犬たちの明治維新 ポチの誕生

著者 :
  • 草思社
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794220639

作品紹介・あらすじ

ペリー来航、欧米との条約交渉、文明開化、西南戦争…そのとき犬たちが果たした役割とは? 洋犬の進出に日本犬はどう対峙したか?──日米欧の史料にわずかに痕跡をとどめる犬関連の記述を丹念に拾い集め、「犬」という全く新しい視点から幕末明治を描く画期的労作。
平凡社新書『犬の伊勢参り』で2014年新書大賞第2位に輝いた著者の待望の新刊!

感想・レビュー・書評

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  • 『犬の伊勢参り』の著者による、犬たちの明治時代。

    黒船来航以来、激動の時代を迎えたのは人だけではなかった。犬もまた、時代の波に激しく揉まれた。
    本書では、明治維新前後に軸を据え、外国人と日本犬、日本人と洋犬、里犬の消滅、西郷どんと犬、ポチの由来といったトピックについて、文献から実像を探っていく。
    『犬の伊勢参り』で見せた丹念な史料の読み込みは本書でも健在である。

    長い鎖国の時代を経てやってきた外国人にとって日本犬は珍しい生きものだった。狆を始め、海を渡った犬もいる。
    相手が珍しかったのは犬にとってもまたしかり。当時はまだ現代のように、飼い犬がつながれて飼われる時代ではなかった。「里犬」と言われる土地の犬が街をうろうろしていた。そうした犬にとっては見慣れぬ風体の外国人は「怪しい奴」。激しく吠え掛かり、外国人を閉口させることも少なくなかった。

    町の人々に取っては犬はそこらにいるもので、しつけて飼うものではなかった。外国人が洋犬に「カム・ヒア」と声を掛け、犬が寄ってくるのを見て驚いた。そして洋犬をカム・ヒア→カメと呼ぶようになる。よく慣れた「カメ」は人の口をなめようとする。洋犬を可愛がろうとしたところ、口をなめられて気味悪がっているエピソードが紹介されているのが興味深い。当時の日本人にとっては犬が口をなめようとするなど、思いもつかないことだったのだろう。

    文明開化の一環として、明治政府は「畜犬規則」を設ける。「飼犬」と「無主の犬」に分けると定められたら、里犬は「無主」と呼ばれるしかない。そこに狂犬病が拍車を掛ける。狂犬病が入ってきたのは吉宗の時代という。オランダから猟犬を輸入したことによるらしい。その後、時々、流行しては下火になる形でウイルスが根付いていたのだろう。明治期に入っての流行として大きいのは明治26年長崎でのものである。この際、多くの「野犬」が撲殺されている。

    なかなかおもしろい話題が西郷隆盛と犬の話。よく知られる上野の森の西郷どんは犬を連れている。像の通り、西郷は犬を愛したが、その様子はいささか常人の理解の域を超えている。始終複数の犬を付き従えては鰻丼を食わせ、祇園の座敷にも連れて上がる。一時は猟師になることも本気で考えていたらしい西郷は、西南戦争にも犬を連れて行ったそうだ。
    さて、西郷の心中、なかなか測りにくいところがありそうだが、身体の大きかった西郷はまた、一般人の定規では測りきれぬ心の大きさもあったというところだろうか。
    西郷が愛した薩摩犬は、残念ながら、維新の激動の中、あるいは殺され、あるいは雑種となり、純粋なものは残っていないようである。

    犬の名前として、よくあった「ポチ」。この由来については諸説あるが、著者は「patch」説を採る。このあたり、推理の道筋が読ませどころなので、実際に読んでいただくとして、犬の名に留まらず、さまざまな国の間での人々の交流が透けて見えるようでダイナミックである。
    語源はともあれ、「ポチ」が普及したのには教科書や唱歌の役割が大きそうだ。花咲爺さんの犬だって、明治期まではポチじゃなくてシロだったんじゃないかなぁ・・・?なんて思わせる。

    トピックがかなり広範にわたるため、『犬の伊勢参り』よりも散漫な印象を受ける。だが、明治期が犬にとってどんな時代であったのか、多角的に見ていくことで浮かび上がってくる像がある。
    同時に、史料からああだったかこうだったかと突き詰めていく作業の楽しさ・厳しさを感じさせる1冊である。

  • 犬の「巻き尾」の表紙に釣られて購入
    以前読んだ「犬の伊勢参り」と
    同じ著者だった(今回も面白い)
    江戸の頃までの人と犬との関わり方
    明治維新から変わっていった飼い方

    地域によって難しい事や
    反対もあるだろうけど
    近年の野生動物と人間との
    トラブルを聞くと
    里犬(地域犬)のような飼い方も
    ありなのではないかなーと思った

    犬の目から見た大河ドラマとか
    面白そうだなと思った

    古本トワサンにて購入

  • 奥様ご存知ですこと?!
    ペリー帰国の際に、一緒にアメリカへ行った日本犬がいたことを!
    奥様ご存知ですこと?!
    「ポチ」というのは明治維新後に洋犬を示す名称だったことを!
    奥様ご存知ですこと?!
    西郷隆盛は犬にうなぎを食べさせたことを!
    奥様!奥様ー!!

