クリエイティブを共有! SHOW YOUR WORK! "君がつくり上げるもの"を世界に知ってもらうために

  • 実務教育出版
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788908154

感想・レビュー・書評

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  • 開発者として働いているが、私が今の会社に入ったきっかけは「Yak Shaving」というエンジニアにしかわからないニッチな慣用句をもとにしたTシャツを作成していたからである。エンジニア採用イベントに参加したところ、現CTOが私の作ったTシャツを着ていたのだ。私は開発の技術そのものではなく「Tシャツ」で最高の職場を手に入れた。きっかけはどこから来るかわからない。

  • タイトルの通り共有についての話だけど、創作活動をしていく中でモチベーションを他人に左右されやすい人は是非この本に触れてほしいと思いました。

    自身は特にチェーンスモーキング(作り終わった作品のフィードバックを待つのではなく、作り逃したこと、実現できなかったことなどを燃料にまた作り始める)という考え方が参考になり、実行していきたいと思いました。

  • シンプルだけど、良い本だった。たまに読み返したい。

  • 発信を苦手とする人々への向けての一冊。
    何を発信すればいいか分からないし、怖いし、そもそも発信するものもないしという自分のヒントになりました。
    共有し過ぎてもいけない、日記じゃないんだからというのは、なるほどと目から鱗。
    この本の執筆された年と今とじゃSNSも大分様変わりしたが、どれも実践と挑戦する価値のあるなと感じた。
    取り敢えずID取得をしただけで動かす気はなかったSNSアカウントを動かそうかしらという気持ちになった。

  • スクラップブックプロセスアート

  • お悔やみ欄を読む
    →死じゃないむしろ生
    成果ではなくプロセスを考えよう
    →背景を見せる。エゴを捨てプロセスの共有
    ex.インターネット、SNS
     プロセスの共有
    「モノを作りなさい。誰も君の履歴書になんて興味はない。君の小さな指で作ったモノが見たいのだ」

    1日に1回、情報発信をする
    →今現在何に取り組んでいるか。方法はなんでも良い。最新のものを取り入れるのを怖がらない。時間は探そう。ただし、インターネットに投稿した情報は全員が見られるようになるということを忘れないこと。※「共有」と「共有しすぎ」は大違い。

    「ストックとフロー」
    →ストックを築くには、フローを収集・整理して広げる。共有すること。
    知識を溜めすぎない。「読む」無くして「書く」はない。自身を形作るのはセンス。受けた人やモノはどれも共有する価値がある。私が誰なのか、どんなことをしているのかを知ってもらうのに役立つ。

    クレジットを明記
    企業秘密を公開
    →人に教えたからと言って、仕事の価値が下がるわけではない。むしろ上がる。関心を持ってもらえる。

    ⭐︎必要なのは目玉の数ではなくてハート
    →数ではなく質
    人生は「誰を知っているか」に尽きる。
    ⇨君は誰なのか、君は何をしているのかに左右される。好きなモノを作って好きなことについて語ろう。そうすれば同じようなモノが好きな人が寄ってくる。
       
    ⭐︎みんなにどう思われるかを気にするのではなく、肝心な人にどう思われるかだけを気にした方がいい。→誰のフィードバックなのかが大切

    自分のために作品をつくる
    もういちどはじめるという感覚

  • ・好奇心の棚
    →珍品への興味
    →本、骨、石、宝石、レコードなど
    自分のアイディアはそれらから生成される

    ・シェアすること
    →情報は発信する

    ・とにかく続けよう
    →「やっている」「やっていない」の間の壁は高い

  • 前書に比べると、創造性を刺激する点は薄まってしまい、ちょっと拍子抜け感が否めませんでした。

    おそらく、彼の思う創作をし、広める点において必要なことなのでしょうが、連続して読むものではなかったかな、というものでした。

    ある程度の創作活動を行って、さらにファンを拡大していきたい向きを考えると、ここに書かれていることは基礎的知識として知っておくべき内容であるとも思えます。

    大事なことって退屈になってしまうのだなぁ、という一例でした。

  • 献本御礼。頂いたにも関わらずA5変形サイズでイラストと本文というレイアウトに「この手の本は薄っぺらいことが多いんだよなぁ」というネガティブな印象を抱いていた。チーズはどこにあるんだろうーという感じで。

