- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788714922
感想・レビュー・書評
-
友人から紹介されて手に取った本。
流しの公務員ってなんだ?と思っていましたが、数年単位で求められる自治体において問題解決に尽力する役割のようです。
霞ヶ関の官僚から地方自治体の一般職への異動は異例中の異例のようですが、倒産寸前の公的病院の再生とそれにつながるまでの各自治体での経験談がとても面白かった。
私も様々なプロジェクトを手掛けることがありますが、若干自分の思い通りに進めてしまうことがあるので大いに反省…。
自分が去った後でも手掛けた仕事が成長し続けるように根が張るように水を与えるのが理想とのこと。
とても腑に落ちました。
新年を迎えるにあたり、良い示唆を頂いた本でした!
オススメ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
霞が関のキャリア官僚の座を捨て、現場で問題解決にあたる道を選んだ元総務省官僚、山田朝男さんの実話。問題解決を依頼されればどこにでも赴くことからついたニックネームが「流しの公務員」。
出向先の自治体での街起こしイベントから始まって、赤字に苦しむ公立病院の再生まで手がけた問題は多岐にわたります。
元職場の総務省とのやり取りなど、山田さんのキャラクターの面白さ(異色さ)に目が行きがちですが、山田さんの問題解決の手法は極めてまっとうなものです。
曰く、
「仕事とは問題を解決することだ、問題とは、あるべき姿と現状のギャップ。問題には、見える問題、探す問題、作る問題の3種類ある」
「問題解決に当たって気をつけることは、
①問題の本質から逃げない、②どこがゴールかはっきりさせる、③関係者を巻き込み、その気になってもらう」
問題解決の面白さを知り、明日に勇気をもらえる一冊でした。
5年ぶりに新しい仕事につくことになりました。全く経験もなく自分に果たしてできるか不安だらけですが、自分に求められる役割について考えぬき少しでも貢献できるよう、一日一日努力を重ねたいと思います。 -
読み物としても読めますが、マネジメント層の仕事術的なHowTo本としても有益。
公務員の管理者層やプロデューサー、プロジェクトマネージャーなどは一読の価値があるかと思います。
払ってもいい金額:1,500円 -
人を巻き込んでいくこと、自分事に変えていく大切さを感じた。
-
面白いだけでなく、物事の考え方など参考になった。読後、購入した。
-
自治体でのプロジェクトの進め方、困難にどう立ち向かうか、非常に面白かった。
-
先日、職場に講演に来ていただきました。
公演が始まる前に、少しお話もでき、感謝しております。 -
自治省をやめて、自治体職員として働くようになった人の話。
オープンでやったほうが、狭い社会なので逆に動きづらくなる。
お金を集めて温泉を掘って、そのあとで自治体に屋根をつけてもらう。