    追いすがってでも聞かせたい、驚愕の新事実満載で、普段はノンフィクションをあまり読まない私ものめり込んだ。
    私、犬大好きだけど、明治維新が犬にどう影響したかなんて考えたことなかったよ…!
    作者の愛の深さが尋常じゃない。
    膨大な資料の端々にちらっと現れる犬を追って、ここまでまとめあげた執念に脱帽!

  • 黒船の来航から、激動の近代を迎える日本。時代の波に呑まれたのは、なにも人だけではなかった。かねてから人の身近にあった犬たちもまた、激流の只中に投げ込まれた。洋犬の移入に、狂犬病の蔓延、そして、戦争。今も身近にある犬たちだが、振り返ってみれば、もともと日本にいた犬の、そのほとんどが、すでに姿を消してしまっているという。いったい、何が起きたのか。あらためて、犬たちの辿った明治維新を追ってみたい。

    近代になるまで、日本に「飼い犬」はいなかったという。そこかしこの犬は、村の犬、町の犬であり、誰か決まった「飼い主」がいたわけではなかった。もし「飼い主」がいたとしても、放し飼いであったから、他の犬と大差は無かったという。犬たちは、長屋の軒下や、神社の床下に住み着いて餌をもらい、代わりに不審者を吠え立て、子供たちの遊び相手をした。犬たちは「飼う」ものではなく、「共に生きる」ものたちであった。

    そこへ、開国から多くの欧米人と共に、洋犬がやってくる。人の顔を舐め、芸をこなすその愛想は、当時の日本人をひどく驚かせたという。ましてや、一匹一匹、犬に値段があるなど、とても考えられないことだった。犬は誰かの所有物ではなかったし、お金で交換するような価値ではなかった。(例外として座敷犬「狆」がいる。これは贈答用で、ペリーにも贈られた)。欧米化の盛り上がりで、洋犬を「飼う」ことがステイタスになると、もといた和犬は、心ならずも軽んじられるようになった。

    また、船に乗ってやってきたのは人と犬だけではなかった。すでにそれ以前より、狂犬病の侵入はあったが、開国による往来の増加が、さらなる感染の拡大と、被害の深刻を招いた。効果的な予防法が無い当時にあって、犬の管理を急いだ政府は、明治6年、「畜犬規則」を定めた。これは、市中の犬を「飼い犬」と「無主の犬」に分け、後者を殺処分する決定であった。和犬は為す術もなく、たまたま「飼い犬」になれたものの他は、「無主の犬」として追われることとなった。

    この「畜犬規則」は、狂犬病対策というより、人と犬の関係を欧米化するのに決定的な役割を果たした。犬には「飼い主」が必要となり、人と犬の関係は、「飼い主」と「飼い犬」という、「個」と「個」の関係になった。象徴的なこととして、犬の名前の変化があげられる。それまで、シロ、クロ、デカ、チビなど、毛色や見た目で分かる共通のものだったのが、ポチ、マル、ジョン、ベスなど、個別のものになった。本書の副題「ポチの誕生」とは、人と犬の近代化のことであった。

    さて、新しく日本人に連れ添った洋犬だったが、その後蜜月が過ぎたわけではなかった。高価で買い求められた洋犬も、相変わらずの放し飼いであった。狂犬病の流行は続き、殺処分されるものが後を絶たなかった。また、洋犬、和犬問わず混血し、雑種化が進んだが、そうなるともう、かつての純血の洋犬のようには持て囃されなくなった。そのまま「無主の犬」化(人々はそれを野良犬と呼んだ。)するものも少なくなく、明治の終わりには、日本に住む犬たちのほとんどが和洋雑種になったという。まことに人の勝手であった。

    犬たちの受難の最もたるは、戦争の激化による供出であった。物資の不足するにつれ、兵士の毛皮にするため、全国から犬が集められた。昭和になって国の天然記念物に指定された6犬種(秋田犬、甲斐犬、紀州犬、柴犬、四国犬、北海道犬)以外は、洋犬、雑種、根こそぎであったという。わずかに残っていた他の和犬も、それで失われたとされる。(上野の西郷像が連れているのは薩摩犬だが、おそらくこれもその一例であった。)さらには、集められた犬たちの、殺されるだけで、毛皮にもならなかったのが大多数であったという。飼い犬に手を噛まれるとは、いったいどちらの言い草であったか。

