- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794218568
作品紹介・あらすじ
日本酒が日本から消えていく――。
地酒ブームで日本酒は長期低迷期から復活したようにみえるが、
実は大多数の地方蔵は未だ苦境にある。
地方の酒造、メーカー、酒販店、居酒屋を訪ね歩き、
「うまい日本酒」に全霊を傾ける人々に出会う。
そこで発見したのは、逆境の中にあって日本酒のレベルは
未だかつてないほど向上しているという事実だった。
うまい日本酒との出会い方のヒントが詰まった、酒を愛する人々に捧ぐ一冊。
感想・レビュー・書評
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10年前の日本酒時世の話をまとめたもの。日本酒は結構メジャーな酒と思い込んでいたが(自分が好きなだけだが)、どんどんシェアを落とし、蔵も減りやばい状況にあると。その中で独自路線で販路を開拓したり、売り方を工夫したり、哲学?を持って製造しているところをまわり、独自の日本酒観を提示する。
著者が日本酒好きなのは実によくわかった。ただ、主張があまりにも主観的に過ぎて、賛同しかねる点も多々ある。またその主張の振れ幅も大きく、日本酒界に物申す的記述に終始しすぎてて敷居が高い。もう少しビギナー向けでも良いのでは(啓蒙が目的なのであれば)。せっかくの見事な視点がもったいないと感じる。
でも、酒好きとしていいネタが仕入れられてありがたいことも事実であった。 -
現在の日本酒が置かれている環境について熱く語った本。
筆者は、やや過激なまでの日本酒信者と見受けられるが、だからこそ現在の日本酒業界への熱い思いがうかがえて興味深い。 -
日本酒を生業とする人々の話を通じて、日本酒の置かれている状況を描いた秀作。
ビジネスチャンスがありそうな雰囲気。これからもおいしい日本酒を飲むために、色々考えてみたい。 -
インタビューはおもしろいが、日本酒のうまさが伝わらない。
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素人にも読みやすくわかりやすく説明が書いてあって、飲み屋に行く数時間前にするする読めました。
2004年に書かれたようだけれど、歴史が色々書いてあって勉強になりました。吟醸じゃなく普通酒も飲んでみたくなる。