「大社」著名な神社の総本山。
    ・「八幡」武士の神様「八幡様」をまつった神社。
    ・「天神」菅原道真をまつった神社。
    ・「稲荷」農業の神様「稲荷神」をまつった神社。

    ・憲法と法律の違いは?
    ⇒法律は、国民が守るべきルール。憲法は法律を定める権力者(国会議員)たちが守らなければならない方針。憲法に則って現代の即した法律を改正していくのが国会議員の役割だが、権力者たちが暴走しないように憲法がある。

    ・都道府県と県庁所在地の地名が異なるのはなぜ?
    ⇒明治維新にたてついた旧藩は、県名になれなかった。


  • 知ってるようで、知らない日本。それがまるっとわかっちゃいます。池上彰さんの丁寧な解説が嬉しい。

  • 2021/05/30再読する

  • たくさんあるし 予約もない

  • 「日本語(ひらがな・カタカナ・漢字が成立した過程)」、「宗教(日本人の宗教観について)」、「天皇(天皇陛下の普段の生活)」、「日本国憲法(成り立ちと戦後史における扱われ方)」、「靖国神社(なぜ政治問題につながるのか)」、「国旗と国家(日の丸・君が代の扱い)」、「都道府県(廃藩置県の細かい経緯)」、「日本の暦(干支と六曜)」。

  • 池上氏の解説は中立的な立場で、非常に分かりやすいものです。本書で日本に関する基本的な教養が身に着きました。また2巻が発行されたら読みたいと思います!

  • 知ってて当たり前のことを知らなさ過ぎた。この歳で色々分かって嬉しい。

  • ストーリー
    ――日本に関する素朴な疑問をわかりやすく

    日本で生まれ育ったのに、日本のことを知らない。意外に多いのではないでしょうか。
    日本に来た外国人から、「海外では文字はアルファベットなど1種類なのに、
    なぜ日本は漢字、カタカナ、ひらがなと3種類もあるのですか?」と聞かれたら、
    さて、何と答えればいいのでしょうか。
    そのうちの漢字は、ひとつの文字を何種類もの読み方をすることがあります。
    「平」は「へい」と読んだり、「びょう」と読んだり、あるいは「たいら」と読んだりする。
    同じ文字なのに、何通りもの読み方がある。これも外国人には不思議でしょうね。
    その漢字について、日本は全廃を迫られたことがある歴史をご存じでしょうか。
    これが実現していたら、いまごろ私たちはアルファベットで日本語を表記していたかもしれないのです。

    その国の言葉を、それまでの文字とは全く異なる文字で表記する。
    これは、かつてオスマン帝国からトルコに移行する際、実際に踏み切ったことです。
    近代トルコ建国の父と言われるケマル・アタチュルクは、トルコ語を書き表すのに、
    それまで使っていたアラビア文字をやめ、アルファベットを使うことにしました。
    近代化にはアルファベットの方がいいと判断したためです。
    では、日本では、なぜアルファベットの使用を迫られたのか。
    そんな秘話が、この本には盛り込まれています。

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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