    「ポチ ハ スナホナ
     イヌ ナリ。
     ポチ ヨ、コイコイ、
     ダンゴ ヲ ヤル ゾ。
     パン モ ヤル ゾ。」
     『読書(よみかき)入門』明治19年の教科書より

    「人と同じように、日本の犬たちにも開国があり、幕末があり、明治維新があり、文明開化があった。しかし、犬の歴史は、人の歴史の中に埋没し、犬が激動の時代をどのように生きてきたのか、顧みられることもなかった。埋没した犬の歴史をいつか世の中に出してみたい、と思いながらずっと史料調べを続けてきた。 <中略> (ついでに猫の史料も探してきたが、猫の方はすぐに化けたり、崇ったりして、暮らしぶりがわかるいい史料が少ない)。」
    ↑猫すごく気になります。

  •  本書の主眼は、あとがきにあるように、
    「かつて日本の犬のほとんどを占めていた里犬(町犬、村犬)が明治維新を境に絶滅の道をたどった」という「知られてない」事実を書き遺すこと、「犬の史料はいろいろなところにちらばっている」ものを、「体系的に記」すこと。
     膨大な資料に当たったのであろう、『日本書紀』や『平家物語』などの古文書から、幕末から明治にかけて日本を訪れた諸外国からの要人たちの日記に至るまで、多くの引用を用いて、この日本に於ける犬の存在を浮き彫りにしていく。

     明治以前、村や町といった地域の共有物だった”里犬”の存在を、やれ吉田松陰が黒船への密航を企てた砂浜で犬たちに吠えられて失敗に終わったとか、各国の駐日大使、領事、商人たちがむやみに村に入ろうとして犬たちに吠えかかられて怖い目にあったといった類の証言を引いて傍証する。
     その間に、洋犬は当時「カメ」と呼ばれていたが、その語源は欧米人が「Come here」と自分の犬を呼んでいたのを、当時の日本人が「カメや」と聞き違えたとか、米国の初代日本領事ハリスが披露したという「犬のしっぽ」の話、英国初代駐日公使オールコックが日本人に好意を持つようになったキッカケが愛犬の不慮の死を日本人が手厚く葬ってくれたことから、「日本人は、支配者によって誤らせられ、敵意をもつようにそそのかされないときには、まことに親切な国民である」と見直していく様など、犬にまつわるエピソードが次から次へと披露される。

     明治政府による「犬畜規制」発令以降は、西欧の例にならって「飼い犬」という概念が生まる。飼い犬と無主の犬に分けられ、里犬として地域で可愛がられてた犬が、持ち主が特定されないと撲殺されていったという。
     絶滅の道をたどったとあるが、最終的にこうした野良犬を見なくなるのはいつごろのことだったであろうか。少なくとも自分の幼少時代(小学生のころ)は、まだ奈良の田舎では野良犬たちが川原や空き地の片隅に群れを成して生息していた。

     明治維新による境遇の大変革を語るに留まらず、明治政府の重鎮で犬連れで有名な西郷隆盛については一章を割いて語る。いわゆる”西南の役”(西南戦争)で、西郷が犬を連れていたことから「西郷隆盛は西南戦争を戦争だと考えていなかった」という作者個人の歴史の推論が語られるところが本書のクライマックスだろうか。犬の存在から、そこまで論を展開(飛躍?!)させるところが面白い。

     メインは幕末から明治のころにあるが、とにかく「犬」が出てくればありとあらゆる資料を読み漁ったのだろう。時代を超えての渉猟ぶりが凄まじい。
    例えば、「犬死」という言葉が『保元物語』『平家物語』に出てくることから、その言葉は「内裏での犬狩りに起源を持ち、武士の流行語として定着していった」と推論する。
    「狗吠え」という古代史に出てくる隼人という南九州の部族(国)の風習を遠くチベット(吐蕃・とばん)の狗吠えという挨拶の方法を日本の説話の中に取り入れたという私説を展開、『日本書紀』にある山幸・海幸の神話に出てくる、海幸の「子孫、八十代先までも狗人になります」(狗吠えをする)という隷属の意思表示を神武系集団による隼人征服譚だと話を広げていく執念にはひたすら脱帽である。

     この「狗吠え」の話は、玉岡かおる著『天平の女帝』の中でも隼人族の不思議な能力としてフィーチャーされていた。
     狗人になり、俳優(わざおぎ)の民となり(歌舞を演じる)、手や顔に赤土を塗り(身を汚して)隷属を示すという『日本書紀』の記述では、澤田瞳子著『孤鷹の天』の主人公のひとり奴婢の赤土を思い出させる。『孤鷹~』の中では単に奴婢とだけ記されていたが、身分が低いながらも常人離れした能力を持った赤土は、隼人族の出身者であることを、この名前から想起させるよう書かれていたのかもしれない。

