- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794969996
作品紹介・あらすじ
イギリス発、世界14ヵ国で人気の子どもから大人まで楽しめる政治入門書の決定版。
政治は、世界中どこにでもある。欧米では、政治は身近なもので、だれでもあたりまえのように政治についておしゃべりをする。ところが日本における政治のイメージは、「自分とは関係ない」「つまんない」など、ネガティブなものばかり。それでいいんだろうか? この本では、厳選されたテーマごとに、古今東西のさまざまな政治や社会のしくみ、それにまつわる面白いエピソードを、豊富なイラストでいきいきと解説。日本の教科書には載っていないトリビアもいっぱいで、子どもから大人まで楽しめる政治入門書の決定版だ。
この本を読めば、きっとだれかと政治について話したくなる。
ようこそ、「政治」の世界へ!
感想・レビュー・書評
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子どもに分かりやすく書かれているが、大人にも充分読み応えがある。
じっくり読んでほしい。
自分の国だけでなく、他の国の政治形態を知ることで、政治に興味がもてるようにな?のではないだろうか。
そして、中学社会科担当の先生には、是非是非読んで頂きたい。
オールカラーだが、スッキリした画面構成。
様々な肌の色の人々が吹き出しで自分の意見などを言い合って、それぞれの考え方について一緒に考えながら、世の政治システムを解いていく…という感じの本である。
主な内容は以下の通り。
第1章 政府のかたち
第2章 いろいろな政治システム
第3章 選挙と投票
第4章 政治を変えるには
第5章 政治イデオロギー
第6章 さまざまな問題
人権、テロリズム、言論の自由、マスメディアと政治、フェミニスト、汚職、環境問題、刑務所の意義…
きちんと意見を伝えるコツ
ディベートをしてみよう…などなど。
右派や左派、中道といった、アメリカ大統領選挙に絡んで最近よく耳にする言葉の説明が図解されていて分かりやすい。また、自分の考えはどれに近いか?というチャートのような物もあり、客観的に自分の考え方を捉えることができる。
新型コロナの対応も各国それぞれだが、その政治スタイルによる部分が大きいということが分かり、一つの事象だけをとって、一律に比べられないよね…と思う。
こういった本をきっかけに、自分なりの考えというものを子どもに身につけさせたい。そして、意見や考えをしっかり持つことは、大事なことだと知ってほしい。
余談だが、右派、左派とは、フランス革命時、王の右側に王党派、左側に革命派が座したことに由来する、というのは恥ずかしながら初めて知った。2020.6.3詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごいよ!
これ、晶文社だよ!
復活?!
カッコいい!
と思ったら翻訳ものだった。
タイトル通り、初心者のための政治とはなにか、の解説ですが、イラスト多用、で解説がうまい!
というわけで学校は全部、買い!!
2019/03/20 更新 -
政治の歴史から政治がどのようなもので、じぶんたちにどのように関わるか分かりやすく記載されている。図も多く、読みやすいし、はじめての人向けだから分かりやすくもあるが、かといって、ちゃんと簡潔すぎずにしていて読みごたえがあった。
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大人の絵本でした〜各国の制度とか民主主義の変遷とか曖昧に使っちゃってる言葉とか確認できてよかった。
議論とかは全くしたことがないな、子どものときに読んでおきたかった -
わかりやすかった〜、ビギナーによい。面白いなぁ、政治も哲学も、歴史も。日本はどうなっていくんだろうと、ずっと思ってる。自分の身近は自分で頑張ろう。
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分かりやすかった。
各国の歴史や現在の特徴まで知れて面白かったです。 -
政治について、子どもにも分かりやすく網羅している。
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物理の巻が良かったので同じ図書館にあったこちらも読んでみました。
分かりやすく代表的な政治の仕組みやその背景の歴史が紹介されています。
異なる立場の人同士の会話が出てきたり、政治参加の具体的な方法が解説されていたりして、当事者として考えさせる仕組みになっていて良かったです。
小学校の社会から中学の公民、高校の政治・経済とみっちり社会と政治についての科目があり、両院の議席数がそれぞれ〇〇で…国民投票とはこういうもので…というような日本で行われている政治の基礎的な仕組み・数字は覚えさせられましたが、この本の後半で重点的に取り上げられているような当事者として社会参加・政治参加する方法やその行動が政治に与える影響などは手薄というか、ほとんど授業で扱われなかったなと気付きました。
全年齢向けっぽいですが、ふりがなが少なく、用語そのものの噛み砕いた解説もページ内にはないので、中学生〜高校生くらいから対象でしょうか?選挙権得る年齢間近の人なんかが読むと良いでしょうね。 -
読み応えあるし、イラストで説明されているのでわかりやすかったなと思う。
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この本で扱われている内容は、きちんと義務教育で学ばせるべきである。参政権をいくら引き下げても、自分がどのように政治に参加するかという意識は、現在の学校教育のカリキュラムでは生まれてこない。