親と子の「伝える技術」

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  • 実務教育出版
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788910645

感想・レビュー・書評

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  • 言語能力は思考能力(厳密にいうと思考をアウトプットする能力かな)に直結する、に合意。
    この本で紹介されてた「1分間スピーチ合戦」は是非やってみたい。
    我が家では毎晩「今日楽しかったこと発表会」と称して似たようなことをやってはいるのだけど、本を読んでハッとしたのは「親も本気だせ!!」と。
    すみません、子どもしかスピーチやってませんでした。
    むしろ親こそトレーニングすべきだよな。今日からやります。
    また、まずは「SeeThinkWonder」の構造でやりはじめるといいですよと。
    あと、この本では「伝える技術」をレクチャしてくれますが、肝心なのは「何をこども伝えるか」だよね。
    親側のスピーチでは、仕事って楽しいとか、こんなことがあってこう思った(行動した)とか、ポジティブな気持ちを伝えていきたいな。

  • 2017.3 市立図書館

    これはぜひ実践しようと思った。
    購入も検討。

  • 登録番号:0142383、請求記号:379.9/Mi58

  • 2018/03/16
    まだ我が子は話すところまで成長していないが、意識すれば育児だけでなく仕事でも役に立つのではないかなあと思いながら読みました。
    三谷さんのほかのビジネス書も読んでみたくなりました。

    脱ワンワード、実践しようとするとどうしても伝えたいことがくどくなるので、私自身が1分間スピーチで「See think wonder 」を意識して要点をまとめるトレーニングをしないといけないですね。
    ルールを家族で決めるということも、今後モバイル機器をもたせたり、行動範囲が広がるに連れて守ってもらいたいことがたくさん出てくると思うので参考にしたいです。ただき夫にも一緒にやってもらわないといけないので、そのハードルが高い気がします…

  • 子供をワンワードでの叱ることをやめ、叱るに至る因果を説明する。子供の話を最後まで聴いてあげる。察しの悪い親を演じ、子供に説明させる。取り入れたいことが書かれていた。
    なんだか部下の教育にも活かせそう。

  • 【子育て・教育】親と子の伝える技術 / 三谷宏治/20170316/(30/626) <197/73362>
    ◆きっかけ
    ・【読書・勉強】戦略読書/三谷宏治/20160414(45/471)<437/38210>を読んで。

    ◆感想
    *著者の活動領域は、てっきり大学院教授や「経営戦略全史」に代表されるビジネス畑かと思いきや、もう一面(=自らが3人の女の子のパパであることに基づいた子供の教育)
    ・脱ワンワード週間で言語能力・理解力を上げるは是非やりたい(今のところ我が子は大丈夫そうだが)
    ・この脱ワンワード化の背景には、「思考能力が言語能力を規定するのではなく、言語能力が思考能力を規定する。その言語能力は幼少期に鍛えれ、大人になってからの幸せ度を大きく左右する。」という考えがあるのだろう、これにはとても納得。

