少年の「問題」/「問題」の少年―逸脱する少年が幸せになるということ

著者 :
  • 新曜社
4.67
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 26
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788516427

作品紹介・あらすじ

「やりたい放題」にみえる「問題」の少年たちは、「問題」をかかえた少年たちでもある。「荒れた」学校でのフィールドワークとインタビューを通して、少年と教師、教師同士の「関係性」をとらえ、何が彼らの幸せにつながるのかを探る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 主に教師に焦点を当て、少年が立ち直っていく過程で教師がどう取り組んでいるか、取り組みに熱心な教師や理解のある教師が、それ以外の教師とどう関係を結んでいくとよいのか、とても詳細に冷静に淡々と書かれている。

    教師と生徒より、教師間や教師と警察などの記述が多く、それらの間の関係の作り方が学べる。最初は、教師間はどちらかというと無関心、警察とは相互不信であるのが、意外だった。なかなか最初から協力はできないのだなあ。

    学校だけでなく、家庭や地域組織でも活用できると思う。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

滋賀県立大学人間文化学部人間関係学科教授。専門は臨床心理学(学校領域、犯罪・非行領域)

「2019年 『少年の「問題」/「問題」の少年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松嶋秀明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×