キャリアショック どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるか? (ソフトバンク文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797336214

感想・レビュー・書評

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  • 今いる自分の立ち位置をしっかりと把握しつつ
    その立ち位置に依存しない方法。

    ビジネスパーソンとして一つのことを積み上げていくという
    昔ながらの人生設計ではなかなか上手くいかない時代です。
    現代では「個」としてどれだけ社会で目立てるかが
    重要な時代に突入している。その時代の生き方に着目した本です。

    会社勤めのビジネスパーソンは発想の転換を行うために
    一度読んでみても損はないです。

  • 自分のやっている仕事がある日突然変わる。M&Aで突然自分の会社が外資系企業になり、今まで当たり前だと思っていた文化がまったく違うものとなってしまう。これからの日本ではそんなことはもっともっと頻繁に起きるだろう。
    これまでの日本企業では社員をジェネラリストにし、その人のスキルとはまったくかけ離れた仕事をさせ、福利厚生を手厚くして会社に留め、結果、社内でしか通用しない人間として育ててきた。
    しかし、世界レベルで世の中が変化している現代において、このようなスキル形成は人材そのものを陳腐化させてしまっていると言わざるを得ない。
    そんな中、主体的に自分のキャリアを切り開く方法について教えてくれる本であり、また、企業もどのように人材を育てなければならないかも教えてくれる、まさに日本のすべてのビジネスマン、経営者が読んでおくべき本だと思う。

  • ビジョンやバリューといった長期的な概念を持ちつつ、100日程度の極めて短期的なプランに基づくアクションを起こしていく。変化に対応しながら能動的なアクションをとる。
    心の固定費があるとキャリアリスクが必要以上に増大し、転職の制約も大きくなる
    社会的自己意識よりも私的自己意識。人と比べるのではなく自分はこういう人生を送りたいという明確な私的自己意識
    →自分の人生に対する目的を明確化し、自分の責任で自分のキャリアをコントロールする。そのために、差別化戦略などを用いる。

  • 横並びやキャッチアップの発想は、周りとの相対的な比較を常に意識するから、絶対的な満足感が得られない。しかし、この発想を突き抜けると、人と自分は関係ないと言う境地に達し、むしろ、1つの違いにこだわるようになる。

    キャリア切り開き型ビジネスパーソンたちは上司先輩たちの行動をただ後追いしたり(中略)するのではなくこの分野は今後こう変わるという個人としての判断を明確にしそれに自分を賭けていく。きわめて未来志向的な判断基準を共通して持っている。

  • 書かれてからかなり経っているけど内容は今でも通じるものばかり。スキル、コンピテンシー、パーソナリティ。キャリア形成の具体が見える良書。

  • 2022年一番最初に読んだ本。
    キャリアショックという、理想のキャリアと現実が乖離してしまう事態に備えてなにをすべきか、もしキャリアショックをむかえたらどうすべきなのかを解説しています。

    元マッキンゼーの方が書いていることもあり、めちゃくちゃ切り口の分かりやすい図表や、ロジックがしっかり繋がっている説明、とにもかくにも例え話も分かりやすくスラスラ入ってきます。今日からの」アクションにおとすまでの道筋も示してくれているのもお薦めポイントです。

    年末年始でキャリアについて考えるならこの本を読めとFBの投稿で見たのがきっかけでしたが、その投稿の通りでとてもよかったです。

  • もう20年以上も前に書かれた本だが、この年になって読んでも考えさせられる。若いうちにしっかりとこういうことを考えながら、仕事をしないといけなかったよな、と思う。会社ではなく、自分のキャリアを築く、というところに重点をおかないと。何のために生きてるのか、という根源の問いに繋がっていくんだけど。

  • 20年前の本だが、当時のバブル期より益々変化が激しくなっている今、キャリアショックは加速している。キャリア自律、キャリアデザインテーマも再燃しており、更にサイクルの短いジョブデザインも話題になっていると感じる。自律型人材の要件は納得性高く、参考になりそう。

  • 師と仰ぐ高橋俊介さんの本。
    たまたま見かけて3日で読破した。
    それは恐らく今の自分に重ねて読めたからだ。
    今は2019年…会社は勤務はは25年。キャリアは21年間営業のみ。
    顧客嗜志向が強く、貢献に喜びを感じる私は、おかげ様で、ハイパフォーマーだった。
    東京本社に入り、スタッフになると状況は一変した。
    年間を通じて、仕事を計画し、評価は定性的。与えられた仕事を達成ていう自己管理が求められるが、なかなか馴染めない。

    キャリア形成を軽んじたわけではないが、そのつけが今
    襲ってきた。
    この土日は自身のキャリア形成を考えたい。

  • ・アメリカ人は一生のうち、ジョブチェンジを9-11回、キャリアチェンジを3-5回やる
    ・同じ仕事を2年間続けると陳腐化する可能性がある
    ・スキルは蓄積するものではなく、更新するもの
    ・年間退職率を10%に上げる事を目標にする会社がある
    ・キャリアカウンセラーの仕事の変化
    以前→天職を指し示す仕事
    現在→結果は見えないが、そう行動していれば次が見えてくる事を提案する仕事
    ・企業に終身雇用を求める事は、経営者の能力を余程高く評価している事に等しい

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著者プロフィール

高橋 俊介(タカハシ シュンスケ)
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任教授
1954年東京都生まれ。
2000年に慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授に就任。個人事務所による活動に加え、湘南藤沢キャンパスのキャリア・リソース・ラボを拠点とした個人主導のキャリア開発や組織の人材育成についての研究に従事。2011年より、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授。2022年4月より、現職である慶應義塾大学 SFC研究所上席所員。キャリア形成、人材マネジメント、リーダーシップ、働き方改革などに確かな知見を有し、本質を見抜く目に定評がある。
沖縄県那覇市にも事務所兼住居を持ち、1年のうち3割は沖縄で暮らしながら仕事をしている。
主な著書に『キャリアショック』『21世紀のキャリア論』(以上、東洋経済新報社)などがある。


「2022年 『キャリアをつくる独学力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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