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- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791770748
作品紹介・あらすじ
未知と既知、科学と哲学、事実と虚構、記憶と忘却。背反するどちらか一方に定位するのではなく、その〈はざま〉で紡がれた思索が、わたしたちの日常に深く根ざした「真理」や「常識」に揺さぶりをかける。科学哲学、分析哲学、現象学、物語り論の境界線上に、しなやかな文体で刻まれた、哲学的探究の軌跡。
感想・レビュー・書評
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はざまをキーワードにした論文集。哲学史的な論考も多く,久しぶりに勉強している気になった。特にフッサールの思想的変遷はコンパクトで分かりやすかった。
野家啓一はずっと科学哲学の人だと思っていて,あまり興味はなかったのだが,現象学と分析哲学の架橋という側面があってもっと早く読んでおけば良かったと思わなくもない。ドストライクではないけれども押さえておくべきだった。
あと,個人的には改めてデカルトから始めなくてはと思わされたのが収穫だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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