1階革命

著者 :
  • 晶文社
4.06
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本棚登録 : 148
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794973245

作品紹介・あらすじ

1階が変われば、まちが変わる、ひとが変わる、世界が変わる!

1階づくりはまちづくり! 大好評だった『マイパブリックとグランドレベル』から5年、グランドレベル(1階)からはじまる、まちづくり革命の物語、完結編。

日本初の私設公民館「喫茶ランドリー」は、いまや地域活性化・再生、コミュニティデザインのアイコンのひとつとなった。その成功の秘密は、ハード/ソフト/コミュニケーションという3要素のデザイン手法にある! カフェや各種公共/商業施設など人が集うパブリックスペースのプロデュース事例、まちのさまざまな場所にベンチを設置するJAPAN/TOKYO BENCH PROJECT、さらには今注目されるウォーカブルシティについてまで、グランドレベル(1階)を活性化するヒントとアイデアが満載。まさに革命的な、まちづくりの新バイブル。装丁アジール、カバービジュアル伊藤桂司。

“私設公民館としてつくった「喫茶ランドリー」に限らず、1階づくりに携わるすべてのプロジェクトにおいて、わたしはあまねくすべての人々にウエルカム!と両手を広げた「公共的な状態」にこだわっています。1階は人々の目にふいに飛び込んでしまう場所であるからこそ、できるだけパブリックな状態をつくる、ということを心がけています。自分には関係のない場所だと感じてしまう風景に囲まれた日常と、関心を傾けたり関わったりできる風景に囲まれた日常とでは、人々の人生の質に違いが出てくると思うからです。(「まえがき」より)”

【目次】
まえがき
第1章 「喫茶ランドリー」ができるまで
第2章 喫茶ランドリーの日常
第3章 喫茶ランドリーのつくり方──グランドレベルの手法として
第4章 グランドレベルのデザイン11の事例
第5章 水と空気とグランドレベル
第6章 ベンチプロジェクトとウォーカブル──やさしくすこやかなまちのために
あとがき

感想・レビュー・書評

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  • デザイン思考ってこういうのだな。排除しない街をつくるとして、行政をどうやって説得するかはなかなかの難題だと思う。

  • 前々から思っていた「店をまちに開くこと」が書かれた本。多くの実例も挙げられているので刺激になります。まちにベンチを置く活動も素敵。
    店を自分達だけのものにしないことで、まちが自分たちのものになる。楽しい。

  • うーーーーーん…あんまり、だったかな…
    考え方はいいなと思ったけど、手がけたモノ自体のよさが感じられなかった。わたしはモノと人が多くてごちゃごちゃした空間は、落ち着かなくて具合が悪くなるので…

  • 私の街でも、こんな風に活用されて
    みんなに愛されてほしい1階があります。

    けど、ただ、お金をかけて場所をつくるだけぢゃなくて
    人の気持ちや想いがのってしっかりデザインされないと
    こうならないんだろうな、と思いました。

    私も、やってみたい。それが、まず思った感想です。
    素敵な本でした❤️

  • 街を活かすには1階を活かす。

    前著「マイパブリックとグランドレベル」で書かれていた理念の実践集的な内容。併せて読むことをオススメする。

    居場所づくりを目論む身としては首肯することばかりだが、それゆえにいま為せない我が身がもどかしい。

  • 店舗、事務所、住宅などの用途単位や、都市、建築、交通、コミュニティデザイン、カフェ経営などのカテゴリー単位を超えて、「1階」づくりへの熱い思いを感じる一冊です。

  • ハードのデザイン POINT○○がとても良い。
    インターフェースのデザインを言語化できていないというのはそうだと思う。

    インターフェースデザイナーとして、そこを整理するのはあり得るかもしれない。
    何のためにデザインするのか。境界をデザインすることで何につながるのか。
    一階づくりの場合はウェルビーイング

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著者プロフィール

田中元子(たなか・もとこ)
株式会社グランドレベル代表取締役。1975年茨城県生まれ。2004年より建築関係のメディアづくりに従事。2010年よりワークショップ「けんちく体操」に参加。2016年「1階づくりはまちづくり」をモットーに、株式会社グランドレベルを設立。さまざまな施設や空間、まちづくりのコンサルティングやプロデュースを手がける。2018年「喫茶ランドリー」開業。2019年「JAPAN/TOKYO BENCH PROJECT」始動。主な著書に『マイパブリックとグランドレベル』(晶文社)、『建築家が建てた妻と娘のしあわせな家』(エクスナレッジ)ほか。主な受賞に「2018年度グッドデザイン特別賞 グッドフォーカス[地域社会デザイン]賞」、「2013年日本建築学会教育賞(教育貢献)」ほか。

「2022年 『1階革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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