超「時間脳」で人生を10倍にする (宝島SUGOI文庫) (宝島SUGOI文庫 D と 1-2)
- 宝島社 (2011年9月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796686280
感想・レビュー・書評
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過去は書き換えられることができます。なぜなら過去とは「その人の記憶の中にある、起こった出来事に対する現在の解釈」だからです。
過去が幸せだったのか、それとも不幸だったのか。それを決めるのは、過去に起こった出来事そのものではなく、現在のあなた自身の解釈なのです。
自分にとってはコペルニクス的考え方。ヴィクトールの夜と霧の、
『私が人生の意味を問う』のではなくて、『私自身が人生から問われたもの』。具体的な行動で人生に答える。
に匹敵する。かなり衝撃。読んでよかった。
「未来の自分」は、想像しうる最高の幸せを手にしているとイメージしてください。想像しうる最大の夢をかなえているとイメージしてください。「本当になりたい自分」になっているイメージこそ、未来のあなたの姿なのです。
そして、その「未来の自分」の臨場感を強めてください。 -
苫米地氏の本は何冊か読んだことがありますが、彼は、時間を効率的に使うことで、一般人の何倍も人生を楽しみながら、仕事も何倍も行っているように感じます。
この本も、そのような方法の紹介がなされていますが、タイトルの10倍は最終的な目標であり、最初は2倍から5倍へとステップアップしていくようです。
個人的には現在の2倍の仕事がこなせるだけでも十分に効果がありそうだと思いますので、ぜひこの本に書かれていることを実行していきたいと思いました。
まずは時間に関する偏見をなくすことが大事なようですね。時間は、未来から過去に流れている(p173)というのは、目からウロコでした。
以下は気になったポイントです。
・1秒は「絶対的な最小単位」ではなく、人間にとって心地よい時間感覚のなかで定義されたもの(p25)
・あなたの時間感覚を書き換えることで、1時間という時間の長さは拡張も縮小もする(p29)
・自分の脳のタスク処理の速度は、もっとスピードアップできると認識することがスタートライン(p34)
・脳のタスク処理のスピードをコントロールする要因として、1)クロックサイクル、2)並列度、3)抽象度(グレインサイズ)がある(p36)
・クロックサイクルを上げるステップとして、1)すべての行動を書き出して、その行動にどれほど時間をかけているか把握する、2)その行動を2倍速でできるように試みる、3)次は3倍速、4)行動のスピードを6倍にまで上げる(p44)
・ある書類を1時間かけていた場合には、その作業を10分で終わらせることを続ける(p54)
・どんなトレーニングでも、自分の理想の姿をイメージすることは大切(p66)
・並列思考のトレーニングは、1)5分程度、逆腹式呼吸を行いリラックスする、2)視覚・聴覚・嗅覚・触覚を強く意識して感度を高める、3)自分がいる世界を、五感すべてを駆使して現在進行形で感じる、4)この匂いはxxだ、というように情報を付加する、それを同時に思考する(p72)
・モチベーションを上げると脳も活性化する、その方法は、モチベーションがアップする目標を設定する(p128)
・ゴールは過去の記憶に縛られず、「xxしたい」という自分が心から望む未来にだけ縛られるべき(p137)
・過去、現在、未来のすべての行動の基点となる真のゴールは、1)したいであること、2)遠ければ遠いほどよい(現状維持だけでは不可能)、3)臨場感を高める、である(p151)
・企画書は、企画のコンセプトや狙い、収支計画等の情報がシッカリしてれば良い(p164)
・時間は、未来から過去に流れている(p173)
・過去とは、「その人の記憶の中にある、起こった出来事に対する現在の解釈」である(p176)
・過去が幸せであったかどうかは、過去に起きた出来事ではなく、現在のあなた自身の解釈(p177)
・現在も未来から見れば過去の一部であり、現在の解釈は、未来によって決めることができる(p177)
・未来から過去へ流れる時間を体感できたとき、絶対的な自由を手に入れることができる、創造主が世界を作ったと定義する西洋の伝統的宗教観によれば、現在が未来につながる考え方になる(p179)
・あなた自身が決めた未来の因果によって、現在も過去も決まる(p181)
・本当になりたい自分になっているイメージこそ、未来のあなたの姿、その臨場感を高めるために、実際にその場に身を置いているかのように感じること(p182)
2011年12月23日作成 -
そんな考え方もあるんだと思いました
此の本を読んだのは二回目である
BY G