神曲奏界ポリフォニカ ルックバック・クリムゾン (GA文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797365962

作品紹介・あらすじ

「好きです。フォロン先輩。多分-初めて会った時から」フラメルを「フォロンの子で自分が生んだ」とコーティカルテが言ったことを契機に、ペルセルテは自らの恋心を意識し始めていた。一方、メニス帝国では、精霊関係の事件の急増から、反精霊の気運が高まっていた…。そんな中、フォロンとコーティカルテは、ディエスに追われている少女と出会う。「小さくなってたから気付かなかったよ。久し振り!」「誰だ-お前?」少女の正体は?そして、フォロンを巡る恋の行方は!?クリムゾンシリーズ第10弾。

感想・レビュー・書評

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  • ぼちぼち終わりの気配が出だした。
    人と精霊と世界の関係は、この後どう転ぶんやろね。

  • シリーズ第10段。物語が急展開して、ここから一気に終局に向かっていきます。

    ある日フォロンとコーティは、ディエスに追われている少女を救出します。ネリネと名乗るその少女は、どうやらコーティカルテの過去を知っているらしい様子を見せます。

    一方、街では反精霊団体の活動が活発になっていました。そんな中でペルセルテも、フォロンとコーティの仲に入り込むことができないと感じ、人間と精霊との違いにナイーヴになっていました。彼女は勇気を振り絞ってフォロンを水族館でのデートに誘いますが、その結果コーティとの間に少しぎくしゃくした空気が漂います。しかしコーティは、ペルセルテとフォロンがデートに出かけることを即座にはね付けることはせず、どこかへ出かけてしまいます。

    水族館に出かけたフォロンは、そこでペルセルテからの告白を受けることになります。彼女にはすまないと思いながらも、フォロンは少し待ってほしいと頼み、自分とコーティのことをあらためて真剣に考え始めます。

    やがてフォロンのもとに帰ってきたコーティは、この世界の驚くべき仕組みを語り始めます。ディエスの背後にいる「エンプティ・セット」は、人間と精霊との関係の「始まりと終わりを司る摂理」だと彼女は言います。コーティの前の契約者であるクチバ・カオルは、この摂理を終わらせようとして、命を落としたのでした。ネリネの本当の名前はリコリスといい、ケセラテ自然公園に墜落した精霊島に眠る「レブロス」という知性の端末であることが明らかにされます。そしてエンプティ・セットは、リコリスのうちに閉ざされているレブロスの知識を欲しているというのです。

    話を聞いたフォロンは、世界の摂理を一人見つめ続けてきたコーティの心のうちの悲しみを思い、彼女に寄り添う決意をします。

  • 移動時間とか多くで、何気に積読山脈攻略中。

    で、なんとなく終わりの見えてきたシリーズの1。
    この作者、実はわかりきったことを長い時間とか事件とかかけて
    答えを主人公たちにださせる傾向があって、シリーズを通じての「訴えたいこと」なんだろうな、と思うとそれは「物語」の定義なんだよなー、とこの巻読んで思ったこと。
    (「物語」の定義そのものは諸説あるけど、まあ、そのひとつということで)


    あまり主義主張してほしくないけどねー>ラノベ
    頭空っぽしてよめるのがいいのに。

  • いい加減にクリムゾンシリーズもクライマックスで盛り上がってきた。しかし、昔話が絡んでくるもんだから、ホワイトシリーズ読まんといまいち理解できん。

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著者プロフィール

第9回ファンタジア長編小説大賞準入選作「ドラゴンズ・ウィル」でデビュー。主なシリーズに「スクラップド・プリンセス」「ストレイト・ジャケット」「棺姫のチャイカ」の他、「アウトブレイク・カンパニー」(講談社ラノベ文庫)などがある。

「2019年 『妖精狙撃 エルフ・ウィズ・サイレントアサシン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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