- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796644716
感想・レビュー・書評
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180714-
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高校時代、勉強が急に難しくなって勉強の楽しさが分からなくなった。なんでこんなことを勉強しないといけないんだ、将来何の役に立つんだって思っていた。そんな高校時代の自分に読んで欲しい1冊。高校生の時に読んでおけばよかった、知っておけばよかったと思える内容だった。
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勉強とは、やらなければそこで人生がストップしてしまうもの
勉強は非常にストレスがかかるもの。ストレスが全くない状況では人間はなかなか成長しない。勉強をしていくとストレスに強くなってくる。さらに進むと、勉強はストレスを快感にする。
勉強を幅広くやるほど、思考の幅は広がり、人生の自由度は高くなる。
学ぶことの1番の基本は驚くこと。
競争とは人を蹴落とすことではなく、自分を優れた人間にする手段。
戦前の旧制高校は、学年の数も生徒数も少ない、いわばエリート教育。徹底した教養主義。彼らは高い志をみにつけていた。
教養は人格的魅力
何かを教わりたいとおもって行動することで、結果的に人脈が広がっていく。
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数学ができるようになりたいと思った。
今日から数学の学び直しをしてみる。
日本の教育に疑問を持っており、モンテッソーリ教育と呼ばれる個性を伸ばす教育に興味を持っていたけれど、この本を読んで少し考え方が変わった。受験という大きなストレス、日々の勉強のストレスによって得られることもある。思い返せば、中高生で1番頑張ったのは高校の受験勉強だった。睡眠と学校以外はほとんど勉強していたあの経験があったからこそ、努力する力がついたような気がする。
この本を読んで新たに思ったのは、受験は確かにひとつの経験、修行として大切かもしれないけれど、今の教育は受験をゴールとして考える風潮があるのが問題ではないかということ。高校受験を経て努力する力はついたけれど、だからといって勉強の楽しさがわかった訳では無かった。高校に入ってからはぷつんと糸が切れたように勉強しなくなり、大学受験でまた必死で勉強していたことを思い返すと、受験重視の風潮では勉強の楽しさに気づける人は少ないのではないかと思う。 -
学生時代に読みたかったです。
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著者は勉強に対してとても厳しい立場である。それは勉強に対する敬意である。勉強はナゼ必要か、それをわかりやすく、力強く述べている。
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『我々が学問をするのは、それによって、それを通じて、我々がもっともよく生かされると信ずるが故である。(中略)すなわち学術により、それを手段として実社会において活動し、自己の向上と同時に、社会の向上を目的とするのである。』
昔の学生はこんなん考えてたそうです。
『非教養主義というか、知的なコトを軽んずる波が押し寄せてきたわけです。その結果、モノを知らないこと、向上心がないことを、恥ずかしく思わなくていいとなった。「学歴なんてどうでもいいじゃん」という流れも出てきました。人気企業のソニーが入社試験で大学名を問わないと言い出したのです。それは学歴を重視するあまり人としての成長をおろそかにする傾向を戒める効果はあるでしょう。でも学歴の否定とは、勉強によって得られる成果を軽んずることにもなる。』
俺も学歴は大切だと思う。と言うか学歴を否定すると存在意義がなくなるし。
『自分探しなんかより仕事を探せ』
本の内容はありきたりなことがたくさん書いてありますが、作者のスタンスが心地よいです。
人に勧める本でもないかなー笑
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齊藤孝の本は読みやすい。静岡出身でもある。
「勉強は僕らに生きる力を与えてくれる」
というメッセージをひたすらわかりやすく書かれている。
「ぜひ、親子で読んで欲しい」 -
2006/4/12 日記で。
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入試問題とかときたくなっちゃいます。知るってのはたのしいねー!
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勉強することの意味と意義に迷っている中高生にお勧めします。最高学府まで行った、著者の勉強観は正しいと思います。勉強の意義について悩んでいるすべての人へ。