大聖堂-果てしなき世界(上) (ソフトバンク文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797346237

感想・レビュー・書評

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  • 未読、ですが…これって続編、なんですね!「大聖堂」と、間違えて買ってしまった(+_+)

  • 続編ものですが、まずページを開けて目についたのは、前作と比べて登場人物の多さ。あれだけ面白かった前作を上回れるのか。読む前からこちらが心配してしまいましたが、全くの杞憂でした。前作は登場人物も少なく、誰が悪い奴かもはっきりしていた反面、今回は登場人物が多いため人間関係も遥かに複雑で、まだこの時点では前作と違い、圧倒的な悪人もおらず、まだまだ手探りで読んでいる感じです。次に期待です!

  • 「大聖堂」の続編。
    200年後、既に大聖堂が建っている街キングズブリッジ。
    騎士のサー・ジェラルドの長男でのちに建築職人になるマーティンと、その弟で大柄で強いが粗暴なラルフ。
    裕福な羊毛商人エドマンドの娘で利発な美少女カリス。
    土地を持たない貧民の娘グウェンダ。
    この子供らが森で偶然に、騎士が襲われて相手を殺す事件を目撃する所から始まります。
    そのときの騎士トマスは修道院へ。
    修道院長を目指す修道士ゴドウィンは、カリスの伯母の息子。穏当にふるまっていますが、実は野心家。
    修道院の内部抗争も描かれます。
    女子修道院の存在が大きくなっているのも、時代の流れというか、前作とは違う興味をそそります。
    グウェンダが恋するハンサムな農夫のウルフリックには婚約者がいました。
    望みのない恋に思えたが、思いがけなくウルフリックの親が亡くなって、その土地所有を巡って危機に陥る。
    当時は、当然のように息子が継げるというものでもなかったという意外な盲点が。
    薄幸のグウェンダが一途でけなげ。
    人が集まっている日に橋が落ちるという大惨事が起き、街は大混乱に。
    マーティンは親には期待されない息子でしたが、橋の欠陥を見抜き、才能を発揮していきます。
    カリスと想い合いますが、親方の娘に言い寄られて妊娠させたという騒ぎになり、それは濡れ衣だったのですが、ギルドに入れなくなり‥?!
    臨場感があり、ドラマチックです。

  • ★評価は読了後に。
    長い、という予見があるからを差し引いても、この続編の上巻はちょっと惹かれるものが、、、
    無理やり続編を作って前作を超えられないという駄のスパイラルに入っていないか?厳しい戦いにならないことを祈ってます、作家殿。

  • どうしても、600ページ以上x上中下の3巻というボリュームから、少し手を付けられずに本棚に居座っていたが、読み始めてみると、やっぱり前作同様に圧倒的に面白い。それぞれ、登場人物が良いも悪いも個性的、自然と感情移入してしまう。建築職人のマーティン、自立心旺盛なカリス、マーティンの弟のラルフは悪名を轟かすのか、目が離せない状況の中で、上巻が終わった。

  • あの「大聖堂」がそのまま蘇ったかのような、同じくらいの厚さの文庫本で上中下巻……長い。「大聖堂」はとても好きだけど、歴史サーガなので人物は多いし時間はかかるし情熱も要るしで、しばらく敬遠していた。でも出先でついに上巻だけ購入。
    うーん、やっぱり面白い! マーティンてば、私の好きだったジャックにちょっと似てるじゃないの!(そりゃあ、血が繋がってるんだから当然かも知れないけど)。残りも楽しみではあります。
    でもちょっと思ったんだけど、上巻だけで官能的な場面が何度もって、どうなんでしょ。

  • 最初は人間関係を把握するのが大変だった。マーティンの話の糸とグウェンダの話の糸が絡み合って進んでいくような構成のようだ。あともう一つの糸があるとすればゴドウィンの糸かな。こっちはそこまで後々まで絡んでくるかはわからないけど。
    雪だるま式に物語への興味が増大していく…!

  • 前作のことはすっかり忘れてたけど、全然問題ないね

  • 児玉清さんが一気読みの面白さ!とどこかに書いていらしたので期待して読み始めたものの、なんかそんなに面白くない…おかしいなあ、と思っていたら、市立図書館の職員が本を間違えていた。前書きを読んだとき、あれ??とは思ったのだけど・・・。
    まあそれはともかく、2巻目の途中からは面白くなってきて一気読みでした。幼い頃に出会った4人の少年少女がこれでもかというくらいドラマチックな人生を送るお話です。大聖堂はあんまりメインじゃなかったかな。次はちゃんと最初の大聖堂を読みます。

  • 下巻にまとめて記載。

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著者プロフィール

Ken Follett
ケン・フォレット
1949年、ウェールズ生まれ。新聞記者、出版社勤務などを経て1978年にスパイ小説『針の眼』を発表、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞を受賞。1989年に発表された『大聖堂』は全世界で2000万部を超える大ベストセラーに。その後、続編『大聖堂-果てしなき世界』、「百年三部作」の『巨人たちの落日』『凍てつく世界』『永遠の始まり』を執筆、さらにはキングズブリッジ・シリーズの『火の柱』および本書を書き継いでいる。最新刊は『ネヴァー』。


〈扶桑社ミステリーのケン・フォレット作品〉
火の柱(上・中・下)
ネヴァー(上・中・下)

「2022年 『大聖堂 夜と朝と(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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