中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日―一極主義 vs 多極主義

著者 :
  • 草思社
4.08
  • (21)
  • (14)
  • (12)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 103
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794216373

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 分かりやすい。

  • 1

  • 北野幸伯〈きたの・よしのり〉の著作はインテリジェンス入門としてうってつけである。文章がわかりやすく、話題も広い。引用文献もあまり知られていない好著が多い。内容の重複が目立つが、きちんとバージョンアップしている。今のところハズレなし。
    http://sessendo.blogspot.jp/2016/08/vs.html

  • 北野幸伯は、ロシア在住のジャーナリスト。田中宇のような感じ。しかし、現在、中ロvs 米国の新冷戦が始まっているという世界情勢に対する分析。それも平易な文章での分析は見るべきものがある。

  • 北野氏のメルマガ「ロシア経済ジャーナル」を購読しているが、氏の洞察力の深さに感服し、この本を購入。読了後はアメリカのイスラム国家に対する本音と建前が手に取るように分かるようになる。氏はロシアに在住であるがゆえに、アメリカとイギリスの対日情報戦略による洗脳空間の外側にいるため、バイアスのかかっていない客観的な眼で国際政治を見れるのだと納得。ロシアウォッチャーにとっては佐藤優とともに眼が離せない人物である。

  • 今の国際情勢を知るにはうってつけの本。

    ここ10年の急激な国際関係の変化をしっかり知るために必読書。

    日本がどれだけ平和ボケしているかもある意味分る。

  • ・政治家はうそを言う。
    ・専門家の言うことはばらばら。
    ・ある国の未来分析をするときは、その国のライフサイクルを見るのが重要になる。
    アメリカ、EU、中国、ロシアだけおさえておけば世界のことはわかるようになる。
    外交とは金儲けである。安全を追求する手段である。
    国益とは金儲け(経済成長)と自国の安全である。
    アメリカはドル体制に挑戦する国であれば軍事力を使ってでもそれを阻止する。
    覇権は支配権。支配権の源泉は経済力と軍事力。
    アメリカの目標は覇権国家でいたがること。覇権国家は一度没落すると返り咲かない。アメリカにとって中央アジアは経済的、地政学的に中号の次に重要な地域。

  • 国際政治を見る目を短時間で変えてくれる本。読みやすさも抜群。
    この本の後は、ロシアのグルジア侵攻、サブプライム問題&リーマンショック、ギリシャ債務危機、TPPがおさえるべき話題かな?

  • 経済のことを語る上では、アメリカ、中国、ロシアのことを抜きに考えることはできない。しかし、新聞を漠然とよんでいるだけでは、今ひとつそれぞれの国の本当の事情というのがわからない。結局、本音はなんなのか、それを知りたくてこの本を読んだ。
    著者は、プーチン大統領の元ブレーンとともに日露ビジネスコンサルティングをされている方であり、なぜ、ロシアがからんでくるのか、という点も詳しく触れてくれている。
    著者いわく、世界情勢を読む上で、重要な要素は5点に絞られる。
    国家のライフサイクル、主役と準主役、国益、指導者、通貨と資源である。
    例えば資源という味方をすれば、石油がある。
    アメリカは世界第一位の消費国である、第二位は中国。しかし、石油は11年後に枯渇するといわれている。アメリカがとらなければならない対策はなんだろうか。中東の支配と、中国の民主化である。そして、石油埋蔵量世界第2位のロシアの支配である。
    ロシアにしてみれば、アメリカと中国が対立してともに没落してくれればいいと思っている。ということだ。
    このような考えると頭が痛くなるような問題を非常に平易な文章でわかりやすく書いてくれている。
    まるでコミックを読んでいるようだ。しかしわかりやすい。
    私のように、世界情勢に疎いと思われている方にオススメしたい一冊です。

  • サダム・フセインは原油の売買にドルではなくユーロを使おうとした。 それがアメリカがイラクを攻めた本当の理由。 結果的にはイラクは独裁者から解放され、リーマンショックまでの延命処置にはなった。 本のタイトルには反映されていない、その部分が印象に残った。

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

国際関係アナリスト。1970年生まれ。19歳でモスクワに留学。1996年、ロシアの外交官養成機関である「モスクワ国際関係大学」(MGIMO)を、日本人として初めて卒業(政治学修士)。メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」(RPE)を創刊。アメリカや日本のメディアとは全く異なる視点から発信される情報は、高く評価されている。2018年、日本に帰国。
著書に『中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日』(草思社)、『隷属国家日本の岐路』(ダイヤモンド社)、『日本人の知らないクレムリン・メソッド』(以上、集英社インターナショナル)、『日本の地政学』(小社刊)などがある。

「2022年 『黒化する世界 ――民主主義は生き残れるのか?――』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北野幸伯の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ロバート キヨサ...
ロンダ・バーン
デールカーネギ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×