- Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791108480
作品紹介・あらすじ
『いやな気分よ、さようなら』は、発売以来、英語版で300万部以上売れ、「うつ病」のバイブルと言われている。抑うつを改善し、気分をコントロールするための認知療法を紹介する。最近の大規模な調査によると、『いやな気分よ、さようなら』を読んだうつ病の患者さんの70%が、他の治療を併用することなく4週間以内に改善し、3年後でもその良い状態を維持していた。この効果は、薬物療法や他の精神療法と比べても、優れているものと言えよう。抑うつや不安な気分を克服するための最も効果的な科学的方法を、本書を読むことにより、学んでください。
感想・レビュー・書評
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心が洗われるというか、「ああ、そうなんだよなあ」と思わされる内容です。
納得した後心がスッキリした気持ちです。
まず、認知の歪みが提示されて、それ以降の章でそれに陥らないための手法が挙げられていきます。
実践していけばもっともっと効果が出るんだろうな。
認知の歪みの怖さがわかる一冊です。 -
分厚さに辟易しますが、読み始めれば自分のためになることしか書いてありません。
持っていたい本です。
『認知の歪み』は現代の必修科目といってもいいんじゃないでしょうか…と私は思っています。
これが知りたくて買いました。メモして貼ってあります。
私は高校生の頃にうつ病になりました。今はうつは解消して、心理カウンセリングを中心に受けています。
この本があると受診の質が上がる気がしますし、日課のセルフカウンセリングの際にも参考にしています。
自分がなぜうつになったのか、なぜモヤモヤや憂鬱感が湧きやすいのか…。
その厄介な考え方のクセがよ〜くわかります。
つらいです。
でもそこに気付くことが大きな一歩なんですよね。
自己理解でもあり、他者理解にもなります。
ただ、うつ病の真っ只中ではこんな分厚い本を読む気力もないですし、実践できる気もしなかったと思います。
周囲の人が押し付けるのもプレッシャーで逆効果です。
その人にはその人のタイミングがあります。
また、以前カウンセラーさんに
「認知行動療法は本来は専門家と一緒にやるものだからね」
と釘を刺されたこともありました。
(治療法なのだから当然だけれども)
自分の弱さと向き合うのは、疲れます。
たぶん、元気な人でも疲れます。
たとえ楽しくても疲れます。
心が軽くなることもあれば、却って落ち込んでしまうこともあります。
実践するのなら無理はしないでください。
もし実践してみて難しい、苦しいと感じるなら、1人で頑張らず専門家や信用できる人を頼ってください。
これが本当に、1番大事です!
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一家に一冊あるべき、と思わせるほどの良書。
抑うつ克服法というタイトルのため、自分はうつでないから大丈夫、と素通りしがちだが、うつでない時でも効果的。まるで予防接種のように役に立ちます。
ただ、コンパクト版といえども400ページは、ゆうにあるので、つまみ食いのように、自分が気になるトピックだけ読むのもよいかもしれない。
基本的に、「書き出す」ということが解決策として挙げられており、表を作り、書いていく、というのが主な解決法となる。
P35の「認知の歪みの定義」に関しては、ブックマーク必須。今の自分の感情、特に負の感情が一体どれに当てはまるのか、振り返るための備忘録としてすぐ開けるようにしておくべきである。
また、ある程度の気分の落ち込みに対する解決策を探すのにも、この一冊で充分役に立つ。
ネタバレになるので、詳しい内容は避けるが、「転ばぬ先の杖」という言葉が似つかわしい一冊。
Kindleに電子版がないのが惜しい。 -
本当に助けられたし、今も支えられている。
心の安定剤みたいに、気持ちが沈んだら
パラパラと読み返しています。
読む度に、頭の中が整理される感じです。
ああ、そうだったって気持ちが軽くなります。
また自分で自分を虐めてるって気付かしてくれる。
私には必要な本。読んで良かったです。 -
最近メンタルにダメージを負うことが多いことと、不安な気分がなかなか晴れないこともあり購入。
単純に慰めや自分を許しましょうといった類いのものではない。
鬱は認知の歪みから発生するため、この認知の歪みを正常に戻すトレーニングを行うことで克服可能なものとのこと。もちろん、重度の鬱には精神科医の診断を早急に受ける必要があると著者も主張しているが。
このトレーニングを少しずつ日常生活で取り入れていこうと思う。但し、自分ととことん向き合うトレーニング満載なので、無理せず実践しないと息切れしそうだと感じたのも事実。
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かなり重度のうつ病にかかり何年も辛い生活を送っていたのですが、ついに耐えられなくなって精神科に通いはじめたときに主治医の先生から勧められた一冊。海外の著者ですが、自分に当てはまることばかりで、驚きました。これまでの辛く耐えがたい気分が認知の歪み、自動的な思考から来ていることに気づき、不必要な罪悪感に苛まれることの無用さを知りました。これからの生活の支えとして、繰り返し読みたい一冊です。
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うつ病発症から3年ほどが経ち、一度は少し良くなったもののまた再発してしまいました。
不安で無気力でいつもそわそわ、抑鬱の気分だったのが、よくなった!とは言い切れないもののそこそこ不安が減り、なんとか生活できるくらいになりました。この本に出会えて本当に良かったです。
元々本を読むことだけは鬱でもできているタイプだったのでこの分厚さでもなんとか読めました(この鬱をどうにかしたいという強い気持ちがあったからかも。)
特に有効だと思うのは認知の歪みを知ることとダブルカラム法。
負の感情が湧いたらすぐに頭の中で反論するのは実践しやすくていつもやっています。
様々な面からうつの症状について述べられていて何かしら自分がピンとくる章があるんじゃないかと思います。 -
鬱に本当に効果がある。薬がなくても、鬱の症状を緩和することができると自信が持てた。単に、精神論とか気持ちの問題ではなく、自分の捉え方、考え方に原因があり、捉え方や考え方なら自分で改善する余地がある。すぐには難しい部分もあるけど、しんどくなったときに実践することで、少しずつ良くなっていることが実感できると、実践する方が楽になれると自然と思うことができた。
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自分の性格を客観的に捉え、自己分析ができる余裕ができた頃に読むほうが良いと思います
あるいは大切なひとの気持ちを察するヒントになるかもしれません
休み方を覚えて焦らないでください
自分なりの怠ける方法を見つけてください
怪我や風邪と違い、治る=元の自分に戻るでは無いと思うんです
文中のキーワードはその後の生活にとても役に立った記臆があります
「認知の歪み」、、、ドキドキする。
「認知の歪み」、、、ドキドキする。
現実を超冷たく極端に捉えることがうつのひとに共通した特徴らしいですよ。
精神科医は、口を揃えて言うことです。
現実を超冷たく極端に捉えることがうつのひとに共通した特徴らしいですよ。
精神科医は、口を揃えて言うことです。
「超冷たく極端に捉える」
思い当たる、、、
猫は好き嫌いが激しく、極端過ぎる時があると反省しています。
「超冷たく極端に捉える」
思い当たる、、、
猫は好き嫌いが激しく、極端過ぎる時があると反省しています。