- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797368161
感想・レビュー・書評
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コロナ禍に世界が見舞われた今、ふと思い出して再び手に取ってみた。
嗚呼、何ということだ。
いつの間にか、私は忘れていた。
彼の言葉を。
そうだ、過去を深く省みて、現在を変えていこう。
そして志を胸に抱え、未来を想い描こう。
震災を、そしてコロナを、私達は乗り越えて行かなければならない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東日本大震災を経験した我々は、何を基に生きていくべきかを、2011年11月に語った本。
その本質を突く言葉とともに、すでに再稼働へと動こうとする浅はかな政治に対する警告まで語られていて、田坂さんの予言力には驚くばかりです。 -
とうとうここまで来たかー
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企業とはそもそも社会的な存在ではなかったのか?
という問いがぐっと来る。利益は手段でしかなくていい。
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意味を抽出すること。深く目の前に現れ出た事象を考察できれば出来るほどに、投影できる未来の広さと厚さが変わって来る。
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震災後の新たな日本を拓く7つの提言という副題にしたがって、簡潔明瞭に書かれたもの。
意味 共感 働く 企業 志 鎮魂 希望 という順で書かれている。
日本人が大事に育んできた「心」のあり方をこの際もう一度再考するべきとの提言。
しっかり受けとめ、真摯に人生を過ごして行きたいものであります。 -
覚悟、パワーが要る
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3.11をどう捉え、どのように生きていくのか、その考え方を示してくれる。
私自身、3.11後の著者の講演をYouTubeで聴き、大いに励まされ、自分の行動指針を確立できた。
「日本」をどう意識するか、これまで日本人が育んできたものは何か、それが問われていると思う。
多くの人に読んでもらいたい。 -
いかに生きるか?
東日本大震災が、いまこの時代、この時期、このタイミングで起こったことには、深い意味がある。そのことを考えることが、我々に求められている。
震災は、起こるべくして起こった。日本人に大切なことを教える為に。
我々の精神は、大切なことを忘れてしまった。震災でなくなられた命は、なぜ、失われたのか?その方々が、我々に教えてくれたものは、何か?
その意味を考えないといけない。
我々は、何の為に働くのか?
働くことの報酬は何か?
企業の目的は何か?
最も大切なことを教えてくれた。
働くことは、傍を楽にすること。
日本企業は、本業を通じて社会に貢献すること。
仕事の彼方に何を見つめているか。それが、働き甲斐を定める。仕事の彼方とは、仕事を通じて成し遂げたい志である。
この国は生まれ変わらなければいけない。素晴らしい国ね生まれ変わらなければいけない。
そして覚悟を定めないといけない。
覚悟を定めた後、最後に我々は、希望を語る。
未来を想い描くために、過去を深くかえりみる。
過去を深くかえりみることで、現在をかえていく。
東日本大震災の後、我々に問われているのは、覚悟
どのように生きるも、
どのように働くも
我々一人の選択
いつ終わるかわからない人生
一日一日を慈しみながら、歩むべき
人生において起こること
そこにら、必ず
深い意味がある。
著者のことばは、ひとつひとつが、深い。 -
震災、家族、自社のサービス、自分。散らかっていた思考、目指すものを整理し統合してくれた。田坂さんの本はいつも僕の頭の中を整理し、抽象化し、一つ上の次元へと導いてくれる。