つたえるエッセイ―心にとどく文章の書き方

  • 新泉社
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本棚登録 : 53
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787718136

作品紹介・あらすじ

読み手の心を動かすエッセイ作成術!

採用試験での課題文、就職試験のエントリーシート、新しい企画の提案書、転職をするため自己PR文、辞職をほのめかした部下を思いとどまらせるメール、東京の大学に通う子どもに地元に帰って就職するよう説得するライン……。大人が真剣に文章を書かなければならない場面は、まだまだたくさんあります。それはまさに、「手段を選ばす相手を動かしたい状況」ばかりです。
そんなときに使えるとっておきの文章作成術のコツを紹介しました。
読み手のこころを動かすには、論理的な文章が書けるだけではダメ。美辞麗句を散りばめただけの文章でもダメ。下手でも相手のこころを動かせれば、それがいい文章といえます。
そんな文章を書くための秘訣を、余すところなく紹介しました。
大学で文章作成術の講義を持つ著者ならではの、わかりやすい文例が盛りだくさんです。現役大学生が書いた文章の添削例も付いているので、実用書としても使えます。

感想・レビュー・書評

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  • なぜ文章を書くのか?
    自分の考えをまとめるため、伝えるため→50点
    自分の考えを伝える+自分がのぞむ反応を相手からひきだすため→100点(exラブレター)


    心にとどく文章(≠ひとりよがりの文章)を書くコツ

    ・タイトルの付け方4パターン(これで文章は決まる)
    魅力的なタイトルに変えたらベストセラーに!数千部→五十万部へ タイトルを変えただけなのに。
    タイトルのつけ方4パターン
    ①主要人物の名称にちなむ
    ②叙述の対象となる出来事の舞台
    ③キーワードやキーアイテム
    ④叙述の対象となる出来事や主題を象徴的にあらわすフレーズ
    →この中から、「自分のいいたいこと」を書いていけそうなものを選んでタイトルをつける

    ・副詞・形容詞(ごまかしの表現。読者が積極的に文章を批評できない)から、比喩や具体的な数値にかえる。村上春樹は比喩の名人。「村上春樹 読める比喩辞典」

    ・一文が八十字を超えたら絶対アウト

    ・書き始めは、①日頃考えていること・得意なこと②ある場面(シーン)

    ・意外性や一見関係なさそうな要素を入れることなどが、シーンの印象を強くする。

  • まだ、あまりエッセイを書いていないので共感が少なかった。

    タイトルの付け方で文章は決まる

  • 59

    ・オトマトペは美しい。
    ・意外性は遠いものの掛け合わせ
    ・伝えることは、自分自身への発見があること。

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著者プロフィール

1957年、大阪市生まれ。聖徳大学教授、文芸評論家。大阪外国語大学(現・大阪大学)ロシア語学科卒。毎日新聞社で東京本社学芸部長、論説委員などを務めたのち、2015年から現職。著書に『文学館への旅』(毎日新聞社)、共著に『平成の文学とはなんだったのか』(はるかぜ書房)、『つたえるエッセイ』(新泉社)、『村上春樹で世界を読む』(祥伝社)、『司馬遼太郎を歩く』全3巻(毎日新聞社)など。聞き書きに吉本隆明『日本近代文学の名作』『詩の力』(ともに新潮社)。「東京新聞」「産経新聞」、「毎日新聞」のサイト「経済プレミア」で書評を執筆中。

「2021年 『教養としての芥川賞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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