    ところがこの本は「クリエイターが作品を知ってもらうための心構え」について、真摯に、丁寧に、書かれている。


    [private]目次を抜き出します。
    <blockquote>1.天才である必要なんてない
    2.成果ではなくプロセスで考えよう
    3.毎日ちょっとずつ共有
    4.好奇心の棚を開け放とう
    5.物語の腕を磨こう
    6.知っていることを教えよう
    7.スパム人間になるな
    8.パンチの受け止め方を覚えよう
    9.裏切ったっていい
    10.とにかく続けよう</blockquote>


    目次にあるような心構えについて、実際のミュージシャン、アーティスト、作家、映画監督などの名言が引用されおり、それが著者のメッセージへのより深い理解と共感を促してくれる。


    <blockquote>多くの人は、仕事の成果だけを見ることに慣れすぎている。そのせいかを生み出すまでの仕事の過程については、見向きもしないんだ。(マイケル・ジャクソン)
    </blockquote>
    <b>1日1回の情報発信は、履歴書や作品一覧よりもよっぽど、今現在何に取り組んでいるかがわかるという意味で優れている。</b>
    「集める」と「作る」に大きな差はない。作家の多くは「読む」と「書く」という行為を同じスペクトルの両側にある2つのものだと考えている。<b>自分が影響を受けた人物やモノはどれも共有する価値がある。</b>自分が誰なのか、どんなことをしているのかを知ってもらうのに役立つからだ。時にそれらは生み出した作品よりも雄弁に語る。


    <blockquote>みんなにどう思われるかを気にするのではなく、肝心な人にどう思われるかだけを気にした方がいい(ブライアン・マイケル・べんディス:アメリカのマンガ原作者)</blockquote>
    面白い人間になりたければ、面白いとおもえ(好奇心を抱け)、オンラインでフォローしてくれる人の数を気にするのは、辞めて、フォローしてくれる人の質を気にしよう。当然の「対価」を支払おうとせず、その場で直ぐ分前にありつこうとする「スパム人間」になってはいけない。

    <blockquote>いちばん大事なのは注目を払うこと、注目は命だ。注目はあなたと他者をむすびつけるのだ(スーザン・ソンタグ)</blockquote>

    ファンが欲しいのならば、まずは自分が(誰かの)ファンになること。コミュニティに受け入れられたいのであれば、まずは自分がそのコミュニティの善良な市民になること。


    <blockquote>強迫観念のように恥をかくのを避けるのは、一種の自殺行為だ(コリン・マーシャル)</blockquote>「
    <b>恐怖とは、想像が間違った方向に進んでしまっただけのケースが多い</b>。批判を浴びれば浴びるほど、痛くも痒くもなくなる。作品は作品であって、自分自身ではない。これは仕事の大部分を自分と重ね合わせるアーティストには受け入れ難い事実だが、作品だけでなく自分自身を愛してくれる家族や友人を大切にしよう。


    <blockquote>「ほしがるものをやめたとたん、それは手に入る」
    アンディ・ウォーホル</blockquote>
    ルネッサンスだってお金があってからのこそ。寄付の呼びかけ、クラウドファンディングなど形態はなんであれ、作品と引き換えに金銭を求めるのは本当に価値のある作品を世に出そうとしているという自信があるときだけにしよう。そして適正な価格をつける。相手に財布を出すようお願いすると、その人がその仕事に実際どれくらいの価値を見出しているか分かってしまう。

    <blockquote>「僕は何かを追求うしているという感覚が欲しい。お金が儲かるのなら、それはそれでいい。でも、僕はどちらかと言えば追求がしたいんだ。追求心なんだよ、僕が求めるのは。」ジョン・コルトレーン</blockquote>
    [/private]

    何かをクリエイションして対価を得ようしている友人に配って回りたい。そんな一冊です。

  • わくわくできます

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著者プロフィール

絵を描く作家。『クリエイティブの授業』『クリエイティブを共有!』や、新聞記事の黒塗りで作った詩集『Newspaper Blackout』の作者として知られる。NYタイムズやウォール・ストリート・ジャーナルなど各種媒体で作品が取り上げられるほか、「デジタル時代の創造力」をテーマに、Pixar、Google、SXSW、TEDx、エコノミストなどで講演を行なっている。家族とともにテキサス州オースティン在住。

「2022年 『クリエイティブの授業 10TH ANNIVERSARY GIFT EDITION』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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