野中モモの「ZINE」 小さなわたしのメディアを作る (シリーズ日常術)
- 晶文社 (2020年3月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (145ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794971715
作品紹介・あらすじ
ZINEは楽しい。
楽しいと感じたら、すぐに作れる。
「読む人」はいつだって「作る人」だ。
この本では、自らジンを作り、探し、紹介してきた著者が、
自身の経験を語り、同じくジンのとりこになった人たちの声を伝えることで、
色鮮やかなジンの世界を案内します。
何かを作りたいと思ったら、あなたはいつでもメディアになれる――
ジンをとりまく環境から、軽やかに生きる術を考える、
楽しいおしゃべりの一冊です。
シリーズ《日常術》
好きなことに真摯に向き合って、軽やかに生きたい。
そのコツは、きっと日常の中にある。
趣味も仕事もごちゃまぜに楽しんで、気持ちよく暮らす人たちに
軽やかに生きる知恵と工夫をきくシリーズ。
感想・レビュー・書評
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ZINEの本、小さな、わたしの、メディアについて語られている本。
この本を読みながら、私なら何を発信しようかなって考えると、ワクワクしてきた。利益を求めずに、考えたり発信したり繋がったり、を大事にしたい。 -
いま日本では、権力に追従する姿勢が顕著なマス・メディアの現状が毎日のようにネット上でも指摘され、その劣化の甚だしさが慨嘆されている。
一人の国民として、そんな現状にどう向き合えばいいのか?具体的にどすればいいのか、ともすれば途方に暮れてしまいがちである。
ここには、どんな現状に立ち向かうためのヒントが書かれている。個人が声を上げること、たとえそれが自己満足であったとしても、まず個人が自分の考えや思いを表現していくこと。「マス」にはならなくとも、「Magazine」にならなくとも、「zine」で発信することから始めるのだ。「隗より始めよ」の「隗」とは「zine」のことだったのである。 -
壁新聞や学級新聞作りが好きだった。
芸術系の大学に通っていた友達が作っていたレターは、これだったのだな。
電子書籍があっても紙の本が好きなように、今はネットでも気軽に発信できるけれど、単に発信するだけじゃない、自分の手を動かしてジンを作ることにはやっぱり特別に思いを込めることができる。
とても久しぶりになにかを作りたいなと思った。
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救われるー
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今のわたしに合わなかったのか、読み込めなかった......。
インタビュー記事とか、話し言葉を文字で読んでいる感じ。それならいっそ、横書きだったら読みやすかったのかなぁ。筆者の幼少期からはじまり、どこに着地するんだろうと思ってしまった。
「なぜか流行ってるものとは違うものを好きになってしまう」のような表現や感じ方は、あんまり印象が良くなかった。
また気が向いたら読んでみよう。 -
久しぶりに心が潤った読書だった。
感情や体験を表現したいと思った時に、zineは最適なメディアかも。
効率や結果を求められる社会でzineは様々な人の心の支えになっていると思う。
商業出版だとたくさんの人の手が入ってしまうけど、zineは純粋に自分の世界を表現できるメディアだと思う。
特殊な技術はいらない点もありがたい。
創作活動へそっと手を差し伸べてくれているような感じがした。
私もzineを作ろう!
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中学の時に友達と手作りのフリーペーパーを書いてコンビニで印刷して、週末に仲間に配ってたのをすごく思い出してキュンとなった。
自分の思いを書き出して、勝手に伝えて…
それだけでもとても尊い行為だなぁって思う。
SNSが主流だけど、あえてフリーペーパーで思いを伝えてる人に凄く共感する。
今年は私もフリーペーパーを活動の一部に取り入れていきたいと思った。 -
文体に熱があって、わかる
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北海道のZINEのイベントに参加したい、と思いました。今年はやってくれるかな。