     こうして話題は、犬たちにまつわる明治の大変革に留まらず、時空を超えてあらゆる例に飛び散っていき、さて作者の思惑通り”体系的に”まとまったのかは、やや疑問が残るところではあるが、この一冊で犬にまつわる面白おかしい知識、雑学は相当蓄えられる。

     なかなか楽しい一冊であった。

  • おくらせし人よりさきに人の家にやりたる犬はかへりきにけり
     明治天皇

     ペットショップなどでは犬好き・猫好きに分かれるようだが、私は戌【いぬ】年生まれのせいか、犬派。「犬たちの明治維新」という近刊を見て、即購入してしまった。

     時代は幕末から明治への移行期。さまざまなエピソードがあるが、この時期は、犬にとっても激動の時代であったらしい。

     それまで、犬には特定の飼い主はなく、「村の犬」として存在していた。ところが、ペリー来航後、飼い主という概念が移入され、犬の売買も始まったのである。

     とくに開港後の横浜では、洋犬が「カメ」と呼ばれて親しまれていった。その名の由来は、西洋人が「Come here(カム・ヒア=こっちにおいで)」と犬を呼んだのを、「カメ」と聞き間違えたからという。

     洋犬の飼い主となることが文明開化の象徴となる一方、1873年(明治6年)、「畜犬規則」布達。狂犬病対策など、公衆衛生上での規則であり、飼い主のいない犬たちは巡査が捕まえてもよいことになった。村の犬たちの受難の始まりである。

     そんななか、大の愛犬家だったのが、明治天皇。代々木の通称「犬舎」には、狩りの供をする猟犬が次々と贈られ、飼育専門家もいたという。掲出歌は、ある猟犬を人に贈るため、担当者にまかせたところ、その担当者が戻る前に犬が犬舎に戻ってきてしまった、という場面。しつけの行き届いた猟犬であったことがうかがえる。

     太平洋戦争期には、軍犬として供出させられ、村の犬はいっそう減少していった。
     
     動物の目から見る日本史、やはり興味深い。

    (2015年2月8日掲載)

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/704612

  • 幕末から明治維新までの間の日本の歴史を、「犬」に焦点を当ててまとめられた一冊。欧米文化が日本に流入すると共に、日本人にとっての外国語と、外国人にとっての日本語がどのように共鳴し、新しい認識を生み出したかが説明してあり、勉強になった。また、集めた情報をもとに、筆者がその時代に何が起こったかを仮説を立て、分析している点が独創的。共にその時代を分析している気分になれる。
    読後は、人間だけでなく犬も日本の時代の変化に翻弄されたこと、結果、人間によって犬の多くの命が犠牲になった事実を知り、悲しくなった。同時に、実家にいる愛犬と家族が、今共に生きることができていることに感謝をせざるを得なかった。
    事例は豊富なのだが、そのせいでかえって話が飛び飛びになり、やや読みにくい部分があったので、その点を踏まえ、星4つ。

  • 2016年2月新着

  • 名もない犬たちが日本人の生活とどのように関わり、生態がどう変化したかという研究を続ける著者。
    スマスマで杏ちゃんが紹介していた一冊である。
    日本の里犬がどのように絶滅していったか、人の歴史を辿りながら過程を追ったもの。幕末のペリー来航による日本の開国と共に日本の犬も開国。横浜港の外国人居留地ができると、欧米人とともに犬も日本にやってきて、日本の里犬と欧米の犬が比較され始める。
    明治政府による、すべての犬への飼犬化が行われ、「畜犬規則」により、無主犬は捕獲かその場で撲殺されたらしい。。
    戦時、金属類回収令=供出が出された。それに犬も対象となったらしい。
    むごい運命を辿った犬たちの歴史を知ることが出来る一冊。
    ・座敷犬として価値があった小型犬の狆(チン)
    ・洋犬=カメ

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著者プロフィール

仁科 邦男(にしな・くにお)
1948年東京生まれ。70年、早稲田大学政治経済学部卒業後、毎日新聞社入社。下関支局、西部本社報道部、『サンデー毎日』編集部、社会部などを経て2001年、出版担当出版局長。05年から11年まで毎日映画社社長を務める。名もない犬たちが日本人の生活とどのように関わり、その生態がどのように変化してきたか、文献史料をもとに研究を続ける。ヤマザキ動物看護大学で「動物とジャーナリズム」を教える(非常勤講師)。著書に『九州動物紀行』(葦書房)、『犬の伊勢参り』(平凡社新書)、『犬たちの明治維新 ポチの誕生』『犬たちの江戸時代』『西郷隆盛はなぜ犬を連れているのか』(いずれも草思社)がある。

「2022年 『文庫 「生類憐みの令」の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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