- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794973245
作品紹介・あらすじ
1階が変われば、まちが変わる、ひとが変わる、世界が変わる!
1階づくりはまちづくり! 大好評だった『マイパブリックとグランドレベル』から5年、グランドレベル(1階)からはじまる、まちづくり革命の物語、完結編。
日本初の私設公民館「喫茶ランドリー」は、いまや地域活性化・再生、コミュニティデザインのアイコンのひとつとなった。その成功の秘密は、ハード/ソフト/コミュニケーションという3要素のデザイン手法にある! カフェや各種公共/商業施設など人が集うパブリックスペースのプロデュース事例、まちのさまざまな場所にベンチを設置するJAPAN/TOKYO BENCH PROJECT、さらには今注目されるウォーカブルシティについてまで、グランドレベル(1階)を活性化するヒントとアイデアが満載。まさに革命的な、まちづくりの新バイブル。装丁アジール、カバービジュアル伊藤桂司。
“私設公民館としてつくった「喫茶ランドリー」に限らず、1階づくりに携わるすべてのプロジェクトにおいて、わたしはあまねくすべての人々にウエルカム!と両手を広げた「公共的な状態」にこだわっています。1階は人々の目にふいに飛び込んでしまう場所であるからこそ、できるだけパブリックな状態をつくる、ということを心がけています。自分には関係のない場所だと感じてしまう風景に囲まれた日常と、関心を傾けたり関わったりできる風景に囲まれた日常とでは、人々の人生の質に違いが出てくると思うからです。(「まえがき」より)”
【目次】
まえがき
第1章 「喫茶ランドリー」ができるまで
第2章 喫茶ランドリーの日常
第3章 喫茶ランドリーのつくり方──グランドレベルの手法として
第4章 グランドレベルのデザイン11の事例
第5章 水と空気とグランドレベル
第6章 ベンチプロジェクトとウォーカブル──やさしくすこやかなまちのために
あとがき
感想・レビュー・書評
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前々から思っていた「店をまちに開くこと」が書かれた本。多くの実例も挙げられているので刺激になります。まちにベンチを置く活動も素敵。
店を自分達だけのものにしないことで、まちが自分たちのものになる。楽しい。 -
うーーーーーん…あんまり、だったかな…
考え方はいいなと思ったけど、手がけたモノ自体のよさが感じられなかった。わたしはモノと人が多くてごちゃごちゃした空間は、落ち着かなくて具合が悪くなるので… -
私の街でも、こんな風に活用されて
みんなに愛されてほしい1階があります。
けど、ただ、お金をかけて場所をつくるだけぢゃなくて
人の気持ちや想いがのってしっかりデザインされないと
こうならないんだろうな、と思いました。
私も、やってみたい。それが、まず思った感想です。
素敵な本でした❤️ -
街を活かすには1階を活かす。
前著「マイパブリックとグランドレベル」で書かれていた理念の実践集的な内容。併せて読むことをオススメする。
居場所づくりを目論む身としては首肯することばかりだが、それゆえにいま為せない我が身がもどかしい。 -
店舗、事務所、住宅などの用途単位や、都市、建築、交通、コミュニティデザイン、カフェ経営などのカテゴリー単位を超えて、「1階」づくりへの熱い思いを感じる一冊です。
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ハードのデザイン POINT○○がとても良い。
インターフェースのデザインを言語化できていないというのはそうだと思う。
インターフェースデザイナーとして、そこを整理するのはあり得るかもしれない。
何のためにデザインするのか。境界をデザインすることで何につながるのか。
一階づくりの場合はウェルビーイング