    ◆引用
    ・ムリという言葉はやる前からあきらめることだから良くない。
    ・伝わらないのは曖昧だから、聴かないから、小言ばかりだから。5W1Hをはっきりさせる。まず聴く、上手に3倍褒める。
    ・伝えることは少しでいい。
    ・任せるルール:ある期間、ある範囲で、やり方も含めて自由にやっていいとはっきり伝える。
    ・ふたをして=>絵具が乾いちゃうからふたをしてあげて。ダメになったらお兄ちゃんががっかりするわ。=>相手の気持ちを考える習慣になる。
    ★子どもが育つ魔法の言葉("Children Learn What They Live" by Dorothy Law Nolte)
    ―けなされて育つと,子どもは,人をけなすようになる
    ―とげとげした家庭で育つと,子どもは,乱暴になる
    ―不安な気持ちで育てると,子どもも不安になる
    ―「かわいそうな子だ」と言って育てると,子どもは,みじめな気持ちになる
    ―子どもを馬鹿にすると,引っ込みじあんな子になる
    ―親が他人をうらやんでばかりいると,子どもも人をうらやむようになる
    ―叱りつけてばかりいると,子どもは,「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
    ―励ましてあげれば,子どもは自信を持つようになる
    ―広い心で接すれば,子どもは,キレる子にはならない
    ―誉めてあげれば,子どもは,明るい子に育つ
    ―愛してあげれば,子どもは,人を愛することを学ぶ
    ―認めてあげれば,子どもは,自分が好きになる
    ―見つめてあげれば,子どもは,頑張りやになる
    ―分かち合うことを教えれば,子どもは,思いやりを学ぶ
    ―親が正直であれば,子どもは,正直であることの大切さを知る
    ―子どもに公平であれば,子どもは,正義感のある子に育つ
    ―やさしく思いやりをもって育てれば,子どもは,やさしい子に育つ
    ―守ってあげれば,子どもは,強い子に育つ
    ―和気あいあいとした家庭で育てば, 子どもは,この世の中はいいところだと思えるようになる
    ・人間の自発的なやる気のもとは有能感と対人交流。
    BOOK 死ぬまでに仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉
    ★今日の出来事をSee, Think, Wonder(今日会ったこと、見付けたこと+それでわかったこと+そこから思ったこと)で。
    ・話すネタ
    http://today.hakodate.or.jp/
    料理ネタ(なぜ今日この料理になったか?)
    今日の気分(とその原因)
    今週の目標ネタ(宣言と理由)
    ★話の構造化
     -類比(もし●だったら)=>発想力UP
     -重要思考(重みX差)=>論理思考UP
     -具体例、一般化、検証
    ・褒めるコツ
     -もっと教えて、で持ち上げる
     -重要思考で褒める。なぜ大事に思っているかを尋ねる
    ・わが家のルールを作る。紙に書いて壁に張る。
    ★ほめることは子供の未来の貯金
    ・子どもの大事なことを理解する。
    ・大人になってからの幸せ度は、子供のころの学力ではなく、社会的つながりによって決まる。
    ・他者に助け受け入れ、他者から受け入れられ好かれる、そんな子供は将来幸せだと感じられる大人の道が開けている。
    ・幼少期の言語能力を高めることは、学力向上だけでなく、大人になってからの幸福度UPにも役立つ。
    ・10歳までは幅広く自由に学び活動するほうが、将来につながる。
    ・今の時代、家族以外との接触機会は意識的に作る必要がある。子供同士のぶつかりあいの遊び。斜めの関係
    ・子育ての目標=自立=守る力、つながる力、役に立つ力
    ・子供の自立には思考錯誤が必要=>察しの悪い親になる、上手にほめる、先回りしない
    ・親の役割:いつもあかるく、子供に涙や迷いを見せない、子供の不満や否定的な気持をポジティブに変えてあげる
    ・簡単に塾に行かせない。どうやったら学力があがるか、という子供自身の思考錯誤の機会が失われる
    ・決まりきったことより、成功するかも失敗するかもわからないことのほうが面白いと伝える。
    ・NET United Children
    ・テスト結果:点数を聞く、平均点や偏差値を聞く、何を間違えたか聞く、その間違いは勉強不足ORケアレスミスなのか聞く、次回の点数向上のために何をするかの計画を聞く、3日後に計画書を提出させる
    ・欲張らない
    ★思考能力が言語能力を規定するのではなく、言語能力が思考能力を規定する。その言語能力は幼少期に鍛えれ、大人になってからの幸せ度を大きく左右する。
    BOOKルークの冒険
    BOOK自分から勉強する子の育て方

  • わかりやすく、読みやすい上に、実践的でとてもよかったです。
    ワンワードには納得。
    かかっている小学校にもぜひ取り入れてみようかな。
    右に文章、左は写真で、なんとなくプレゼンテーションZEN的な作りを感じるのですが、海外の風景と内容に違和感がある部分もあります。イメージとして入りやすいのもあるのですが。

  • 子どもの「表現する力」を楽しく育てる3つの習慣 ―
    http://jitsumu.hondana.jp/book/b109844.html ,
    http://www.mitani3.com/

  • ビジネススクールの先生でもある三谷宏治氏の育児本。

    教えるよりも、察し悪く待つことの重要性を説いています。

    脱ワンワード、1分スピーチ合戦、ダイジルールでほめる、など面白い取り組みが紹介されています。

    特に脱ワンワードやほめることは、実践されているご家庭も多いかと思いますので、特に目新しさはありませんが、1分スピーチ合戦は準備は大変だけれども、実践できればコミュンケーションが豊かになりそうな取り組みだと思いました。

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著者プロフィール

金沢工業大学大学院 教授
1964年生まれ。87年東京大学理学部卒業。92年INSEAD卒業。経営学修士。87年ボストンコンサルティンググループ入社。96年アクセンチュア株式会社入社。アクセンチュア 戦略グループ エグゼクティブ・パートナーを経て現職。

「2023年 『マンガ ビジネスモデル全史〔新装合本版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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